「感情的」にならない技術とは【放っておくのが一番いい】

感情的にならない技術

感情コントロールの基本は、これだけ!

 

黙殺!

 

とにかく、放っておくこと。

感情への対策は、スルーしかない。

 

解決しようなんて、思わない。

放っておけば、おさまってくれる。

 

感情的にならないのは、「技術」なのだ

 

感情を使うのではなく、「技術」を磨こう。

 

感情的にならない技術

 

「『感情的』にならない技術」by 和田秀樹

感情的になる人の特徴とは

こんな人が感情的になる人

  1. [Should思考]答えは1つしかない(思い込み、決めつけ)
  2. [認知的成熟度の低さ]是か非かをハッキリさせたい
  3. [優位性]絶対に自分が上でいたい

1.[Should思考]答えは1つしかない

1つしかないという、思い込み

思い込み

  • 私の考えに、賛成するべきだ
  • あの人なら、言うとおりに動いてくれるだろう
  • 当然、自分のほうが正しい
  • 批判も異論もすべて、自分への悪意だ
  • 「これしかない!」
  • 「こうなるはずだ!」

 

思い込みとは、答えは1つしかないと思っていること。

いろいろな意見があってもいいとは、思えない

自分の意見は1つの見方にすぎないことが、わからない

自分の意見や判断は1つの見方に過ぎなくて、「わたしはこうしたほうがいいと思う」というだけのことです。
それに対してべつの見方が出され、「さあ、どっちがいいかな」と議論が始まります。

 

そういう見方もあるのか。

さて、どっちがいいのだろう?

考えを深めればいいだけなのに、それが、わからない。

 

どうしても、「これしかないんだ!」と1つに決めつけてしまう。

それが感情的な人。

2.[認知的成熟度の低さ]是か非かをハッキリさせたい

「認知的成熟度」が低い = 未成熟である

認知とは

ものごとが何であるかを、判断したり解釈したりする過程のこと

 

つまり、「認知的成熟度が低い」とは……

グレーがわからない

曖昧さがわからない

白か黒かに決めないと、わからない、動けない。

 

ひとことで言うと、未成熟!

 

未成熟とは、どういう意味だろう?

子どもや動物は、「いい加減」がわからない

子どもや動物には、是か非か、敵か味方かしかない。

 

子どもに対して、「鬼」や「オバケ」などの話で言い聞かせるのは、そのため。

「いい人」「悪い人」の区別を、しっかりと叩き込まないと、動けない。

 

だから、「いい子の皆さんは……」という言い方をするのだ。

未成熟なときは、是か非かをはっきりさせないと、動けないから。

 

野生の世界では、どっちかに決めないと、生きていけないからだろう。

認知が成熟しないと、大人になっても「いい加減」がわからない。

すると、どうなるか?

ちょっと違う意見を言われただけで、裏切られた気分になる

味方だと思い込んでいた人間が自分とは違う意見を口にしたり、「賛成してくれるはずだ」と思っていたら反対されてしまうことがあるからです。それによって裏切られた気分になれば、「こいつも敵なんだ」と決めつけます。

 

味方だと思ってた人が、違う意見を言った。

この世には、敵か味方しかいないため、すぐさま「敵だ!」となる。

人から裏切られる、かわいそうな自分になる。

「是か非か」しかないため、批判には耐えられない

自分の意見が少しでも批判されると、「じゃあ、わたしが間違っているのか?」と問い始めます。
すると相手はこう答えます。
「だれもそんなことはいってないよ。ちょっと疑問に思ったから質問してみただけじゃないか」
こういうケースがとても多いのです。ものごとの受け止め方が「是か非か」の両極端に偏ってしまい、中間の曖昧ゾーンを受け入れない傾向があります。

 

「わたしが間違っているってこと?」

すぐにキレてしまうのだ。

そうして、自分に対して意見を言う人を、どんどん遠ざける。

一度、ダメだと思ったら、永遠に許さない。

いったん敵とみなすと、徹底的に無視する

いったん敵とみなしてしまうと、その人がなにをいっても反対するし無視します。たとえ自分と同じ意見だとしても、「こいつを支持するわけにはいかない」と考えます。
こういう受け止め方は、生き方をどんどん窮屈にします。

 

敵と味方の中間がないため、いったん敵になったら、ずっと敵。

たとえ、相手がいいことを言っても、もう受け入れる気にはなれない。

とっても窮屈な生き方。

その生き方は、幼稚でしかない

その印象を一言でいうと、「幼稚だな」となります。


いつも勝手にカリカリしているだけの人

幼稚でしかない

 

そう思ったら、ちょっと成長しなきゃなと、思えてこないだろうか。

3.[優位性]絶対に自分が上でいたい

どうしても、自分が「上」でいたい

「こんな人にバカにされたくない」とか、「こいつになにがわかるんだ」といった対抗心のようなものもあります。たとえ相手が上司だとしても、「現場の厳しさを知っているのはわたしだ」とか、「わたしのやり方のほうがスマートだ」といった気持ちです。
それは、相手より自分のほうが上なんだという気持ちですね。現場の立場やキャリアはどうあれ、いま問題になっていることや議論しているテーマでは「負けるわけにはいかない」ということです。

