箱の法則とは【嫌な人がいなくなる法則】人間関係の悩みが消える

自分の小さな「箱」から脱出する方法

「君は周りの人のことを、『我慢』しなくてはならない存在だと思っていないだろうか。
正直いって、こんな部下にまとわりつかれていたのでは、そうとう頑張らないと、管理職としての成功はおぼつかない、と感じているんじゃないか」

 

 

なぜ、他人を「我慢しなくてはならない存在」だと思ってしまうのか?

 

そこには、2つの理由があります。

 

  1. 自分への裏切り
  2. 自己正当化

 

自分を裏切った瞬間、自己正当化が始まる。

 

なぜか?

 

「自分の思いやり」を裏切ったから。

 

つまり、私たちは本来、「思いやり」をもっている。

本来の思いやりを取り戻しさえすれば、イヤな人はいなくなるのです。

 

思いやりを取り戻すとは、箱の外に出ること。

それが、「箱の法則」です。

 

自分を狭い空間に閉じ込めておく「箱」

私たちは、「箱」を持ち歩いている

自分の心が閉じているとき。

自分が狭い空間に閉じこもっている感覚がしますよね。

それが、「箱」です。

 

私たちは常に箱を持ち歩いていて、何かあるたびに、箱に入る準備をしています。

 

今は、箱の中にいるのか? 外にいるのか?

自分の心が閉じているときが、「箱」の中にいる状態。

箱の中にいる状態とは
  • 相手を、「物」(道具)と見ている
  • 相手を、驚異、やっかい者、問題として見ている

 

自分の心が開いているときが、「箱」の外にいる状態。

箱の外にいる状態とは
  • 相手を、自分と同じ「人」と見ている
  • 相手には、希望もニーズもあることを理解している

 

ふと油断をすると、すぐに箱に入ってしまう。

 

さて、今は「箱の中」にいるでしょうか?

「箱の外」にいるでしょうか?

 

箱の外のほうが、いいに決まってるけど……

なぜ箱の中に入ってしまうのだろう?

 

自分への「裏切り」によって、箱に入る

自分の感情に背いたとたん、物事を見る目が変わってくる。他の人、自分、その状況全体、すべてを見る目が、自分の行動を正当化するような形にゆがめられてしまう

 

自分の感情に背く = 自分を裏切ったとき。

それが、「箱」の世界の始まり。

 

箱に入るきっかけは、すべて自分への裏切り

では、自分への裏切りとは何でしょう?

どんな感情に背くことなのでしょうか?

 

裏切りとは、「すべきだと感じたこと」に背くこと

自分への裏切りとは
自分が他の人のためにすべきだと感じたことに背く行動

 

なんと!

自分のために、すべきだと感じたことではなく!

 

他人のために、すべきだと感じたこと。

 

そこに背いたとき、箱に入る。

なぜ、「他人のため」なのでしょうか?

 

誰もが、相手のニーズを感じ取っているから

(人は)他の人たちが何を必要としているか、どうすればそれを手助けできるかを感じ取ることができる

 

どれだけ他人に関心がないと思っていても。

実は、相手が何を必要としていて、どんな手助けが必要なのかは、感じているといいます。

人は、それほど冷たくはないのです。

 

自分を冷たくしているのは、自分。

自分が裏切ったからです。

 

「本当はしたほうがいいと感じているのに、やらなかった」という裏切りです。

 

自分への裏切りとは
  • 手助けしようかなと思っても、手を貸さない
  • 謝るべきだとわかっているけれど、謝らない
  • 相手に役立つ情報を知らせない

 

要するに、本来の気持ちは「思いやり」だったってこと?

