スタンフォードのストレスを力に変える教科書|ストレスを避ける人はウツになる?

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

「ストレスはできるだけ避ける」と答えた人たちは、その後の10年間でうつ病になった確率が高いことがわかりました。

 

なんと!

ストレスを避ける人ほど、ウツになる!

……ということが、スタンフォード大学の研究でわかったそうです。

 

しかも!

それだけじゃありません!

 

もっとも幸福な人は、ストレスの多い人だったらしい。

 

さて、どういうことでしょうか。

スタンフォードのストレスを力に変える教科書 by ケリー・マクゴニガル

もっとも幸せな人とは、大きなストレスを感じつつも落ち込まない人だった

もっとも幸福な人たちは、大きなストレスを感じていながらも、精神的に落ち込んでいない人たちだったのです。

 

もっとも幸せな人とは……

 

  • 大きなストレスがある人
  • 精神的に落ち込んでいない人

 

この2つを両方とも満たしている人!

大きなストレスがありつつも、精神的に落ち込まない。

これが幸せの条件だというのです。

 

さて、なぜでしょうか?

ストレスは、熱心さのバロメーターだから

ストレスを感じるのは、人生がうまく行っていないしるしではなくて、自分にとって大事な活動や人間関係に、どれだけ熱心に取り組んでいるかを示すバロメーターと言えるでしょう。

 

「うまくいっていないしるしではない」

この言葉、希望がもてますね!

うまくいっていないどころか、どんどん、うまくいっている証拠。

 

あなたが今、疲れ果てているのは、それだけ熱心だからなのです。

バロメーターだと思っていいのです。

自分の努力の大きさを感じて、いたわってあげましょう。

ストレスを感じているときこそ、必要なのは「思いやり」です。

ハーバードの人生を変える授業自分を責めていませんか【セルフ・コンパッション】自信をもつより大事なこと

 

目的意識をもって生きている人は、ストレスは避けられない

自分の役割にしっかりと取り組み、目標に向かって努力すれば、目的意識を持って生きていけるいっぽうで、ストレスも避けられないからです。

 

ストレスを感じるのは……

  • 自分の役割にしっかりと取り組んでいる証拠
  • 目標に向かって努力している証拠
  • 目的意識をもって生きている証拠

 

だからこそ、ストレスは歓迎すべきだったのです。

 

それでも、やっぱりストレスなんて、ないほうがいいよ。

 

実は、「ストレスはないほうがいい」という意識こそが、自分を疲れさせる原因だったのです。

「ストレスは役に立つ」という意識が、自分を変える

ストレスの多い自分はダメだと、思っていませんか?

生活のストレスはできるだけ少ないほうがいいと考えていると、ストレスをたくさん感じるのは自分がダメだからにちがいない、と思うようになります。自分がもっと強かったら、もっと頭がよかったら、もっとまともだったら、こんなにストレスを感じなくてすむのに、と思ってしまうのです。

 

ストレスを感じるたびに、こんなふうに思っていませんか?

 

  • ストレスが多い自分は、ダメな人間だ
  • ストレスが多い自分は、弱いんだ
  • ストレスが多い自分は、頭が悪いんだ
  • ストレスが多い自分は、おかしいんだ

 

「ストレスはないほうがいい」と思っていると、ますます自己否定をするようになってしまうのです。

そして、「もっと○○だったら……」と、妄想の中に生き始めてしまう。

それでは、心が重たくなる一方ですね。

 

ストレスがなければ、やりたいことができるの?

恐怖やストレスや不安を感じなくなったら、やりたいことができるはずだという考え方はまちがいです。
ストレスのせいでやりたいことを諦めたり、自分はダメだと思い込んだりする必要などないのです。

 

ストレスが消えたら、本当にやりたいことができるのでしょうか?

 

答えは、「ノー」。

 

前に進もうとすれば、必ずストレスは来る。

向かい風のようなもの。

前進するのをやめてしまうのは、もったいない。

 

ストレスを、あきらめる言い訳に利用しているだけかもしれません。

 

「ストレスは役に立つ」と考えると、挑戦できるようになる

「たいしたことではない」と思わなくていい

苦しい気持ちを無理に抑えようとしたり、自分の失敗や挫折を「たいしたことではない」などと思い込んだりする必要はありません。

 

苦しいときは、思いっきり苦しむ。

こんなことは「たいしたことではない」と、思わなくていい。

 

