【自己との対話】エンプティ・チェアとインナーマリッジのすすめ|過去と和解する方法

余計なことを言ってしまったのではないかと、気になって仕方ないときがありませんか。

相手はもう、忘れているかもしれないのに。

 

いつまでも覚えているのは自分だけ。

たいていの人は、他人の話なんて覚えていません。

 

それなのになぜ、いつまでも自分だけが引きずってしまうのでしょう。

 

そんなに自意識過剰なのだろうか?

 

実は、自意識過剰でもなく、目の前のことが原因なのでもありません。

過去の古傷がうずいているだけ。

そんなときは、過去の自分と対話してみると心が落ち着きます。

エンプティ・チェアとインナーマリッジを、試してみてくださいね。

エンプティ・チェアとインナーマリッジ

エンプティチェア

目の前のことに苦しみを感じたとき、過去の自分を思い出し、あの頃の傷を見つめてみること。

傷ついている幼い頃の自分を、なぐさめてあげること。

なぜなら。

私たちは常に、過去を思い出して傷ついているから。

目の前のことが原因なのではありません。

 

いわゆる、トラウマだよな。

でも、どうしたらいいんだ?

 

心理学療法で、「エンプティ・チェア」と呼ばれるものがあります。

エンプティ・チェア:一人二役の対話

エンプティチェア

エンプティ・チェアの方法
  1. 誰も座っていない椅子を用意する
    • 実際に、椅子を用意すると効果的
  2. 幼い頃の自分が座っているのだと仮定する
  3. 幼い自分に、やさしく語りかけてみる

 

とても頑張っていることを認め、抱きしめてあげましょう。

エンプティチェア

相手は、昔の自分じゃなくてもいい

自分で一人二役をやり、他者とも対話をします。

  1. 本当は言いたかったこと、言えなかったことを、吐き出す
  2. 次に、相手になりきって、自分に向かってアドバイスする

 

架空の相手でも、かまいません。

例えば、カウンセラーになったつもりで、自分とカウンセラーとの対話を一人二役でやるのです。

 

客観的な視点をもてるというメリットがあります。

 

POINT
自己との対話がうまくできる人は、他人との対話もうまくいく。

 

なかなかうまくいかない。

他に方法はないの?

 

疑似結婚もいい方法です。インナーマリッジといいます。

インナーマリッジ:自分との和解

インナーマリッジ

インナーマリッジとは

自分の中の、感性と理性を和解させること。

自分とつながること。

 

人はたいてい、何かをやろうとするとき、心の中で葛藤するものです。

自分の中で、相反する意見がこだまする。

葛藤を、放置しないこと

ちゃんと言葉にして自分と自分とで対話をして、きちんと手をつなぐ。

 

相反する2人の自分が、自分の中でつながる、それがインナーマリッジです。

「つながり」「融合」が、癒やしの力になるんですね。

実際の結婚生活も、うまくいく

インナーマリッジ

自分と結婚できる人は、実際の結婚もうまくいくと言われています。

 

つまり。

他人とのコミュニケーションがうまくいかない人は、自分とのコミュニケーションが、うまくいってないんですよね。

人生は、自分自身と踊り尽くすダンス

エンプティチェア

オーウェン・フラナガンという哲学者は、人生は、自分と自分とが踊るダンスのようなものだと言っています。

 

最後のダンス

親愛なる私へ。最後のダンスは君と踊りたい。うまく踊れなくても気にしなくていいよ。私たちは、今ではお互いのことをとてもよく知っているから。

君と最後に抱き合って踊るときには、人生が有意義だったと感じられるといいな。

ただし、それは単なる陶酔ではなく、本当のダンスだ。人生には必ず意味があるから、一つの人生を2人で分かち合ってダンスがしたいんだ。

そのときには、安らぎ、心地よさ、誠実さ、奮闘の結果を一緒に喜び、分かち合いたい。

一つ覚えておいてほしい。君のことを真に理解し、いつまでも忘れない誰かがいるとすれば、それは私だ。それは私自身のことなんだよ。チャ、チャ、チャ。

 

