ストレスを避けると【10年間でウツになる】幸せな人の生活習慣は逆だった

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

「ストレスはできるだけ避ける」と答えた人たちは、その後の10年間でうつ病になった確率が高いことがわかりました。

 

なんと。

ストレスを避ける人ほど、ウツになる

ということが、スタンフォード大学の研究でわかったそうです。

 

しかも。

 

もっとも幸福な人は、ストレスの多い人だったらしい。

 

さて、どういうことでしょうか。

 

私たちは、ストレスとどのように付き合えば、幸せになれるのでしょう?

 

 

ストレスを否定する人の3つの思い込み

1.「ストレスの多い自分はダメ」って思ってませんか?

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生活のストレスはできるだけ少ないほうがいいと考えていると、ストレスをたくさん感じるのは自分がダメだからにちがいない、と思うようになります。自分がもっと強かったら、もっと頭がよかったら、もっとまともだったら、こんなにストレスを感じなくてすむのに、と思ってしまうのです。

 

こう思っていませんか?

  • ストレスが多い自分は
    • ダメな人間だ
    • 弱いんだ
    • 頭が悪いんだ
    • おかしいんだ
  • だから、このストレスを何とかしなきゃ

 

ストレスを否定する人は、自分のことも否定するんです。

 

つまり。

何かを否定する人は、すべてを否定する。

 

なんでもかんでも「否定グセ」なんですよね。

 

POINT
問題なのは、ストレスよりも、「否定グセ」。

 

2.「このストレスさえなければ」って思ってませんか?

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恐怖やストレスや不安を感じなくなったら、やりたいことができるはずだという考え方はまちがいです。
ストレスのせいでやりたいことを諦めたり、自分はダメだと思い込んだりする必要などないのです。

 

ストレスが消えたら、本当にやりたいことができるのでしょうか?

 

答えは、「ノー」。

 

前に進もうとすれば、必ずストレスは来る。

向かい風のようなもの。

だから、やりたいことをやったとしても、ストレスは消えないんです。

 

つまり。

ストレスを言い訳にして、あきらめているだけ。

でも、「あきらめ」を認めてないんです。

 

「もっと○○だったら、できるはずなのに」と。

妄想の中に生きてるんですね。

 

POINT
問題なのは、ストレスよりも、妄想の心。

 

3.「たいしたことではない」って思ってませんか?

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苦しい気持ちを無理に抑えようとしたり、自分の失敗や挫折を「たいしたことではない」などと思い込んだりする必要はありません。

 

苦しいときは、思いっきり苦しむ。

 

でも、苦しいのに無理して、こう思ってませんか?

「このくらい、たいしたことではない」と。

 

なぜ、「たいしたことではない」と、思ってしまうのでしょうか。

 

それは。

「見栄」と、「自分への 過大 or 過小 評価」

「こんなことで落ちこむような自分ではないんだ」ということを、周囲に見せたいんですよね。

だからといって、喜ぶ人なんて誰もいないのに。

ついつい、見栄の心が働くんです。

 

そして、本当に、「落ち込まない自分」だと思っている。

自分への過大評価です。

 

もしくは。

「こんなことを考えちゃいけない」と思っている。

自分への過小評価です。

 

過大であれ、過小であれ、「軽視」しすぎ。

ストレスを軽視しすぎだし。

自分を軽視しすぎ。

 

心に引っかかるのであれば、とても大事なことのはずなんです。

自分の気持ちをもっと信じていい。

自分で思ってるほど、小さなことじゃない。

 

  • 自分はちっぽけな存在なんだと、認める
  • 自分で思うほど、ちっぽけではないと、受け入れる

 

矛盾してるようですが。

ちっぽけだけど、ちっぽけじゃない自分を、認めて受け入れるのです。

 

史上最強の人生戦略」という本でも、同じことが言われています。

自分の問題は、自分にとって「たいしたこと」。

世間の言葉に流されず、自分は自分のために、思いっきり戦うんだ、と。

史上最強の人生戦略あなたの悩み、なぜ「大したことない」の?【史上最強の人生戦略】愛すべき自分のために戦うのが人生

 

POINT
問題なのは、ストレスよりも、見栄の心。

 

でも、ストレスは発散したほうがいいでしょ?

