ポジティブになれない人のための【ネガティブ道】そのままで幸せになる方法

ネガティブ

「皆と同じようにしなきゃ」と思うなら、それこそネガティブ。



「ポジティブになれ」っていうから、必死でポジティブになろうと思ってるけどツラい……


「ポジティブになれ」って言われて、「ポジティブにならなきゃいけない」と思っているなら。

  • 「世間の方法」に合わせようとしている
  • 「言われたとおりにしなきゃいけない」と思ってる
  • 「ネガティブな自分」を否定している

どう考えても、ポジティブじゃないですね。



あなたは他の人たちと同様、長い間、「悪い気分」の代わりに「良い気分」を得ようと頑張ってきたのではないだろうか?

(中略)

(悲しいことに)思考や感情のコントロールに失敗すると、自分は無力だという思いが強められることが分かっている。

(by 幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない)

ポジティブになろうとすればするほど、無気力になってしまうことが、心理療法家によって明らかにされているんです。

頑張れば頑張るほど無気力になるのは、当然だったんですね。




必要なことは、ポジティブになろうとするよりも、「ネガティブ対策」をしていくこと。

とりあえずできることとして、自分だけのマイルールを決めてみることをここではオススメします。

マイルールを定める例

「幸福度」は、「コントロール感」に関係するとも言われます。

自分の人生を、自分でコントロールできているという感覚

だから、誰かに言われたやり方ではなく、マイルールを決める。

自分で決めることが大事です。

たとえネガティブであっても、自分でコントロールできていれば、幸福度は上がるんだ。

注意

ここで、マイルールを定める例を挙げてみます。

これが絶対というわけではなく、自分に合うものがあれば参考にしてみてくださいね。

1.「気にしない」よりも、「大いに気にする」

ネガティブ

よくあるアドバイス

  • 気にしないほうがいい
  • 考えないほうがいい

でも、気になっちゃうし、考えちゃうんだ。



しかも。

ネガティブな人は、こう考える。

  • 気にしすぎる自分は、ダメなのか?
  • 考えすぎるから、うまくいかないのか?



「ダメ」とか、「うまくいかない」とか思うと、ネガティブ・ループにおちいりますよね。

ならば。

「気が済むまで考えてみよう」と、積極的に考えてみるのも手です。


そもそも人は、あまのじゃくだから。

  • 「○○しちゃダメ」って言われると
    • ますます、したくなる
  • 「○○しなさい」って言われると
    • ますます、したくなくなる
 

「気にしない」「考えない」というのは、脳には無理な作業です。

「考えない」のではなく、別の作業に集中するしかありません。

瞑想や運動をするのは、「考えない」と考えるよりもオススメですよ。

2.「宣言する」より、「ぼんやり眺める」

ネガティブ

宣言がプレッシャーになるなら、やらなくていい

こんな話も、よく聞きます。

  • 目標は、声に出して宣言してしまったほうがいい
  • 人に話すと、現実になる

でも、話せば話すほどプレッシャーになって、できなくなることがあるよ。


ネガティブな人にとって、「宣言」って結構しんどいですよね。

もしも逆効果になるならば、宣言するのもやめてしまいましょう。

目標を書いて、ボンヤリ眺めるだけにする

コツは、目標を紙に書いて、それをときおり、ボンヤリ眺めることです。「やるぞ!」と心の中で宣言する必要はありません。

(「『すっごく心細い』がピタリとやむ!」)


ボンヤリ眺めるだけなら、できそうだ。


目標を声に出して、「自分にはできる!」「やるぞ!」って思うと、ちょっとツラくなるときがありますよね。

そんなときは、ボンヤリと眺めるだけにする。

3.「感謝日記」よりも、「ストレス日記」を書く

ネガティブ

(ストレス日記の)ストレス解消の効果はかなり上。これまでも大量の研究で不安やイライラの減少効果が実証されており、とても信頼度の高いテクニックです。

(中略)