史上最強の人生戦略」という本でも、同じことが言われています。

自分の問題は、自分にとって「たいしたこと」。

世間の言葉に流されず、自分は自分のために、思いっきり戦いましょう。

史上最強の人生戦略今の悩み、なぜ「大したことない」の?【史上最強の人生戦略】愛すべき自分のために戦うのが人生

 

「ストレスのおかげでうまくいきそうだ」と思うようにする

もし不安になっているのに気づいたら、「ストレスのおかげでうまく行きそうだ」と思えばいいのです。

 

「ストレスのおかげで、うまくいきそう」

つまり。

「ストレスは役に立つ」と考えるのです。

 

「ダメだ」ではなく、「役に立つものだ」と。

すると、どうなるか?

 

考え方を変えるだけで、体の反応がガラッと変わる

ストレスについての考え方が変わったことによって、体のストレス反応が「脅威反応」から「チャレンジ反応」へとことごとく変化しました。ストレス反応は役に立つと考えたことが引き金となって、さまざまな変化が表れたのです。

 

ストレスを感じたとき、体がどんな反応をしているかを調べたところ、次のような結果になったそうです。

 

  • ストレスを感じたときには、「脅威反応」が出る
  • ストレスは役に立つと考えると、「チャレンジ反応」に変わる

 

なんと、「ストレスは役に立つ」と考えただけで、体の「脅威反応」が「チャレンジ反応」に変わったそう。

考え方ひとつで、実際に、体の状態が変化してしまう。

人間の体は不思議ですね。

 

POINT
  • ストレスは悪いものと考えていると、自己否定が増える
  • ストレスは役に立つと考えていると、挑戦できるようになる

 

でも、ストレスは発散したほうがいいんでしょ?

 

ストレス発散のために努力するのは、時間とエネルギーの無駄遣いである可能性もあります!

おまけにお金も無駄遣いですね。

ストレスを感じたときの対処法

無理に楽しいことを考えようとしなくてもいい

悲しい気持ちをふり払おうとしたり、無理に楽しいことを考えたりしないでください。
体にストレス反応が表れていたほうが、心が開かれた状態でいられるからです。
ふだんよりも感受性が豊かになり、周りの人や周囲の環境に対しても敏感になります。

 

他人からのアドバイスこそ、もっともストレスになる

誰かに相談すると、言われませんか?

 

「気分転換したほうがいいよ」

「もっと楽しいことを考えなよ」

「気にしないほうが、いいよ」

 

アドバイスをされればされるほど、苦しくなったりしませんか?

他人の意見を受け入れられない自分が、さらにイヤになってしまうこともあるもの。

それは、決して自分が悪いわけではない。

科学的根拠があったのです。

 

ストレスがあったほうが、心が開く

  • ストレスによって、心は開かれる
  • ストレスによって、感受性が豊かになる
  • ストレスによって、人の気持ちもわかるようになる

 

なんと!

思い込みではなく、本当に、「ストレスは役に立つ」ものだったのです。

 

「忘れたほうがいい」というアドバイスをする人は、そのことを知らない人。

そんな意見は、無視してしまいましょう。

 

無理に楽しいことを考える必要なんて、なかったのです。

悲しい気持ちは、消そうと思えば思うほど、逆に大きくなってしまう。

研究者が言っているのだから、心配ありません。

 

間違ったアドバイスは、無視すればいいのか。

 

打ち消そうとせずに、エネルギーを利用する

無理に打ち消そうとしてあせらないこと。

それよりも、ストレスのせいで湧いてくるエネルギーや、強さや、やる気をうまく利用して、いま自分がやるべきことに集中しましょう。

 

消すのではなく、利用する。

太陽光発電のようなものですね。

強すぎる紫外線は害になるけれども、徹底的に集めれば、エネルギーに変えられるのです。

蚊に刺されたときも、中途半端な状態で追い払うと、かえって、かゆみが大きくなったりしますね。

何ごとも、中途半端に追いやるのが、一番つらい。

 

POINT
無理して消そうとして、中途半端なストレスを残すほうが害になる!

徹底的に集めてエネルギーに変えよう。

 

不安は、直観からのささやき

緊張や不安で落ち着かない気持ちになるのは、あなたの直感が「これは大切なことだ」とささやいているせいです。
なぜいまこの瞬間があなたにとって大切なのか、あらためて考えてみましょう。

 

緊張や不安で落ち着かない。

悲しくて苦しい。

それは、直観がささやいているのだといいます。

いったい、何をささやいているのか?