 

ストレス発散に本質的な効果はありません。

 

ストレスを感じたときの3つの対処法

1.「直観からのささやき」に耳を傾ける

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緊張や不安で落ち着かない気持ちになるのは、あなたの直感が「これは大切なことだ」とささやいているせいです。

なぜいまこの瞬間があなたにとって大切なのか、あらためて考えてみましょう。

 

緊張や不安で落ち着かない。

悲しくて苦しい。

それは、直観がささやいているのです。

いったい、何をささやいているのか?

 

「これは大切なことだ」

 

だから、自分の直観に向かって、問い返してみましょう。

 

「大切なことって、何?」

 

有名な歌詞にあるとおり。

「目にうつる すべてのことはメッセージ」

 

体で感じることもメッセージ。

五感を研ぎ澄ませよう。

 

ただし。

「ただの勘違いだった」ことに気づくのも、また感性。

何を感じるかは自分次第ですね。

 

打ち消そうとせずに、エネルギーを利用する

無理に打ち消そうとしてあせらないこと。

それよりも、ストレスのせいで湧いてくるエネルギーや、強さや、やる気をうまく利用して、いま自分がやるべきことに集中しましょう。

 

  • ストレス解消とは
    • ストレスが、消えてなくなること

 

「消える」のであって、「消す」ことではありません。

 

だから。

消そうとしない。

あせらない。

 

だって、「直観からの、ささやき」だから。

大切なメッセージが込められているから。

 

  • ストレス発散とは
    • ストレスを、外へ出して散らすこと

 

大事な自分からのメッセージを、散らしてしまっていいのでしょうか。

 

ストレスは、きちんと受け止めて、エネルギーとして使うのです。

 

太陽光発電のようなものですね。

強すぎる紫外線は害になるけれども、徹底的に集めれば、エネルギーに変えられるのです。

 

受け止めて、エネルギーとして使ったとき、自然と消えてしまう。

それが本当の「ストレス解消」です。

 

POINT
ストレス発散を繰り返すと、大事な直観からのメッセージを無視することになる。

 

2.無理に楽しいことを考える必要はない

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

悲しい気持ちをふり払おうとしたり、無理に楽しいことを考えたりしないでください。

体にストレス反応が表れていたほうが、心が開かれた状態でいられるからです。

ふだんよりも感受性が豊かになり、周りの人や周囲の環境に対しても敏感になります。

 

ストレスの効果って?

  • ストレスがあるほうが
    • 心が開かれる
    • 感受性が豊かになる
    • 人の気持ちが理解できる

 

実は、メリット盛りだくさんのストレス。

こんなにも、いいものなのに。

それをわざわざ消して、無理やり楽しいことを考えるとは、とっても非効率。

 

しかも。

悲しい気持ちは、消そうと思えば思うほど、逆に大きくなってしまいますからね。

きちんと悲しんだほうがいいんです。

 

だからこそ。

他人のアドバイスは、無視しよう

  • 気分転換したほうがいいよ
  • もっと楽しいことを考えなよ
  • 気にしないほうが、いいよ

 

もちろん、時と場合によりけりですが。

 

周囲の人は、何て言えばいいのか、わからないだけです。

適当に、ポジティブな言葉を並べているだけ。

 

他人の言葉は、有り難くスルーする。

自分は自分のストレスと、しっかり向き合いましょう。

 

でも、楽しいことを考えなくていいなら、何を考えればいいんだ?

 

この状況だからこそ気づけた、自分の長所を考えてみる

ただほんの少しのあいだ、困難な状況に対処するなかで気づいたよい点や、自分自身のよいところに、意識を向けて考えてみるのです。

 

意識を向けてみる。

  • この状況での、よい点は何?
  • 自分の、よいところは何?