日々のストレスを記録して、自分の心の負担を客観的につかんでいくのが目的になります。

これは、家計のやりくりには家計簿が欠かせないのと一緒です。いつどんな場面でお金を使ったのかがわからなければ、貯金の対策も立てようがありません。同じように、まずは心の負債を把握するのが正しいストレス解消への道です。

(「超ストレス解消法」by 鈴木祐)

感謝日記も、好きじゃない。

感謝日記は、ネガティブな人には効果が薄いんじゃないかとも言われています。

なぜなら。

“感謝なんて、してないでしょ?”と、心の中の葛藤が増えるだけだから。

だからこそ。

ムリヤリ感謝するよりも。

ストレスをありのままに把握する

ストレス度を、自分なりに数値化してみるのも効果的ですよ。

「家計簿」のように管理する

「書けばいい」のではなく、支出のバランスを把握しコントロールするんです。

  • 自分は、どんなときにストレスを感じるのか
  • ならば、どうするか
    • 自分なりの対策を考える


余裕が出てきたら、ぜひ以下のことを試してみてください。

ストレス記録
  1. 何も考えずに、ストレスをひたすら書く
  2. 自分のパターンを見てみる
    • どんなときにストレスを感じやすい?
  3. 対策を講じる
    • ストレス状況を回避するには?
    • ストレス状況になったときは、どうする?
  4. 対策を実行してみる
    • トライ&エラー

4.「引き寄せの法則」よりも、「運」を信じる

ネガティブ

どうせ自分は、引き寄せられない……

ネガティブな人にとって、「引き寄せの法則」はうまくいかないですね。

しかも、科学的な根拠もないと言われています。

成功した人は「引き寄せ」とは思ってない

  • 成功した人は
    • 「運がよかっただけ」と思う
  • 失敗した人は
    • 「自分の努力不足だ」と責める

引き寄せではなく、すべては「たまたま」。

努力しなくてもいいという意味ではなく、ムダに「引き寄せ」を考えるのはやめてもいいってことです。

5.「前髪しかないチャンス」よりも、「寄ってきてくれるチャンス」をつかむ

「チャンスをつかまなきゃいけない」って思うと、プレッシャーになっちゃうんだ。

「チャンスの神様には前髪しかない」という話もありますが。

過ぎてしまったら、後の祭り。

後ろ髪はないから、もう、つかめない。

だけど。

そんな無慈悲な神様って、本当に神様なの?

ちょっとモタモタしてただけで過ぎていくチャンスなら、「むしろ、いらない」くらいに思っていてもいいかもしれません。

よくぞ、このチャンスをつかめたなぁと思うときがある

自分でも驚いてしまうくらい、チャンスをつかめたときって、ありませんでしたか?

「気づいたら手の中にあった」という感覚のときも、あるものです。

向こうから、手の中にきてくれるものだけを、願ってもいい。

「あのとき、君をつかまえておけばよかった」と、言われる存在なんだと思っておきましょう。

6.そもそも人生は「苦しい」もの

ネガティブ

四苦八苦(苦労の連続)

お釈迦様が言っています。

人生は四苦八苦だと。

四苦八苦って、仏教用語だったんだ。

4つの苦しみと、8つの苦しみ。

人生に苦しみはつきものです。

4つの苦しみ=「生老病死(しょうろうびょうし)」。

「生」も苦しみだといいます。

生まれてきたこと自体が「苦」である、と。

だから、人生って苦しいもの。

楽しめない自分がオカシイわけじゃないんですよ。

「もっと人生を楽しみなよ」っていうアドバイスも気にしなくていい

  • もっと人生を楽しみなよ
  • 楽しまなきゃ損だよ

でも。

苦しいときは、苦しい。

しょうがないんです。

「苦しみ」も、満喫するしかないのかな。

自分のやり方こそ、一番

ネガティブ

他人の言葉に振り回されるのは、自分を信じてないからです。

  • 自分の選択を、信じてない
  • 自分のやり方を、信じてない
  • だから、他人のやり方を、そのままやろうとする
    • 「運よく」自分に合えば、いいけれど、
    • 合わないときは、ひたすら苦しい

