箱の法則【自己正当化をやめると】生きる目的とコミュニケーションが変わる

2日で人生が変わる「箱」の法則 人間関係のモヤモヤを解決するために

生きる目的がわからない……

 

そんなときは……

 

「自己正当化」が目的になっているかも

 

私たちは、4つの箱を持ち歩いているといいます。

 

「箱」とは

自己正当化をするための「箱」。

常に持ち歩き、自分で箱の中に入ろうとする。

 

一番のポイント。

私たちは、どんなときに箱に入るか。

 

それは。

 

自分の心を裏切ったとき

自分にウソをついたとき

 

つまり。

 

自己正当化を繰り返すときは。

自分に正直になれてない。

 

だから。

生きる目的がわからなくなるんです。

 

 

では、生きる目的を取り戻すには、どうしたらいいのでしょう。

 

 

この本は、「自分の小さな『箱』から脱出する方法」の続編。

2日で人生が変わる『箱』の法則

「他者を見る目」が、パラダイム

今、どんなパラダイムで生きていますか?

箱の法則

パラダイムとは、「世界を見る、自分の見方・解釈」のこと。

自分の見方が変わることを、「パラダイム転換」といいます。

 

パラダイム転換とは、いいほうに変わることだけではありません。

 

悪いほうに変わることも、パラダイム転換

では、悪いパラダイムに変わるときとは、どんなときでしょう?

 

それが……

 

「自己正当化」

 

「自己正当化のパラダイム」に、なってませんか?

箱の法則

私は正当化が必要だったので、自己正当化できるような見方ですべてを見るようになった。自分自身、世界、私の過去、私の現在、私の未来、私の苦難、私が責任を負うべきさまざまなもの、すべてに対する私の見方が変えられた、正当化されたと感じられるように変えられたのです。

 

人は、自分の心を裏切ったとき、自分の行動を正当化しようとします。

  • だって、○○だから……
  • だって、仕方なかったから……
  • だって、私も苦しいから……

 

「だって」というセリフが出てきたときが、「自己正当化」警報です!

 

自己正当化のために必要な、2つの見方

  1. 他者は、悪者である
  2. この世界は、危険な場所である

 

つまり。

悪い他者、危険な場所ができるのは……

 

自己正当化のため!

 

すべての人・場所・出来事を、自分を正当化できるものに変えてしまうのです。

 

自己正当化のパラダイムが、「箱」

箱の中の小さな「のぞき穴」から、他者と世界を見ている。

それが、視野が狭い理由です。

 

自己正当化のパラダイムから抜け出すには、箱から出なければならない。

 

箱から出るためには、何が必要なのでしょう?

 

まずは、自覚しよう

箱の法則

他者への非難と自己の正当化、つまり箱に囚われているかもしれない兆候、に気をつけなければならない。よくあるさまざまな箱、例えば、優越感を抱く、自分には当然それだけの資格・権利があると考える、劣等感を持つ人からどう見られるか気にする、などの兆候に目を光らせる必要がある。

 

しっかりと内省し、自分の心を見つめる。

自分がどんな箱に入っているのか、自分の行動に目を光らせること。

自己正当化の裏には、主に4つの気持ちが隠れています。

 

自己正当化の裏に隠れている、4つの気持ち

この4つを自覚してみよう。

  1. 優越感を持っている
  2. 自分には当然、それだけの資格・権利がある
  3. 人からどう見られるか、体裁を気にする
  4. 劣等感を持っている

 

これが、4つの箱。

人は、「4つの箱」を持ち歩いている

箱の法則

自己正当化するための4つの箱。

何かあるとすぐ、箱の中に入ろうとしてないか?

チェックしてみよう。

 

1.優越の箱

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(他者は)脳力が劣っているとか、重要でないとか、知的でないとか、有徳でないなど。常に劣っており、だから常に物としてみなければならない

 

箱の中に入っていると、他者を「物」と見る。

 

自分のほうが優れている。

相手は劣っている。

だから、相手は「物」である必要があるのです。

 

決して、自分と同等の「人」ではない。

「優越の箱」は、「当然の箱」をセットで生み出します。

 

2.当然の箱

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人より優れていると思っている人々は、多くのことに権利があると思っています。だから、これらふたつの正当化の方法は同時に生じることが多い

 

自分はこんなに優れている。

だから、当然、○○してもらう権利がある!