まさに、インナーマリッジとは、このような心境。

最後に踊るダンスは、自分と踊る。

いつまでも忘れない誰かは、自分。

 

結局のところ、自分との融合が、私たちにとって一番の幸せなのかもしれません。

踊る相手が自分しかいないってのも、ちょっと寂しいけどな。

寂しいどころか、むしろ心強いことなんです。

自分を癒やす能力が、自分にはある

癒やされれば、与えられる

エンプティチェア

エンプティ・チェアも、インナーマリッジも、自分自身を認め、癒やすプロセスです。

  • 私は、とっても寂しかった
  • 私は、とっても傷ついてきた
  • それでも私は、いっぱい頑張ってきた
  • せいいっぱいの気持ちで、家族を愛してた

 

本当に自分と向き合えたときに、自分に与えることができるようになります。

癒やしの源泉は、「わたしには能力がある」という意識

エンプティチェア

アドラー哲学では、「わたしには能力がある、という意識」をもつことが、目標だと言っています。

  • 心理面の目標
    1. わたしには能力がある、という意識
    2. 人々はわたしの仲間である、という意識

 

なぜなら。

他者から与えられることでしか癒されない自分では、決して満足できないから。

 

POINT
「自分で自分を癒やす能力がある」

それを信じたとき、自分が開花する。

 

「自分を癒やす」こと自体に意味があるのではなく。

「癒やせる能力が自分にはある」という自信が、元気を与えてくれるのです。

自分を癒やしてあげられるのは、自分だけ。

それは、寂しいことではなく、うれしいこと。

 

「能力のある自分」ってことですからね。

孤独を知っている人は、孤独を癒やせる

孤独感の裏には、情熱があるから

エンプティチェア

孤独感の裏にある感情とは、なんでしょうか。

  • 人と、つながりたい
  • 居場所を、作りたい
  • 愛し、愛されたい

 

孤独が強いということは、欲求も強いということですよね。

そもそも無関心であれば、「孤独」さえも感じないはず。

実を言うと、人一倍「つながり」に関する情熱が強い人なんですよ。

自分で自分に与えたとき、他人にも与え始める

エンプティチェア

自分で自分と対話をし、自分で自分を癒やし始めたら……

他人にも癒やしを与えられるようになります。

 

もともと情熱と欲求が強いですから。

 

人とのつながり、居場所作り、愛。

気づけば自分が与える人になってしまいますよ。

 

それは、「与えなきゃ」というより、「気づいたら与えてた」という感覚。

決して、「与えねば成功できない」というわけではないんですよね。

 

そのためにも、まずは自分と対話して、自分を癒やすことからか。

まとめ

  • 人は、目の前の出来事では傷つかない
    • 昔の古傷がうずいているだけ
  • エンプティ・チェア
    • 一人二役となって、自分や他人と対話してみる
  • インナーマリッジ
    • 自分の中の、相反する自分と融合する
    • 自分と融合できる人は、他人とも融合できる
  • 自分で自分を癒やす能力がある
    • 能力があるという自信が、自分を癒やしていく
  • 孤独感の強い人は、情熱の強い人
    • 「つながり」や「居場所」を作れる人になる

 

人生は、自分と踊り尽くすダンスのようなもの

嫌われる勇気

人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那なのです。そしてふと周りを見渡したときに「こんなところまで来ていたのか」と気づかされる。

(by 嫌われる勇気)

 

「行かねばならない」のではなく、「気づいたら来ていた」という感覚。

それが、ダンスするように生きること。

自分を癒やしてあげたら、自分と踊ってみましょう。

 

君と最後に抱き合って踊るときには、人生が有意義だったと感じられるといいな。

(by オーウェン・フラナガン)

「何ができる」とか、「誰がいる」とかじゃなく。

自分がいるだけで有意義だった、と。

そんなふうに感じてみたいな。

 

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