 

「これは大切なことだ」

 

だから、自分の直観に向かって、問い返してみましょう。

 

「大切なことって、何?」

ポジティブ思考だけでは、危険

この状況だからこそ気づけた、自分の長所を考えてみる

ただほんの少しのあいだ、困難な状況に対処するなかで気づいたよい点や、自分自身のよいところに、意識を向けて考えてみるのです。

 

必ず、見てみるようにしましょう。

  • この状況での、よい点は何?
  • 自分の、よいところは何?

 

意識を向けていく、ということが大事です。

 

自分にとっていちばんつらかった経験をふり返って、あえてよい面を見つめることは、ストレスとの付き合い方を変えるのに役立ちます。

 

あえて、よい面を見つめる

悪いことだけじゃ、ないはず。

 

ただし、注意点!

「よい面を見つめる」とは言っても……

悪い面を、切り捨てる必要はないのです!

 

よい面も悪い面も、両方を見る

ものごとのよい面も悪い面も認識できるほうが、よい面だけ見つめようとするよりも、長期的に見た場合には、よい結果につながります

 

長期的には、よい面も悪い面も、両方を見たほうがいいそうです。

無理にポジティブになろうとして、ネガティブをばっさりと切り捨てるのは、逆効果なのです。

 

「よい面も、悪い面も、両方を見る」というのは、いつも出来事を、逆の方面からも見てみるという練習なのです。

 

常に、「逆の考え方」をしてみる

これは何でもポジティブ思考で考えようとするのではなく、同時に逆の考え方もできるようになるための練習だと思ってください。

 

どんなときでも、逆を見る。

これは本当に大事です。

何かを感じたときは、常に問いかけてみましょう。

 

  • 本当にそうなのか?
  • 絶対だと言い切れるか?
  • 別の見方はないのか?
  • 逆の側面から見ると、どうなのか?

 

POINT
よい面も、悪い面も、両方を見よう。

ストレスは、積極的に受け入れよう

過去のつらい経験を受け入れようと思えば、幸せになる

過去のつらい経験を受け入れようと思った人たちは、幸福感が増し、レジリエンスが強化され、うつ状態になりにくいことがわかりました。  

 

つらい経験を受け入れられないのは、「受け入れてしまったら不幸になるのではないか?」と思って、怖くなるからですよね。

でも、そんな心配は無用だったのです。

 

受け入れてみれば、幸せ度がアップし、ウツにもならない!

 

過去のつらい経験を、受け入れよう

 

必死になって、忘れようとしていたかもな……

 

ストレスを受け入れるとは、自分の力を信じる行為である

自信を持てるかどうかは、体に起こるストレス反応をどう受けとめるかで決まってしまうことが、研究によって明らかになっています。  

ストレスを受け入れることは、勇気をふりしぼって自分の力を信じる行為です。

 

ストレスを受け入れること = 自分の力を信じること

 

ストレスを受け入れても、壊れてしまう自分ではない。

ストレスは、悪者ではない。

ストレスを、前進する糧に変えていける。

 

それだけの力強い自分だから

 

信じてみましょう。自分を。

 

POINT
過去のつらい経験を受け入れる。

大丈夫。

必ず幸せになれるから。

まとめ

「なんで、こんなことで悩んじゃうんだろう」

「なんで、こんなに疲れちゃうんだろう」

 

そんなふうに、自分の弱さを嘆いていませんか。

実は、弱さどころか、強い証拠。

熱心に、真剣に、頑張っているからこそ、ストレスが大きいもの。

 

だから、「ストレスを消さなきゃ」と焦らなくていい。

「ストレスは役に立つもの」という意識のほうが大事だったのです。

成長できるときなのだと思って、希望をもちましょう。

つらい経験を受け入れられる自分だと信じて。

 

ということで。

 

今日の問いかけ
  • この状況で気づいた、自分のいいところは、何?
  • 直観は、何が大切だとささやいてくれているの?
  • ストレスを悪者にしてない?
  • 過去のつらい経験を受け入れて、幸せになってみようか?

 

関連記事

スタンフォードの自分を変える教室人生の目標、本当に自分で選んでる?【自分らしく歩むには】 ハーバードの人生を変える授業自分を責めていませんか【セルフ・コンパッション】自信をもつより大事なこと 史上最強の人生戦略今の悩み、なぜ「大したことない」の?【史上最強の人生戦略】愛すべき自分のために戦うのが人生

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です