2日で人生が変わる「箱」の法則【コミュニケーション改善の方法】自分と相手を変えるために

2日で人生が変わる「箱」の法則

自己正当化の箱から抜け出そう。

それがコミュニケーションの第一歩。

 

自己正当化が事態を悪化させる!

 

自分が「やるべきだ」と思ったことに背いたとき。

すなわち、自分の心に背いたときに、自分を「箱」の中へと追いやる。

「箱」の中では、自己正当化を繰り広げる。

それが「箱」の法則。

自分の小さな箱から脱出する方法自分の小さな「箱」から脱出する方法|逆らうのをやめた瞬間に、自分が変わり始める

 

自分の小さな箱から脱出する方法

 

「箱」の中にいると、他者を見る目がゆがんでいく。

 

「箱」から脱出すると、コミュニケーションが変わる。

2日で人生が変わる「箱」の法則

 

この本は、「自分の小さな『箱』から脱出する方法」の続編。

「2日で人生が変わる『箱』の法則」
by アービンジャー・インスティチュート

他者を見る目は、どうやってできあがるか?

「自分が変わる」とは、パラダイム転換のこと

「世界を見る、自分の見方・解釈」のことを「パラダイム」という。

自分が変わるとは、パラダイムが変わることだ。

それが、パラダイム転換。

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パラダイム転換とは、いいほうに変わることだけではない。

悪いほうに変わることも、パラダイム転換だ。

では、悪いパラダイムに変わるときとは、どんなときだろう?

この本では、その原因を、「自己正当化」だと説いている。

「自己正当化」のパラダイム

私は正当化が必要だったので、自己正当化できるような見方ですべてを見るようになった。自分自身、世界、私の過去、私の現在、私の未来、私の苦難、私が責任を負うべきさまざまなもの、すべてに対する私の見方が変えられた、正当化されたと感じられるように変えられたのです。

 

人は、自分の心にそむいたとき、自分の行動を正当化しようとする。

自己正当化のために必要なもの

  • 他者が悪者であること
  • この世界が、危険な場所であること

 

そうして、悪い他者ができあがり、危険な場所ができあがる。

自分のために!

すべての見方・解釈が、自分を正当化できるものに変わってしまう。

 

自己正当化のパラダイムを、この本では、「箱」と呼ぶ。

箱の中の小さな「のぞき穴」から、他者と世界を見ているのだ。

自己正当化のパラダイムから抜け出すには、箱から出なければならない。

 

箱から出るためには、何が必要なのだろう?

まずは、自覚をすること

他者への非難と自己の正当化、つまり箱に囚われているかもしれない兆候、に気をつけなければならない。よくあるさまざまな箱、例えば、優越感を抱く、自分には当然それだけの資格・権利があると考える、劣等感を持つ、人からどう見られるか気にする、などの兆候に目を光らせる必要がある。

 

自己分析、自己との対話、振り返り。

しっかりと内省し、自分の心を見つめることだ。

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では、何を自覚すれば、いいのだろう?

 

自己正当化の裏には、主に、次の4つの気持ちが隠れている。

この4つを自覚することだ。

  1. 優越感を持っている
  2. 自分には当然、それだけの資格・権利がある
  3. 人からどう見られるか、体裁を気にする
  4. 劣等感を持っている

 

これが、4つの箱。

4つの箱が自分を苦しめる

他者は、人ではなく「物」であってほしい

箱の中にいる状態とは、他者を「物」と見ている状態。

なぜ、他者が「物」である必要があるのか?

それは……

 

自己正当化をしたいから。

自己正当化するために、4つの箱を持ち歩いている。

自己正当化のための4つの箱

自己正当化するための箱は、主に4つ。

  1. 優越の箱
  2. 当然の箱
  3. 体裁の箱
  4. 劣等感の箱

1.優越の箱

(他者は)脳力が劣っているとか、重要でないとか、知的でないとか、有徳でないなど。常に劣っており、だから常に物としてみなければならない

 

箱の中に入っていると、他者を「物」と見る。

自分のほうが優れている。

相手は劣っている。

だから、相手は「物」なのだ。

決して、自分と同等の「人」ではない。

2.当然の箱

人より優れていると思っている人々は、多くのことに権利があると思っています。だから、これらふたつの正当化の方法は同時に生じることが多い

 

「当然の箱」は、「優越の箱」とセットで現れる。

 

自分はこんなに優れている。

だから、当然、○○してもらう権利がある!

