面白い日々は、「現状維持」に立ち向かうことから。
私たちは今、便利な都会に住んでいるけれど。
「脳」はいまだに、「大自然」の中で生きています。
脳は私たちに、「現状維持」を命令してくるんですね。
「現状維持は原始的」だと考えれば、やはり挑戦をしてみたいですよね。
原始的な生活のまま、のんびりするのか。
それとも、現状維持を打破していくか。
いつも悩むなら、現状は変えたほうがいいのかな。
Contents
「現状維持」に立ち向かえ
最重要:「昨日と違うこと」をする
強くなる方法は、これしかない
- 今日は、昨日と違うことをする
- 今日は、昨日と違う自分になる
これを口グセにしてみるといいですよ。
原始脳は、「昨日と同じ」を求めるから
私たちの脳は、「昨日と同じ平穏な日を過ごし、安心して眠りたい」と願っています。
だから、面倒なことを避けようとする。
心理学の用語でいうと。
- 損失回避の法則
- リターンを得るより、リスクを避けたい
- 保有効果
- 自分が持っているものは、価値が高い
- サンクコスト
- これまでの努力がもったいない
- 確証バイアス
- 今の自分が正解だという証拠を集めたい
- ホメオスタシス
- 今のままの自分が最高である
- カラーバス効果
- 自分に必要な情報だけをキャッチする
これらは、原始的な脳のしわざ。
なぜなら。
野生の世界では、「エサ」がなかなか手に入らないから。
やっと手に入れた獲物は、絶対に失いたくない。
それが、本能なんです。
食糧の獲得は、とても大変。
動物は、一日の大半を空腹で過ごしているといいます。
人間がゴロゴロしたくなるのも、本能なんだな。
ゴロゴロしたくなるのは、当たり前。
だからこそ。
「昨日と同じ」を疑ってみよう
- リスクは、本当に避けたほうがいいの?
- 今、持っているものは、本当に価値が高いの?
- これまでの努力は、本当に大事なの?
- 今の自分は、本当に正解?
- 今のままの自分で、本当にいいの?
- 本当に必要な情報って、何だ?
現状維持は、野生の世界で必要だったものだから。
自分の脳に従わない。
疑ってみる。
これだけでも、「昨日とは違う行動」です。
「疑う」って、どういうことだ?
「自動」を「手動」にすることです。
「自動」を「手動」に変える
脳の好みは「ゴロゴロすること」なので。
やはり、面倒なことにも立ち向かう必要がありますよね。
1.「思考」を手動にする
私たちは普段、「自動思考」をしています。
- ふと頭の中に浮かんでくる思考
- 自動的に浮かぶ、同じパターンの考え
たとえば、無意識のうちに、こう考える。
- ぜんぶ、私のせいだ
- ぜんぶ、アイツのせいだ
- 私は嫌われている
- 私はダメだ
- ここで失敗したら、人生が終わる
「つい考えてしまう」ことが自動思考。
それを「手動にする」って、どういうことだ?
「自動思考」が出てくるたびに、紙に書き出してみる
紙に書いたら、一つ一つひっくり返してみてください。
その際、「フレーミング」を意識すると、やりやすくなりますよ。
2.「フレーミング」を手動にする
- 出来事に対し、「いい」「悪い」というフレームを設定すること
- フォルダ分けのようなもの
- 脳は、現実をフレームに合わせようとする
たとえば。
- 「どうせ自分はできない」というフレームを設定すると
- 現実が、「できない」に合っていく
「フレーム→現実」の順番がポイント
「できない自分だ」というフレームを先に作ったからこそ、「できなかった」という結果になっているのです。
だから。
フレームを先に作ろう。
- 「愛される」フレーム
- 「自信がある」フレーム
- 「何があっても大丈夫」フレーム
- 「すべては、うまくいっている」フレーム
どうしてもイライラしてくるんだ。
3.「付き合う人」を手動にする
私たちは、「人づきあい」さえも、自動になっています。
- 家族だから、離れられない
- 職場の人とも、イヤイヤ付き合う
- なんとなく出会った人と、つるむ
「付き合う人を変えれば人生は変わる」という言葉を知っていても、実行にまで移せている人はひと握りだと思います。行きたくもない飲み会に行く。誘われるままにランチに行く……その貴重な時間で何かできることがあるかもしれないのに、そうした行動を繰り返す。
(by 「神メンタル」)
- 行きたくないけど、行く
- 誘われたから、行く
- イヤだけど、離れられない
これが「自動の付き合い」。
「進歩」に、時間を使える
思考・フレーミング・付き合いを「手動にする」ということは。
「時間の使い方」を手動で設定するということ。
脳の言いなりになって「ゴロゴロ」するのは、「現状維持」の使い方。
「昨日と違うことをする」のが、「進歩」の使い方。
脳に立ち向かえば、絶対に進歩します。
「小さなこと」がオススメ
「昨日と違うこと」と言っても、「大きいこと」は続かないので無意味。
「小さなこと」こそ、自分を動かす原動力です。
たとえば。
- 本を1ページ読む
- 腹筋運動を1分する
- 違う道を通る
その積み重ねが、必ず「数年後の自分」を変えます。
問題は大きく、解決策は小さい。
大きな問題が、それに匹敵するくらい大きな解決策で解決されることはほとんどない。むしろ、数週間、ときには数十年間の小さな解決策の積み重ねによって解決されることが多い。
(by 「『変われない』を変える方法 スイッチ!」)
まとめ
脳の「現状維持」に立ち向かおう。
一番いいのは、これ
- 「昨日と違うこと」をする
- 小さければ小さいほど、いい
「昨日と違うこと」をするために。
- 「自動思考」を手動にする
- 自動の考えが出てくるたびに、書いてひっくり返す
- 「フレーミング」を手動にする
- 焦点をあてたい場所を、自分で設定する
- 「付き合う人」を手動にする
- イヤイヤ付き合ってる人とは離れる
「立ち向かう」ことは必須なんです。
「昨日とは違うこと」をしなきゃ。
「強くなる」と考えても、何をどうしていいか、わからないので。
「今日は、昨日と違うことをする」
これを、心がけてみてくださいね。
参考図書
エッセンシャル思考【優柔不断で悩む人に】おススメの1冊|主体的に生きるコツがわかる