イヤな人への対処は、いたってシンプル。
黙殺!
とにかく、放っておく。
感情への対策は、スルーしかない。
人の言動には、まったく意味がないから。
- すべて、スルー
- 怒られても
- 嫉妬されても
- 誰かが困っていても
- 誰かが不安になっていても
- 誰に何を言われても
すべてスルーして、淡々とやりたいことを続ける。
実は、スルーして進んでるほうが、感謝できるようになります。
スルースキルはそれまでの私の常識を打ち破り「みんなは私のために存在してくれている」と教えてくれたんです。
(スルースキル “あえて鈍感”になって人生をラクにする方法)
Contents
スルーできない人ほど、イヤな人になる
なぜ、スルーできないの?
こんな気持ちが、スルーを拒否する
- 「清く正しく美しく」生きたい
- 我慢が美徳
- 他人を優先する自分は清い
- 嫌われたくない
- なるべく下から、謙虚に出る
- 無視すると、「相手にされなくなるのでは?」と不安
- 尊敬と感謝をされなきゃいけない
- 困ってる人を助けることで、自分の存在価値を見出したい
- 「あの人」のように、無神経になりたくない
- 「あの人」のようなことはしたくない
- あんな無神経な人になりたくない
ひとことで言うと。
「いい人になりたい」願望
だから。
- 人の言葉は、「スルーしちゃいけない」と思う
- イヤな人からも、離れられない
- きちんと受け止めなきゃいけない
- 受け止めすぎて、混乱する
- 自分を抑え、我慢してしまう
- どんどん悪感情がたまっていく
結論。
いい人になろうとすると、イヤな奴になりさがる
- 心の中では、相手をバカにしている
- 怒りが充満していく
- どんどん自己肯定感が低くなる
スルーできない自分は、イヤな奴
だって。
本当はイヤなのに、笑顔で対応しているから。
だけど。
- いつまでも、本音を言わない
- いつまでも、イヤだと言わない
- 尊敬されるために、感謝されるために、無理して頑張り続ける
さて。
問題なのは、イヤなことを言ってくる人でしょうか。
それとも、スルーできない自分でしょうか。
心の中に、「怒り」が充満していく
相手を、本当は「マナーのない人」だと思っています。
理不尽なことを平気で言える人、と。
だから。
スルーせずに聞いているうちに、どんどんと怒りが満ちていくのです。
相手をバカにしていて、怒りで満ちていくから、ますます本音を隠さなければならなくなる。
だって、そんなに醜い感情がある自分を、認めたくないから。
自分が「怒り」で満ちると、相手も「怒り」で満ちる
感情とは、伝染するもの
不機嫌な人のそばにいると、自分も不機嫌になったり。
もらい泣きをしたり、つられて笑ったり。
感情って、すぐに伝染しますよね。
この、「感情が伝染する」というのが、けっこうクセモノなんです。
なぜなら。
相手の感情だと思っていたものが、実は、自分の感情だから。
つまり。
- いつも怒鳴られたり、悪態をつかれたりするなら
- 悪態をついているのは、実は自分?
- いつも不機嫌な人がいるのなら
- 不機嫌なのは、実は自分?
- いつも嫉妬されるなら
- 嫉妬しているのは、実は自分?
「実は自分なのでは?」と思えば、安易に、「なんなの、あの人」と言ってられなくなりますね。
加害者はむしろ自分
自分では怒らず、相手に怒らせているだけ。
自分の感情を、相手に伝染させているんです。
「怒り役」を、相手に押しつけている
何もしなくていい。
スルースキルとは、「何もしない技術」
「黙殺」「無視」「解決なんて目指さない」
- スルースキルとは
- 黙殺する
- 無視する
- 解決なんて目指さない
とにかく、何もしない。
スルーすると、どうなるかというと。
99%の「どうでもいいノイズ」に執着しなくなる
「99%のノイズ」は、悩みではない
99%は、どうでもいいこと。
ただのノイズ。
99%をスルーできると、大事な1%と向き合えるようになります。
そこからが、本当の問題解決。
ノイズがないから、ラクなのです。
それが、「エッセンシャル思考」という考え方。
99%のノイズって何?
これらは、ノイズ。
- イヤなことを言われても無視できない
- 自分をあわれんでいる
- 後悔している
- 妄想にとりつかれている
- 正しさに執着している
- 悲しくて仕方ない
- 寂しくて仕方ない
- イライラして仕方ない
実は、何も悩んでません。
それが、ノイズの正体。
だから。
「スルーする」とは、「ラクして生きる」とは、少し意味が違います。
「本当に大切な1%」を見きわめる
- 一番大事な問題は、何?
- どうでもいい問題に、執着してないかな?
- ノイズばっかりを、抱え込んでないかな?
本当に大切な問題は、たったの1%。
その「1%を見きわめる力」こそ、スルースキル。
1%の本質と向き合えるようになったら、そこからが本気で取り組むべき問題になります。
それは、「大切な問題」なんじゃないの?