 

自分の思いやりを、自分で裏切ってしまった。

だから自己正当化するために、箱の中に入って戦うのです。

箱の中での戦い

「相手のためにこうしたほうがいい」と思いつつも、やらない。

それが自分への裏切り。

その瞬間、箱の中の住人になる。

自己正当化がスタート、他者と欠点を見つけあうようになる

1
「自己正当化」を始める
自分の行動に、言い訳を見つける
2
「見る目」がゆがむ
自分ではなく、相手に非があると考える
3
箱を自分の性格だとみなす
自己正当化を強化してくれる人を味方と思う
4
相手のことも箱に入れる
相手を責めることで、相手も箱に入る
5
自己正当化合戦を繰り広げる
互いに欠点を見つけあうことに喜びを見出す

 

自己正当化をして、相手を悪者にする

箱の中にいると、自分がひどい目にあったときにこそ、もっとも必要としていたもの、つまり自己正当化の材料を手に入れることができる。相手は嫌な奴だった、自分が責めて当然の奴だった、という証拠が得られるんだ。

 

だから、互いに欠点を見つけては喜ぶようになる

組織を成功に導くために尽力しようと集まった人々が、結局は、互いに欠点を見つけては喜び、互いの成功をねたむことになる

 

相手を責め、相手を箱に入れることで……

お互いに箱の中から、自己正当化合戦を始めるのです。

 

組織の成果よりも、自己正当化が大きな目的

だから、他者が悪者になると、とてつもなくうれしい。

組織崩壊が起きるのは、全員が箱の中に入っているからです。

 

箱の中にいると、ありのままを見ることができなくなる

箱の中にいると物事がちゃんと見えなくなる。自分や他の人のことをありのままに見ることができなくなって、自分が求めているものすら、わからなくなるの。

 

物事を見る目が変わる

実際の箱をイメージしてみれば、わかります。

 

自分は、小さな箱の中にいる。

そして、小さな「のぞき穴」から、外を見る。

その状態で、物事をありのままに見れるでしょうか。

物事の全体を見れるでしょうか。

 

つまり。

物事の一部だけを見て判断するのは、自分が箱の中にいるから。

箱の中にいては、全体観や洞察力は、磨けないのです。

 

自分が求めているものさえ、わからなくなる

自分が何をやりたいのか、わからない。

生きる目的が、わからない。

 

その原因は、箱の中にいるからだったのです!

箱の中での努力は、水の泡になる

「こんなに頑張っているのに」というセリフは、箱の中で生じる

心の中で相手をどう思っているかが、問題なんだ。相手はそれに反応するんだから。

 

偽善や、コントロールを感じたら、相手は心を閉じますね。

箱の中で、どんなに努力をしても、何も変わらないのです。

 

「こんなに頑張ってるのに」と言いたくなったら……

 

自分が箱の中にいることを自覚しよう。

 

行動を変えても、テクニックを身につけても、変わらない

行動が違うんじゃない。ソフトな行動であろうがハードな行動であろうが、それをしている自分の状態が違うんだ。

 

褒めればいいのか? 厳しくすればいいのか?

悩むことがありますが。

テクニックやスキルを考えても、意味がないのです。

 

箱の中では、何をしても無駄なのか。

 

箱の中から呼びかけても、伝わらない

自分のいいたいことを箱の中から伝えても、相手の熱意や創造性をかき立てることはできない

 

必死で伝え方や見せ方を学んでも、伝わらない。

その理由は……

 

自分が箱の中にいるから

 

伝え方の問題じゃない。

自分がどこにいるか、の問題なのです。

 

箱に入っている限り、人間関係の問題は解決しない。

勇気を出して、箱から出なければならない。

自分から。

 

自分の小さな箱から脱出する方法

脱出しよう

 

では、どうすれば箱から出られるのでしょう?