 

優位性とは

  • こんな人にバカにされたくない
  • こいつに、何がわかるんだ?
  • 現場の厳しさも知らないくせに……
  • 私のやり方のほうが、スゴい
  • 私のほうが、仕事ができる
  • 相手に、負けるわけにはいかない

 

「相手よりも自分のほうが上だ」と思い込み、どうしてもそれを証明したくなる。

相手との争いに執着するのは、優位性を保ちたいから。

完ぺきに見下さなければ、気がすまない

  • 「どの口が言ってるの?」と指摘されたくない
  • あなたに指図されたくない
  • ウヤムヤが苦手

 

絶対に自分が「上」でいたい。

相手は「下」であってほしい。

 

だから、間違ったことは言いたくないし、相手に指図もされたくない。

自分を保ちたいからこそ、言葉選びにも慎重になる。

「素直な自分を出せない」という状態。

 

素直になれない、本音を出せないのは、完ぺきに見下したいからなのだ

 

そんなわけで、感情的になる人は、こういう人

  1. [Should思考]答えは1つしかない(思い込み、決めつけ)
  2. [認知的成熟度の低さ]是か非かをハッキリさせたい
  3. [優位性]絶対に自分が上でいたい

 

では、これを変えるには、どうしたらいいだろう?

次に、感情的にならない技術を見てみよう。

「感情的にならない技術」を身につける

感情的にならない技術

  1. 「Should思考」→「Wish思考」に変える
  2. 「認知的成熟度」→「曖昧さ耐性」を高める
  3. 「優位性」→ 根本的な解決は目指さない(仮説思考)

1.「Should思考」→「Wish思考」に変える

「完ぺきだといいな」と思うのが、「Wish思考」

人間ですからコンディションの波もあるしうっかりミスも起こります。「完ぺき」とか「ベスト」というのは、目標としては正しくても実現はむずかしいのですから、ほんらいは「完ぺきだといいな」「ベストを尽くしたいな」といった「wish思考」が自然なのです。

 

「完ぺき」を目指すのは、いいこと。

ただし、「完ぺきであらねばならない」のではない。

あくまでも、「完ぺきだったらいいなぁ」という程度。

「Wish」でいいのだ。

完ぺきならうれしいけれど、完ぺきじゃないことも、あり得る。

どっちでもいい。

すると、どうなるか?

少しぐらいのことでは、カリカリしなくなる

グレーゾーンを認める人は少しぐらいのことではカリカリしないのです。他人に対して大らかに接してくれるし、自分を責めることもありません。感情的にとても安定しているのです。

 

自分が、「付き合いにくい人」になってしまうのは、すぐにカリカリするから。

それでは、周りも緊張する。

「できたらいいよね」くらいのほうが、人としては、付き合いやすくなるだろう。

 

でも、やっぱり、結果は出したいし……

 

Wishのほうが、結果が出る

大事なのは、感情的に安定している人のほうがコンディションにもむらがなく、しかも周囲の人間から好意的に接してもらうことで、アベレージ(平均値)的にはShould思考の人よりいい結果を残すということです。

 

感情的に安定している = コンディションが安定している

ならば。

結果が出るのは、安定している人か、不安定な人か?

明らかだろう。

 

そして、「Wish」でいるということは、根本的な解決を目指さなくてもいいということ。

 

2.「認知的成熟度」→「曖昧さ耐性」を高める

「曖昧さ」に耐える

曖昧さ耐性とは

曖昧さにどれだけ耐えられるか

 

認知的成熟度の高い人は、曖昧さ耐性が高い人!

答えを決めつけず、とりあえず「曖昧」なままにしておく。

敵か味方かは断言できないことを、受け止める

「敵か味方か」という区分ではなく、「敵でも味方でもない」と受け止めることです。「どっちとは断言できない」とわかってくるのです。

 

敵でも味方でもない。

どっちとも言える。

どっちとは決められない。

いつだって、曖昧なのだ。

「曖昧さ」がわかれば、成熟する。

成熟できない理由は、どうしても自分が、優位に立っていたいから。

3.「優位性」→ 根本的な解決は目指さない(仮説思考)

「やらないよりは、マシかな」という判断でいく

スパッと答えを出してすぐに行動に移す人は、根本的な解決なんか求めていません。
とにかくいま出せる答えを出して、それを実行していくだけです。
そのときの根拠が、「やらないよりまし」という判断です。

 

根本的な解決なんて、求めなくていい!

「解決」に対して、「完ぺき」にならないこと。

 

まっ、やらないよりはマシか!

 

それくらいの気持ちで、100%の答えなんてなくても、どんどん実行してみる。

つまり、「仮説思考」を身につけるのだ。

 

優位性なんて、考えない。

完ぺきに見下すことなんて、できない。

100%じゃなくても、やることだ。

 

だから、余計なことはスルーして、感情的にならず、自分のできることに集中するというのは……

仮説思考で生きること

 

優位性を気にするよりも、「ともかく」やる。

感情は放っておくしかないのだ。

「影」は放っておいて、もっと「光」を求めよう。

感情は、スルー・黙殺・放ったらかしにする

感情は、放っておくしかない

  • 「腹が立つ」……放っておく
  • 「悔しい」……放っておく
  • 「憎い」……放っておく

 

否定すると、ますます、感情は大きくなるから。

放っておくだけで、不思議とおさまる。

感情が暴れだしたら、「しょうがないなぁ」と思って、放っておこう。

心を広くする必要なんて、ないのだ。

 

心は、広くなくていい!