 

そのことを証明するのだ。

3.体裁の箱

(自分勝手で冷淡に見られたくないという気持ちから)思いやりがあるとか、責任感があるとか、きちんとしていると見られる必要性があった

 

自分勝手な人間に思われたくない、というのは、自分勝手である証拠。

だけど、自分勝手ではないことを、「思いやり」という行動で、正当化しようとするのだ。

いわゆる、「いい人」になる。

それは、体裁を気にしているから。

4.劣等の箱

私はいつも人に背を向け、人から何かを求められたりしないようにし、それを自分の障害のせいにしていました。障害そのものが私の自己正当化だったのです。周囲とうまくやれないことへの言い訳になっていたのです。

 

「障害がある」ことを劣等感として抱いている人は、「障害」を利用するというのだ。

「人付き合いができないのは、障害のせいだ」と、「障害」を、「正当化」の道具にする。

つまり。

 

劣等感とは、言い訳

 

自分が、自分の欠点を直せないことを、劣等感のせいにする。

だから、「劣等の箱」も、自己正当化なのだ。

箱に入ることで、自分と他者を追い詰める

ほかの人たちからよく思われたくてたまらなかった。だから、ばかに見られるのが怖くて、ほとんどしゃべらなかった。あの箱が示しているように、私は人を批判的で脅迫的だと思い、いつも人に注視され、聞き耳をたてられ、評価されているように感じていた。人を避けながら、たえず恐れ、不安な思いで生きていました。そして、他人から切り離せば離すほど、不安はつのったのです。

 

これは、「体裁の箱」と「劣等の箱」を持ち歩いている人の例

  • よく思われたくて、たまらない
  • バカにされるのが怖い
  • 他者は常に、批判的で脅迫的だと思う
  • いつも人に見られ、聞かれ、評価されていると感じる
  • 人を避け、恐れ、不安に襲われる

 

非常に、狭い世界で生きていく。

まさに箱の中の世界だ。

 

4つの箱を持っていると、相手はどんどん悪者になる

 

自分を正当化するために、相手を、巨大な大悪人に仕立てあげる。

実際の姿を、ありのままに見ることができないのだ。

自己正当化が、世界をゆがめる

他人の過ちを誇張する

~心が敵対的なとき、他人の過ちを誇張しがち~

箱の中では、自己正当化が大きな目的となる。

そのため、他人の過ちは誇張される。

相手は、実際以上に、ものすごい大悪人になるのだ。

大悪人にしておきたいから、自分の受けた被害を、ずっと忘れない

~自分が受けた不公正にこだわる~

人を物と見れば、自分を正当化するために自分が被った不公正にこだわるようになる。ひどい扱いと苦しみをよみがえらせて。

 

自分の被害を忘れてしまっては、自分を正当化することができなくなる。

だから、いつまでも、恨みを持ち続けていなければならないのだ。

相手を悪者にするために。

自分と相手とに、共通点があるなんて認めたくもないだろう。

「ありのままの姿」なんて、見たくないのだ。

~実は、共通点もたくさんある~

自分と非難する相手との違いを誇張しがちです。共通点があるとはあまり見なさない。現実は、共通点がたくさんあるのですがね。
また、自分を正当化してくれるものを過大に重要視しがちです。

 

共通点があると思えないのは、相手が「人」ではないからだ。

自分を困らせる「問題」でしかない。

そうして、世界を見る見方が、どんどんゆがむ。

自己正当化が、世界をゆがめているのだ。

 

では、どうすれば、ゆがんだ見方を変えることができるのか?

それは、相手を「人」として見ること。

つまり、自己正当化をやめて、箱の外に出るのだ。

もうあきらめて、白旗をあげよう。

自己正当化に、白旗をあげる

許せないのは、相手を「物」として見ているから

~相手は、自分を正当化するための「道具」「物」~

モラハラを受けても離れられない、ということがよく起こる。

「共依存」という状態。

それはなぜかといえば、やはり、自己正当化のため。

自分を「いい人」にするためには、悪いパートナーが必要なのだ。

つまり相手は、自分を正当化するための「道具」であり、「物」である。

~自分が正当化されたと感じるから、他人を傷つけるのをやめさせようとしない~

実際、人が自分自身や他人を傷つけるのをやめさせようともせず、そのままにするとしたら、それはその人を人と見ているからではありません。普通は、別の自己正当化の動機があって、その正当化はしばしば人々を寛大にし、それで正当化されたと感じるのです。

 

自分が正当化されたという安心感を抱きたいだけ。

つまり、「人」としての相手が必要なのではない。

自分が正当化されることが、何よりも大事なのだ。

~たとえ物理的に離れても、忘れない~

独りでいるときでも、常に私が憎んでいた人たちがかたわらにいた。というのも、彼らと交わらないよう常に自分に言い聞かせるためには、私が何をなぜ憎んでいるかを忘れてはならなかったのだから。