 

そのことを証明しようとするのです。

 

3.体裁の箱

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(自分勝手で冷淡に見られたくないという気持ちから)思いやりがあるとか、責任感があるとか、きちんとしていると見られる必要性があった

 

「自分勝手な人間に思われたくない」というのは、自分勝手である証拠!

自分勝手ではないことを、「思いやり」という行動で正当化しようとします。

 

え……

自分勝手な人に思われたくないから、なるべく思いやりの行動をしようとしてるけど……

 

それは、体裁を気にしているだけ。

いわゆる、「いい人」にろうとするのです。

 

4.劣等の箱

箱の法則

私はいつも人に背を向け、人から何かを求められたりしないようにし、それを自分の障害のせいにしていました。障害そのものが私の自己正当化だったのです。周囲とうまくやれないことへの言い訳になっていたのです。

 

「障害がある」ことを劣等感として抱いている人は、「障害」を利用しているのだといいます。

「人付き合いができないのは、障害のせい」と、「障害」を「正当化」の道具にする。

つまり。

 

劣等感とは、言い訳

 

欠点を直せないことを、劣等感のせいにしたいから。

このことは、アドラー心理学の「目的論」と同じです。

私たちは、「トラウマ」ではなく、「目的」に生きているのだ、と。

「劣等感」や「トラウマ」は言い訳にすぎないのです。

 

だから、「劣等の箱」も、自己正当化。

 

4つの箱を持っていると、周囲は悪人だらけになる?

 

そう。自分を正当化するために、他者は悪人でいてくれなきゃ困るからです。

 

なぜ、他者は悪人なのか?

自分が成長するよりも、他者を悪人にするほうが早い

箱の法則

ほかの人たちからよく思われたくてたまらなかっただから、ばかに見られるのが怖くて、ほとんどしゃべらなかった。あの箱が示しているように、私は人を批判的で脅迫的だと思い、いつも人に注視され、聞き耳をたてられ、評価されているように感じていた。人を避けながら、たえず恐れ、不安な思いで生きていました。そして、他人から切り離せば離すほど、不安はつのったのです。

 

よく思われたくて、たまらない

これが、一番の欲求ですね。

バカにされるのが、怖くて怖くて、しょうがないんです。

  • よく思われたくて、たまらない
    • バカにされるのが怖いから
  • 他者は常に、批判的で脅迫的だと思う
    • いつも人に見られ、聞かれ、評価されていると感じる
    • 人を避け、恐れ、不安に襲われる

 

では。

自分がよく思われるためには、どうする?

他者を悪人にする

自分が成長するよりも。

他者を悪人にしてしまうほうが、早いんですよね。

 

だから。

モラハラを受けても、「意図的に離れない」のです。

「共依存」という状態。

 

それは、やはり。

自己正当化のため。

 

自分を「いい人」にするために、悪いパートナーが必要なんです。

 

つまり相手は、自分を正当化するための「道具」であり、「物」でしかない。

 

傷つけるのをやめさせようとしないのは、「人」として見ていないから

箱の法則

実際、人が自分自身や他人を傷つけるのをやめさせようともせず、そのままにするとしたら、それはその人を人と見ているからではありません。普通は、別の自己正当化の動機があって、その正当化はしばしば人々を寛大にし、それで正当化されたと感じるのです。

 

「人」としての相手が必要なのではなく。

「物」としての相手が必要なのです。

 

自分が正当化されたという安心感を抱きたいから。

 

そのために、相手は、いつまでも悪い人であってほしい。

だから、相手が自分を傷つけても、やめさせようとはしないのです。

 