もっと自分のやり方を信じたいな。

自分の人生においては、自分のやり方こそが一番。

  • 自分の人生にとっては
    • 自分が一番正しい
    • 自分のやり方でいい
    • 自分が王様


ただし異文化交流も有り

古代からずっと、私たちの祖先も、異文化から学んできました。

  • 弥生人から、稲作文化を取り入れたり
  • 遣唐使や遣隋使を派遣して、最先端の都市文化を学んだり
  • 長崎では、オランダと交流していたり

常に、異文化との接触によって、新しい文化を築いてきている。

それは、自分の否定ではなく。

あくまでも、よりよいものに発展させようとする、向上心によるもの。

「やらなきゃいけないもの」ではないんだな。

ネガティブは、ポジティブになれない

ポジティブに変われたという例はない

ネガティブ

臨床数1万2000回を超えるカウンセリングをしてきた私の経験からすると、正直、「ネガティがポジティになって幸せになった」という例を知りません。本当に知りません。そのような例は見たことがないのです。

(「『すっごく心細い』がピタリとやむ!」by 竹内成彦)

カウンセラーの竹内成彦さんが、1万2000回以上のカウンセリングを通して気づいたこと。

  • ネガティブな人は
    • どんなにカウンセリングをしても、ネガティブなまま
    • ポジティブなフリをして、「ポジティブな自分に生まれ変われた!」と意地を張っているだけ
    • しかも、意地を張り続ける
  • ポジティブに変わった人は
    • もともとの素質が、ポジティブだった
    • 何かのキッカケで、一時的にネガティブになっていただけ

そう言われてみると、「ポジティブなんだ」と意地を張っているだけのような気もしてくるな。

そして。

いったん意地を張るとやめられなくなり、ずっと意地を張り続ける傾向にあるそうです。

意地を張り続ける人生は、またどこかで、折れてしまいますよね。

ネガティブなままのほうが、いいかもしれません。

「世間体」に振り回されているだけでは?

ネガティブ

なぜ、私たちは、ポジティブになろうとするのでしょう。

それは。

「ポジティブこそ素晴らしい」と、思い込まされているから

「そうしなきゃいけない」という強迫観念のようなものさえ、感じることもありますよね。

要するに。

ただ、「世間体を気にしているだけ」かもしれませんよ。

なお、「ACT(アクト)」という心理療法では、「ネガティブな感情を追い払うこと」「感情をコントロールすること」は、「神話」であるとしています。

私たちの社会は「良い気分」を重んじ、幸福を感じることに取りつかれている。社会は私たちに、ネガティブな感情を追い払いポジティブなもので満たせ、と命じる。

私たちの心は数十万年をかけてこうした思考(ネガティブ思考)をするように進化してしまったのだ。すこしばかりポジティブになったところで変わるものではない。

(中略)

(怒り、恐れ、悲しみ、不安、罪悪感などを)追い払うための心理的手法は世に溢れている。だが、ネガティブな感情が消え去ってもしばらくすると戻ってくるのはあなたも経験したに違いない。

(by 幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない)

「ネガティブがポジティブに変わった事例を見たことがない」というカウンセリングの結果ともあわせて考えると、なかなか信ぴょう性がありそうですね。

ムダな努力ばっかりしていたのかな。

「どう、なりたいのか」をきちんと定義する

ネガティブ

「ポジティブにならなければ、いけない」と思い込んでいるとき。

たいていは、「ポジティブとは何か」をきちんと定義できていません。

つまり。

何も考えずに突っ走っていることが多い。

何かを目指すときには、「定義」が必須

まず最初に、目指している「何か」について、定義をする必要があります。

定義が曖昧だと。

「曖昧な的(まと)」に向けて、矢を放つようなもの。

結果的に、どこにも当たらないのです。

POINT
「定義づけ」を習慣にしよう。

どんなふうに、ポジティブになりたいの?