 

つらい経験のなかの、よい面を見つめる

自分にとっていちばんつらかった経験をふり返って、あえてよい面を見つめることは、ストレスとの付き合い方を変えるのに役立ちます。

 

悪いことだけじゃ、なかったはず。

 

何か、いいところがあるんじゃない?

 

答えを出すことが重要なのではなく。

「視点を変える力」が、「成長」につながるんです。

 

ただし、注意点。

「よい面を見つめる」とは言っても。

悪い面を、切り捨てるという意味ではありません。

 

よい面も悪い面も、両方を見る

ものごとのよい面も悪い面も認識できるほうが、よい面だけ見つめようとするよりも、長期的に見た場合には、よい結果につながります

 

長期的には、よい面も悪い面も、両方を見たほうがいい

無理にポジティブになろうとして、ネガティブをばっさりと切り捨てるのでもなく。

「悪い面ばかり」を見つめて、ウジウジし続けるのでもない。

 

「よい面も、悪い面も、両方を見る」というのは、物事を、多面的に見るという練習です。

 

3.「逆の考え方をする」練習だと、とらえる

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これは何でもポジティブ思考で考えようとするのではなく、同時に逆の考え方もできるようになるための練習だと思ってください。

 

どんなときでも、逆を見る。

これは本当に大事です。

 

そして、もし可能なら、「逆」だけではなく、いろんな方向から見てみる。

それが「多面的に」考える思考法。

 

何かを感じたときは、常に問いかけてみましょう。

 

  • 本当にそうなのか?
  • 絶対だと言い切れるか?
  • 別の見方はないのか?
  • 逆の側面から見ると、どうなのか?

 

POINT
物事は、すべて多面体。

一面だけではなく、違う側面を見てみること。

 

「ストレスのおかげでうまくいきそうだ」

もし不安になっているのに気づいたら、「ストレスのおかげでうまく行きそうだ」と思えばいいのです。

 

「ストレスのおかげで、うまくいきそう」

 

つまり。

「ストレスは役に立つ」と考えるのです。

 

「ダメだ」ではなく、「役に立つもの」と。

 

すると、どうなるか?

考え方を変えるだけで、体の反応がガラッと変わる

ストレスについての考え方が変わったことによって、体のストレス反応が「脅威反応」から「チャレンジ反応」へとことごとく変化しました。ストレス反応は役に立つと考えたことが引き金となって、さまざまな変化が表れたのです。

 

ストレスを感じたとき、体がどんな反応をしているかを調べたところ、次のような結果になったそうです。

 

  • ストレスを感じたときには、「脅威反応」が出る
  • ストレスは役に立つと考えると、「チャレンジ反応」に変わる

 

「ストレスは役に立つ」と考えただけで、体の「脅威反応」が「チャレンジ反応」に変わったというのです。

 

考え方ひとつで、実際に、体の状態が変化してしまう。

人間の体は不思議ですね。

 

POINT
  • ストレスは悪いものと考えていると、自己否定が増える
  • ストレスは役に立つと考えていると、挑戦できるようになる

 

ストレスは、積極的に受け入れよう

もっとも幸せな人には、大きなストレスがある

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

もっとも幸福な人たちは、大きなストレスを感じていながらも、精神的に落ち込んでいない人たちだったのです。

 

  1. 大きなストレスがある
  2. 精神的に落ち込まない

 

この2つを両方とも満たせること。

これが幸せの条件。

 

なぜなのでしょう?

ストレスは、熱心さのバロメーターだから

ストレスを感じるのは、人生がうまく行っていないしるしではなくて、自分にとって大事な活動や人間関係に、どれだけ熱心に取り組んでいるかを示すバロメーターと言えるでしょう。

 

「うまくいっていないしるしではない」

希望がもてますね。

うまくいっていないどころか、どんどん、うまくいっている証拠。

 

疲れ果てているのは、それだけ熱心だからなのです。

バロメーターだと思っていい。

自分の努力の大きさを、もっと褒めてあげましょう。

 

必要なのは「自分への思いやり」です。

 