たとえ物理的に離れても、忘れない

独りでいるときでも、常に私が憎んでいた人たちがかたわらにいた。というのも、彼らと交わらないよう常に自分に言い聞かせるためには、私が何をなぜ憎んでいるかを忘れてはならなかったのだから。

 

過去を忘れられない。

トラウマが消えない。

 

その理由は。

自己正当化のために、憎み続けていなければならないから

 

自分が受けた不公正にこだわるなら、相手を「物」と見ている証拠

人を物と見れば、自分を正当化するために自分が被った不公正にこだわるようになる。ひどい扱いと苦しみをよみがえらせて。

 

自分が受けた不公正に、いつまでもこだわっているなら……

 

相手を「物」と見ている。

 

私たちは本当は、「ありのままの姿」なんて、見たくないのです。

「人」ではなく、「道具」としての相手の姿を見ているだけ。

 

POINT

忘れられないのではなく、忘れたくないだけ

 

共通点もたくさんあることには、気づけない

箱の法則

自分と非難する相手との違いを誇張しがちです。共通点があるとはあまり見なさない。現実は、共通点がたくさんあるのですがね。

また、自分を正当化してくれるものを過大に重要視しがちです。

 

共通点があると思えないのは、相手が「人」ではないから。

自分を困らせる「問題」でしかない。

自己正当化が、世界をゆがめているのです。

 

どうすれば、自己正当化をやめられるんだろう。

 

すべてあきらめて、白旗をあげることです。

 

自己正当化に、白旗をあげよう

相手を「人」として見ると、離れることができる

箱の法則

(モラハラ夫の)デビッドを人と見はじめたときから、私は二度と彼のもとに戻る気にはなりませんでした。それまでデビッドを愛することは彼のもとにとどまらねばならないということだと思っていました。息が詰まりそうに感じたのはそのためでもあります。でも、彼を愛していないことを正当化する必要がなくなったことで、私は離れることができた

 

これこそ、衝撃の真実。

 

「人」として見るようになると、離れることができる

 

逆に言うと。

 

「物」として見ている限り、イヤな人とは離れられない

 

自己正当化が必要なら、悪い相手も必要。

自己正当化が不要なら、悪い相手も不要。

 

イヤな相手と離れられないなら、その相手は「物」なのです。

 

そして、人として見はじめると。

よいところも見えてくる

人を人として見れば、正当化する必要がなくなります。すると、自分が被った最悪のことにこだわらなくなり、最悪のことを忘れ、他人の中に悪いところだけでなく、よいところを見ることができます。

 

人として見ると。

  • 正当化する必要がない
  • 最悪のことに、こだわらなくなる
  • イヤなことを忘れられる
  • 他人のよいところも見えるようになる

 

つまり。

正当化する必要さえなくなれば、つらかった過去を忘れられる。

 

そのほうが、さわやかな気持ちになれそうですね。

「そもそも、どうしたかったのか?」

当初の気持ちを思い出してみましょう。

 

そもそもは、相手を助けようと思っていた

箱の法則

相手を助けようという気持ちに背いてないか?

 

箱の中に入るきっかけは、自分の心に背くこと。

 

どんな心に背くのかというと。

相手を助けようという気持ち

 

実は、助けたいと思っていたのです。

でも、助けなかったことで自己正当化を始めてしまった。

 

本当は「思いやり」だったはず。

 

POINT

箱から出るということは、自分が悪人になることではない。

自分の中の、本来の思いやりとつながること。

だから怖がらないで。

 

誰もが、箱の外の場所を持っている

箱の法則

じつは、誰もが自分の中に、箱の外の場所を持っているのですから、それを忘れずに見つけようとすれば、見いだすのは難しいことではありません。例えば、あなたが普段、箱の外で向き合っている相手が誰かを考えてみるとする。その名前はすぐに浮かび、その人たちと過ごしたときのことを考えるだけで、あなたは有利な地点へと導かれ、世の中が違って見えてくるはずです。

 

できないことを、やるのではありません。

 

本来の場所に戻るだけ。

自分の中に、箱の外の場所を見つけること。

 

箱の外で向き合えている相手を思い出してみよう

思い出してみれば、徐々に、外の方向へ、導かれていく。

すると、イヤな相手からも離れることができる。

 

それでも、相手を正したいときは、どうやってアプローチするの?