ポジティブとは何なのか

善・悪の対比ではない

ネガティブ

そもそも、「ポジティブ・ネガティブ」は、「良い・悪い」の関係ではありません。

お互いの「良いところ・悪いところ」を、冷静に把握し、「自分の性質に合ったもの」を取り入れてみるようにしていきましょう。

単純に、「逆の性質」を表現しているだけ

  • ポジティブとは
    • 性格:肯定的、積極的、楽観的
    • 電気:プラス極(電位の高いほう)
    • 写真:見たままの色の画像(ポジフィルム)
    • 「有る」「高い」という概念
  • ネガティブとは
    • 性格:否定的、消極的、悲観的
    • 電気:マイナス極(電位の低いほう)
    • 写真:色が反転した画像(ネガフィルム)
    • 「無い」「低い」という概念

電流は、「プラス」から「マイナス」へ流れます。

他の呼び方では、「正・負」「陰・陽」も使われますね。

写真の現像では、色が「反転しているか・していないか」で、ポジフィルム・ネガフィルムと呼ばれます。

要するに。

ただの性質の違い。

そして。

両方、必要なのです。

「肯定・否定」「積極・消極」「楽観・悲観」

ネガティブ

辞書的な意味を見てみましょう。

  • 肯定
    • 「いかにも、もっともだ」と思って認めること
    • 積極的に意義を認めること
  • 否定
    • 「そうではない」と打ち消すこと
    • 「いつわり」であると、理性で判断すること
  • 積極
    • 意欲的に肯定し、働きかけようとすること
    • 自分から、進んで行なうこと
  • 消極
    • 物事に否定的で、内にとじこもりがちなこと
    • 進んで働きかけようとしないこと
    • 最初は電気用語だった
      • オランダ語 negatief の日本語訳で、後に中国語の「陰極」に交替した
      • 明治中頃に、性格を表す「消極的」という言葉が生まれた
  • 楽観
    • 物事をすべてよいように考え、心配しないこと
    • 将来について、気楽に考えること
    • 「簡単だ」「有望だ」と決めてかかっていること
  • 悲観
    • 悪い結果を予想して、気を落とすこと
    • 悲しんで失望すること
    • この世や人生は、悪と苦に満ちた悲しむべきものであると観ずること

やはり、「いい・悪い」の概念ではないですよね。

つまり。

  • 何を肯定し、何を否定するのか
    • 「常識」は、否定したほうがいい?
  • 何に積極になり、何に消極になるのか
    • 「やりたくないこと」なら、消極でいい?
  • 何を楽観し、何を悲観するのか
    • 「自分は有望だ」と決めてかかっていい?

「ポジティブ・ネガティブ」という曖昧な概念を、曖昧なまま使うのではなく。

こまかく分解し、対策を考えていくことが必要です。

余談ですが、「積極・消極」が、もとは電気用語で使われていたというのが面白いですね。

だから、「極」なのです。(電極の極)

POINT
考えるときは、必ず「分解」する。

「定義」する。

そのうえで、「自分はどうしたいか」を考える。

「自分はどうしたいか」が、わからないんだよ。

いったん、世間で言われてることを疑ってみましょう。

「ポジティブにならなきゃ」と思うよりも、「ネガティブなままで幸せになる」と考えたほうが、心が落ち着いてきて冷静な判断ができるようになっていきます。

まとめ

ネガティブ

マイルールの例

  1. 「気にしない」よりも、大いに気にしてみる
    • 雑念を消したいなら、瞑想や運動がオススメ
  2. 「宣言する」よりも、「ボンヤリ眺める」
  3. 「感謝日記」よりも、「ストレス日記」を書く
    • 家計簿のようにストレスを管理する
  4. 「引き寄せ」は忘れる
    • 「運」でしかない
  5. 「寄ってきてくれるチャンス」をつかむ
    • いつのまにか手に入ってることもある
  6. そもそも人生は「苦しい」
    • 楽しめないことに罪悪感を抱かない

ネガティブは、「見ないフリをする」よりも、受け入れて対策をとるほうが大事。

ネガティブな自分のことを、しっかりと受け止めて、マイルールを作ってみてください。

ラス・ハリスさんの本は、薄っぺらい自己啓発本ではなく、きちんとした心理療法の話なので、不安が強い人にはオススメです。






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