相手に逆らうことを、やめること。自分の「抵抗感」をスルーするのです。
他人にイライラしたときは、「抵抗」をスルーする
相手に逆らうのを、やめる
「自分の小さな『箱』から脱出する方法」という本には、次のようにあります。
相手に逆らうのをやめた瞬間に、箱の外に出ることができる。自分を正当化しようという考えや感情から解き放たれるんだ。
自分の心を閉じることを、「箱に閉じ込める」と表現しています。
人は、どういうときに「自分を箱に閉じ込める」のかといえば。
自己正当化を始めたとき。
自己正当化が、自分を小さな箱に閉じこめてしまうんですね。
それが、「箱の法則」です。
「自己正当化」とは、相手への「抵抗」
だから、「抵抗」をやめる。
ただただ、こういう状態なんだと見つめるだけ。
つまり。
「人に逆らいたくなる気持ち」をスルーするのです。
「自己正当化スイッチ」を、「オフ」にする
「でも!」で、スイッチオンになる。
「スルーする」とは、スイッチを「オフ」にすること。
ポンッと明かりを消してしまうのです。
「なるほど、あなたはそうなのね」と言う
- 抵抗しない
- 喧嘩しない
- 自己主張しない
- だけど、賛同するわけでもない
- ただただ、「ふぅ~ん」と思っておく
「なるほど、あなたはそうなのね」
- 「なるほど。あなたの意見はそうなのね」
- 「なるほど。そういう見方もあるのね」
「なるほど」で、サッと流す感覚です。
どんなにイヤなことを言われても。
「でも!」というセリフを、「ふぅ~ん、なるほど」に変えてみましょう。
「でも!」を、オフにする
とにかく、逆らわない。
そうすれば、「箱」から出られる。

ヨロヨロしながらも、たたずむだけ
自分の感情にも、抵抗しない
「何とかしなきゃ」はムダな努力
- 自分のイライラに、逆らわない
- 自分の不安に、逆らわない
- 自分の恐怖心に、逆らわない
逆らうと必ず、自己正当化になるから。
自己正当化とは。
- だって、○○だし……
- ○○さんのせいで……
- でも! 私は……!
「悪あがき」で、おぼれるようなもの
もがけばもがくほど、沈んでしまいます。
だから、逆らわない。
感情がわいたのなら、仕方ない。
波に身をまかせてみる。
不安やイライラは、どうせ消えない
怖いときは、何をしても怖い。
バンジージャンプが怖いのと同じで、怖いものは怖いのです。
もう、しょうがない。
根拠がないとわかっていても、消えないんです。
消そうとすると、苦しくなる
板ばさみになるだけ。
- 不安を、必死で打ち消そうとする自分
- どうしようもなく不安を感じてしまう自分
2つの感情の「せめぎあい」が、葛藤。
「葛藤」といえばカッコいいですが、たんなる「抵抗」であり「悪あがき」です。
もう、あきらめてしまいましょう。
あきらめよう。そうすれば、うまくいく
どんなに、不安になっても。
どんなに、イライラしても。
どんなに、怖くても。
何がどうであっても。
自分の感情とは、戦わない
最初っから勝負をしない。
「どうせ勝てないのだ」と。
白旗をあげてしまうのが、一番。
勝てない勝負には挑まない
「頑張るのは、やめよう」と、よく言いますが。
ムダな勝負をやめようという意味です。
自分の感情には勝てないのです。
だから、そこでは勝負しない。
すると、勝手に消えていってくれます。
いつのまにか、「忘れちゃってる」状態になります。
まとめ
よく、「一晩寝たら忘れてしまう」という人がいますよね。
まさに、「抵抗しない」ことが上手な人です。
そういう人は、寝る前に必ず言っています。
「どうせ、寝たら忘れる」と。
だから、本当に忘れてしまうんですね。
スルーできない人は、寝る前にこう言います。
「何とかしなきゃ」と。
だから、睡眠中でも脳は、「何とかしなきゃ」と考え続ける。
寝ている間も「何とかしなきゃ」と考え続けている人は。
- 朝起きても、頭がボーッとする
- だんだん、起きれなくなってくる
- 会社に行くのもイヤになる
- 何もする気が起きない
それが、スルーできない人のツラさです。
なぜ、スルーできないの?
- 「清く正しく美しく」生きたい
- 我慢が美徳
- 他人を優先する自分は清い
- 嫌われたくない
- なるべく下から、謙虚に出る
- 無視すると、「相手にされなくなるのでは?」と不安
- 尊敬と感謝をされなきゃいけない
- 困ってる人を助けることで、自分の存在価値を見出したい
- 「あの人」のように、無神経になりたくない
- 「あの人」のようなことはしたくない
- あんな無神経な人になりたくない
スルーできない人は。
- いい人になりたいから
- 人の言葉は、「スルーしちゃいけない」と思う
- 「きちんと受け止めなきゃいけない」
- 自分を抑え、我慢してしまう
- どんどん悪感情がたまっていく
もしかしたら、自分の感情が伝染しているかも?
- いつも怒鳴られたり、悪態をつかれたりするなら
- 悪態をついているのは、実は自分?
- いつも不機嫌な人がいるのなら
- 不機嫌なのは、実は自分?
- いつも嫉妬されるなら
- 嫉妬しているのは、実は自分?
感情は伝染するもの。
だから、スルーして穏やかな心でいるほうが、周囲も穏やかになっていくんです。
- スルーできないでいると
- 自分の心は、怒りで充満する
- 怒りが周囲に伝染する
- 自分が怒られる
- スルーしていると
- 自分の心は、感謝で充満する
- 感謝が周囲に伝染する
- 自分が感謝される
周りが、悪い人だらけ、怒っている人だらけならば。
自分が怒っているからです。
一番のポイントは、「でも!」というスイッチをオフにすること。
「ふぅ~ん」で流してしまいましょう。
99%のノイズの部屋に、明かりを灯さないようにするのです。
「99%のどうでもいいこと」を無視して、「1%の大切なこと」と向き合う。
それが、「真剣に生きる」こと。
真剣に生きるためのスルースキル。
ぜひ、身につけてみてください。
ということで。
- 自分の怒りが、伝染してないだろうか?
- どうでもいいことに取り組んでいるのではないだろうか?
- 「でも!」って言ってないだろうか?
- 「1%の大切なこと」って、何だろう?
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