 

まずは自分が箱から出なければなりません。

 

相手を正したいときのコミュニケーションのとり方

明らかに相手が間違った行動をしているとき。

どのように接すれば、相手は変わるでしょうか?

コミュニケーションを取り戻すステップ

1
箱から出る
まずは自分が、箱から出る
2
関係を築く
関係性がなければ、コミュニケーションはとれない
3
聞き、知る
まずは相手を知ろうとする
4
教え、伝える
明確に、納得いくように伝える
5
正す
間違ったほうに向かっていることに対処する

 

コミュニケーションがうまくいかないのは、箱の中から語りかけているから

箱の法則

  1. 自分が、「箱の中」にいることに気づく
  2. 自分の、「箱の外」の人や場所を見つける
  3. そもそも、相手とどんな関係を持ちたいと思っていたのか、「箱の外から」考え直す
  4. 相手はどのような苦痛や恐怖、辛さを感じているかを考えてみる

 

「コミュニケーションが大事だ」と号令をかけて、必死で会話をしようとしても、何も変わらないときがあります。

それは、箱の中から語りかけているから、だったんですね。

 

コミュニケーションは大事なのだけれど。

もっと大事なのは、箱の外に出てコミュニケーションをすること。

 

それが理解できなければ、どんなにコミュニケーションを重ねても何も変わらない。

相手はずっと、「物」でしかないからです。

 

POINT

まずは箱の外に出る。

そこから、コミュニケーションが始まる。

 

相手を「人」として見ると、コミュニケーションが変わる。

だから、自分の生きる目的も変わるんだな。

まとめ

2日で人生が変わる「箱」の法則

 

箱の法則

自己正当化のための4つの箱

  1. 優越:自分はスゴい、優れている
  2. 当然:自分は与えられる権利がある
  3. 体裁:人からどう見られるか
  4. 劣等:自分はダメだ → 言い訳に使う

 

「自己正当化の箱」、なかなか怖い。

理論としては、よくわかる。

誰もがわかってると思います。

 

でも、ふと気づくと。

箱に入ってます。

 

相手を悪人にして、「かわいそうな私」を演じている。

「なぜ、こんなことを言われなきゃいけないの?」と、つい被害者ぶってしまうけれども。

実は、それが、うれしくてたまらないんですよ。

自分が「いい人」になれるから。

 

そうすると、モラハラも、イジメも、自ら作り出していることになります。

 

客観的に自分を眺めてみると、こっけいに思えてきますよね。

おかしなことを、繰り返しているのです。

 

でも。

そんな自分を責めるのではなく。

「もう、しょうがないなぁ」と笑い飛ばすくらいで、いいと思います。

 

すると。

他者のことも、「しょうがないなぁ」と思えるようになるから。

 

箱に入ってしまうのは、しょうがないことだと心得て。

「あぁ、また入ってた」と、笑ってしまいましょう。

 

自分を責めて、クヨクヨすると、本当にウツになってしまいます。

 

大丈夫。

誰もが犯す、かわいい間違いだから。

 

そして。

「自己正当化」とは、「思いやりを貫けなかった」ことに対する、正当化。

 

つまり。

自己正当化を、たくさんしてしまうなら。

「思いやりがいっぱいな自分」なのです。

 

なお。

箱から出るステップは。

7つの習慣」の、自覚・良心・想像力・自由意志の4つの力を駆使することになります。

  1. 箱に入ってることを「自覚」する
  2. 自分の思いやり(良心)を思い出す
  3. 自分の「意志」で、箱の外に出る
  4. 相手の、人としての気持ちを「想像」する

 

ぜひ、「4つの力」を思い出してみてください。

 

ということで。

 

今日の問いかけ
  • なぜ、過去を引きずっているのだろうか?
  • 相手を「物」として見ているのではないだろうか?
  • 自己正当化が、生きる目的になってないだろうか?

 

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