ストレスがあるのは、目的意識をもって生きている証拠

自分の役割にしっかりと取り組み、目標に向かって努力すれば、目的意識を持って生きていけるいっぽうで、ストレスも避けられないからです。

 

ストレスを感じる理由

  • 自分の役割にしっかりと取り組んでいるから
  • 目標に向かって努力しているから
  • 目的意識をもって生きているから

 

素晴らしいことですね。

とっても頑張ってる証拠なのです。

 

過去のつらい経験を受け入れようと思うと、幸せになる

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

過去のつらい経験を受け入れようと思った人たちは、幸福感が増し、レジリエンスが強化され、うつ状態になりにくいことがわかりました。  

 

ここでのポイントは。

受け入れようと「思った」という点。

 

  • ウツになりにくい人は
    • 過去を「受け入れた人」ではない
    • 過去を「受け入れようと思った人」

 

「思う」だけで、いいんです。

完ぺきに受け入れる必要もない。

 

「覚悟を決める」と言いかえてもいいでしょう。

 

もうわかった。

あきらめた。

受け入れる。

もう、しょうがない。

 

そんな、「覚悟」のような「あきらめ」のような。

 

そんな気持ちになったとき、実は、過去のトラウマもスッと消えてくれるものなのです。

 

必死になって、忘れようとしていたけど……?

 

POINT
忘れようとするのではなく、受け入れようと思った瞬間に、スッと消えてしまうもの。

 

ストレスを受け入れるとは、自分の力を信じる行為

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

自信を持てるかどうかは、体に起こるストレス反応をどう受けとめるかで決まってしまうことが、研究によって明らかになっています。  

ストレスを受け入れることは、勇気をふりしぼって自分の力を信じる行為です。

 

ストレスを受け入れること = 自分の力を信じること

 

あなたには、過去を受け入れるだけの力がある

  • ストレスを受け入れても、壊れてしまう自分ではない
  • ストレスを、前進する糧に変えていける
  • つらい過去があっても、必ず幸せになれる人

 

それだけの力強い自分だから

 

信じてみましょう。自分を。

 

最終的には、ストレスがどうこうよりも。

自分を信じるかどうかですね。

 

POINT
過去のつらい経験を受け入れる。

大丈夫。

必ず幸せになれる。

まとめ

「なんで、こんなことで悩んじゃうんだろう」

「なんで、こんなに疲れちゃうんだろう」

そんなふうに、自分の弱さを嘆いていませんか。

 

実は、弱いどころか、強い証拠。

熱心に、真剣に、頑張っているから、ストレスがある。

 

ストレスに対する考え方は、自分に対する考え方と同じです。

だから、否定しない、妄想しない、軽視しない。

 

「ストレスを消さなきゃ」と、あせらなくていい。

「ストレスは役に立つもの」という意識のほうが大事だったのです。

成長できるときなのだと思って、希望をもっていい。

 

そして、過去のつらい経験は、受け入れようという覚悟でこそ、スッと消えていきます。

 

それは、ジブリ映画のおなじみストーリーでも同じ。

  • 天空の城ラピュタ
    • 「破壊」を覚悟したとき、救われた
  • ナウシカ
    • オウムと運命を共にしようと覚悟したとき、救われた
  • もののけ姫
    • シシ神様に首をお返ししようと覚悟したとき、平和が戻った
  • 千と千尋の神隠し
    • ハクを助けるため、帰れないことも覚悟したとき、名前を取り戻した

 

すべて、今までの自分を「破壊」したときに、再生することが描かれています。

人間の「覚悟の力」です。

 

だから、「受け入れる」と本気で思うだけで、すごい力が出る。

不安にならなくても、怖がらなくても、必ず幸せになれるから。

 

「受け入れる」って大事なんですね。

ストレスも、無理なく、受け入れてみてください。

 

ということで。

 

今日の問いかけ
  • この状況で気づいた、自分のいいところは、何?
  • 直観は、何が大切だとささやいてくれているの?
  • ストレスを悪者にしてない?
  • 過去のつらい経験を受け入れて、幸せになってみようか?

 

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