箱から出る方法

勇気を出して、相手に抵抗するのをやめてみよう

相手に逆らうのをやめた瞬間に、箱の外に出ることができる。自分を正当化しようという考えや感情から解き放たれるんだ。だから、箱から出る方法は、常にわたしたちの目の前にあるということになる。だって、自分が抵抗している相手は目の前にいるんだからね。

 

相手への抵抗をやめること。

「だって…」と自己正当化をするのは、「箱」の外に対して抵抗している。

抵抗し、自分を守ろうとするからこそ、ますます箱を頑丈にしてしまう。

だから、抵抗さえやめれば、箱から抜け出せる。

 

でも、未知の世界に足を踏み入れるのは、やはり怖いこと。

箱の外に出たら、大変なことになってしまうのかと不安になる。

 

実は、箱の中にいるほうが、よっぽど大変

箱の外にいるときよりも、箱の中にいるときのほうが、はるかにしなければならないことが多く、負担が大きいと感じていたはずだ。

 

箱の外に出たら、人のためにアレコレしなきゃいけないのではないか……

そんな不安が、箱にとどまらせ続ける。

しかし、よく考えてみれば、自己正当化をすることのほうが、よっぽど大変。

自分がどれだけスゴい人かを、常に証明しなければならないし。

周囲を悪い人にするために、責め続けなければならないし。

すごく生き苦しくて、疲れてくる。

それに比べたら、たしかに。

箱の外に出るほうが、とても生きやすくなりそうだ。

 

箱の外に居続けることが大事

箱の外に留まり続けるうえで肝心なのは、箱の外に出ているときに、自分が他の人に対してなすべきだと感じる、その感覚を尊重することだ。

 

思い出してほしい。

自分への裏切りとは、「他の人のためにすべきだと感じたこと」を背くことだ。

だから、「すべきだと感じたこと」を自覚し、尊重すること。

 

ただし、いつもそのとおりに動かなければならないのではない。

自覚したうえで、自己正当化をせずに、まっすぐに伝える。

「箱の中には入らない」という決心が大事。

 

相手が、箱の中に入っていたら?

こっちが箱から出てしまえば、相手がひどい奴である必要はなくなり、相手をひどい奴にする必要もなくなる。だから、つらい状況を悪化させるのではなく、よい方向に持っていくことができるようになる。

 

  • 「箱に入っているんだ、つらそうだな」と見てあげること
  • 自分が箱の外にいれば、いずれ相手は変わる

 

箱の中にいて、自己正当化を続けることは、とても苦しいこと。

それを思えば、箱の中に入っている他者のことも、少し見守る気持ちになるのではないか。

そして、自分が箱の外にいれば、相手を悪者にする必要がなくなるから。

結果的に、変わっていく。

だからやはり、まずは自分が箱の外に出ること。

 

「物事を見る目」とは、「パラダイム」のこと

「物事を見る目」、それこそ「パラダイム」です。

だから、「箱から出ること」は、「パラダイム転換」とも言えます。

パラダイム他人の言葉に振り回されない【パラダイム①】を理解する7つの習慣

まとめ

自分が箱の中に入っていると、どうなるか?

  • 自己正当化できるような、証拠集めをする
  • 他者を、実際以上に悪者に仕立てあげる
  • 世界をゆがめる
  • 他者をも、箱の中に入れる
  • 箱の中に入った人同士で、延々と争う

 

つまりは、箱の中での努力は、すべてが水の泡

何をしても、無駄な行動になる。

 

箱の中にいるときに、しても無駄なこと
  • 相手を変えようとする
  • 相手と全力で張り合う
  • その状況から離れる
  • コミュニケーションをとろうとする
  • 新しいテクニックを使おうとする
  • 自分の行動を変えようとする

 

だから、自分の足で、箱から出ること!

 

そのためには……

相手への抵抗をやめること。

 

そうすれば、すんなりと出ることができる。

それでしか、人間関係は改善しない。

 

だから、覚悟さえ決めれば、簡単。

覚悟を決めるまでが、大変。

勇気を出して、箱から出てみよう。

 

自分の小さな箱から脱出する方法

 

 

自分の小さな箱から脱出する方法

 

ということで。

 

memo
自分への裏切りと自己正当化が、自分を「箱」の中に閉じ込める。

言い訳と自己正当化を感じたら、箱の中にいることを自覚しよう。

そして、外に出るのだ。

 

 

 

2019315

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です