 

過去を忘れられない。

トラウマが消えない。

それも実は、自己正当化のために利用しているだけ。

ずっと憎み続けることで、自分が正当化されるから。

忘れられないのではなく、忘れたくなかったのだ。

~相手が「人」なら、心身ともに離れることができる~

(モラハラ夫の)デビッドを人と見はじめたときから、私は二度と彼のもとに戻る気にはなりませんでした。それまでデビッドを愛することは彼のもとにとどまらねばならないということだと思っていました。息が詰まりそうに感じたのはそのためでもあります。でも、彼を愛していないことを正当化する必要がなくなったことで、私は離れることができた

 

だからこそ、「人」として見るようになると、離れることができる。

正当化する必要がなくなるから。

イヤな相手と離れられないなら、その相手は「物」である。

 

やっぱり、「物」なのか「人」なのかがポイントだ。

 

人を人として見る

人を人として見れば、正当化する必要がなくなります。すると、自分が被った最悪のことにこだわらなくなり、最悪のことを忘れ、他人の中に悪いところだけでなく、よいところを見ることができます。

 

自分が変われないのは、自己正当化をやめられないから。

相手が悪人じゃないなんて、認めたくない。

だけど、正当化する必要がなくなれば、つらかった過去を忘れることができる。

そのほうが、さわやかな気持ちになれそうだ。

そもそもの気持ちを思い出そう。

本当は、相手を助けようと思っていた

相手を助けようという気持ちに背いてないか?

 

箱の中に入るきっかけは、自分の心に背くこと。

どんな心に背くのかというと……

 

相手を助けようという気持ち

 

実は、助けたいと思っていたのだ。

でも、助けなかったことで自己正当化を始めてしまった。

箱から出るということは、自分の中の、本来の気持ち、本来の思いやりとつながることでもあるのではないか。

 

誰だって、最初は「思いやり」だった!

誰もが、箱の外の場所を持っている

じつは、誰もが自分の中に、箱の外の場所を持っているのですから、それを忘れずに見つけようとすれば、見いだすのは難しいことではありません。例えば、あなたが普段、箱の外で向き合っている相手が誰かを考えてみるとする。その名前はすぐに浮かび、その人たちと過ごしたときのことを考えるだけで、あなたは有利な地点へと導かれ、世の中が違って見えてくるはずです。

 

できないことを、やるのではない。

本来の場所に戻るだけ。

自分の中に、箱の外の場所を見つけること。

箱の外で向き合えている相手を思い出してみよう。

思い出してみれば、徐々に、外の方向へ、導かれていく。

すると、イヤな相手からも離れることができる。

 

では、相手に対しては、どのようなアプローチをとればいいのだろう?

コミュニケーションのとり方

相手を正したいとき

明らかに相手が間違った行動をしているとき。

どのように接すれば、相手は変わるのだろう?

相手を正したいとき

自分が「箱」から脱出する:箱の中にいては正せない

関係を築く:関係性がなければ、聴くことはできない

聴き、知る:まず知ろうとしなければ、教えても無駄

教え、伝える:明確に、納得いくように伝える

正す:間違ったほうに向かっていることに対処する

 

決して、箱の中から正そうとしてはいけない。

それでは、コミュニケーションが成り立たない。

必死で対話しようと思っても話が通じないのは、自分が箱の中にいるからだ。

まずは箱の外に出ること。

そこから、コミュニケーションが始まる。

コミュニケーションを取り戻すステップ

  1. 自分が、「箱の中」にいることに気づく
  2. 自分の、「箱の外」の人や場所を見つける
  3. そもそも、相手とどんな関係を持ちたいと思っていたのか、「箱の外から」考え直す
  4. 相手はどのような苦痛や恐怖、辛さを感じているかを考えてみる

 

やはり、まずは自己との対話から。

他者とのコミュニケーションは、自分とのコミュニケーションがどれだけうまくいくかに、かかっている。

まとめ

2日で人生が変わる「箱」の法則

 

自己正当化のための4つの箱

  1. 優越:自分はスゴい、優れている
  2. 当然:自分は与えられる権利がある
  3. 体裁:人からどう見られるか
  4. 劣等:自分はダメだ → 言い訳に使う

 

箱の中に入っていると、自分を正当化することが、生きる目的となってしまう。

だから、何をやっているのか、わからなくなるのだ。

箱の外に出て、本来の自分に生きよう。

自分探しとか、やりたいこと探しも、まずは箱の外に出ることから始まるのだろう。

 

ということで。

 

memo

過去を引きずるのは正当化したいから!

相手を「人」として見れば離れることも可能になる。

箱の外から、もう一度、見つめ直してみること。

2019316

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