 

「心なんて広くない」と認める

しょせん、感情的でちっぽけな存在

こころなんて広くないし、少しのことで泣いたり笑ったり怒ったりするものだと認めてしまいましょう。

 

感情的になったときに、やりがちなこと。

  • こんなことで腹を立てるなんて、私らしくない
  • こんな小さなことで悩むべきじゃない
  • あんな人に振り回されるなんて、なんて情けない

 

ついつい、感情的になっている自分を責めてしまう。

それは、「自分はもっと心が広いはず」という幻想を抱いているから

 

そもそも「ちっぽけ」なんだよ。

意識を別のものに向けるのが一番

答えの出ることを優先する

姿かたちの見えない感情を正面から相手にしないで、現実の中の変えられるものから変えてみましょう。

 

感情には、答えがない。

だから、延々と、どうしようもない気持ちでグルグルする。

だからこそ、答えの出ること結果が出ることに手をつけよう。

感情がどう変化するかを、モニターする

自分の変えられるところをちょっと変えてみて、それで感情がどう変化してくるのか試してみるだけでいいのです。

 

意識を別のものに向け、その過程で、感情が変わるかどうかを試してみる。

それが、「放っておく」ということ。

 

  1. 感情は放っておく
  2. 答えの出ることを考える
  3. 結果が出ることをする
  4. 感情がどう変化するかモニターしてみる

 

でも、どうしても腹立たしい相手は、どうしたらいいのだろう?

 

やっぱり、スルーだよね

 

腹立たしい相手をスルーする

「なにいってんだ!」と言いたくなるほど、スルーする

「なにいってんだ!」といいたくなる相手は、そもそも話にならない相手です。

 

「なにいってんだ!」と言いたくなる相手とは……

  • 気遣いがない
  • 常識がない
  • わかってない
  • キレやすい
  • 感情的になりやすい

 

つまりは、話にならない相手

話にならないのだから、何をやってもムダ。

何もやらなくていい。

相手の感情は放っておく

何をしても、ムダである

心得よう

  • 相手の感情は放っておくしかない
  • 腹を立てても意味がない
  • なにをしても無駄
  • 他の作業をする

 

「しょうがないなあ」「また始まったな」と、軽く受け流すこと!

それぞ、スルー!

押すのではなく、引く

決着は、つけなくていい

自分の意見はあくまで1つの見方。他人の意見もまた1つの見方。その場で決着をつける必要はありません。

 

「押す」とは、文字どおり、「押しつける」こと。

こちらが正しいのだと、押さなくても、いい。

決着は、つけなくていい。

「そういう見方もあるんだな」で、終わらせる。

自分が引いてしまえばいい

相手を許容して自分をスッと引いてしまえば、それで相手も押さなくなるのですから楽なのです。

 

押したり押し返されたりは疲れるもの。

「相手のため」ではなく、「自分が疲れないため」に、「引いたほうがよさそうだな?」と思ってみよう。

自分の考えを押しつけないことだ。

ニコニコ笑って聞くというのも、ひとつの手

いい訳をニコニコ笑って聞くという手もあります。しかめっ面で腕組みして、「いい加減なこというな」という態度ではなく、「フンフン、それで?」という態度です。

 

「そうなんだね」と受け止めてしまえば、気持ちは落ち着くもの。

相手も、愚痴を言ったことを恥ずかしく思ったりする。

「なんでそんなことを言うのか!」と責めたてると、終わりのない争いになるから。

笑顔でスルッとかわしてしまうのも、ひとつの手!

 

スルースキルを身につけよう

 

実は、「話にならない人」は一部だけ

心得よう

  • 「話にならない人」は一部の人
  • 怒っても状況は変わらない

 

話にならない相手と向き合っていると、世の中の人・全員が、話にならない人間なのだと勘違いしてしまう。

やっぱり人付き合いは疲れる……、と。

でも、そうじゃない。

「話にならない人」は、一部でしかない。

そんな一部を相手にするよりも、もっとたくさんいる、「話になる人」と話そう。

 

「話にならない人ばっかり」というのは、思い込み!

 

やはり、Wish思考・曖昧さ耐性を身につけて、根本的解決は目指さなくていいのだ。

まとめ

感情的にならないために。

  • 「それもそうだな」で終わらせる
  • 「こういうこともあるんだなあ」
  • 「よくあることだ。でもいつだって、ちゃんと立ち直ってきた」
  • 「ともかく、やろう」で意識を別のものに向ける
  • 「では、どうするか」
  • 「やらないよりマシだ」

 

感情は放っておいて、もっと、形になる作業に意識を向けてみること。

「Should」ではなく、「Wish思考」でいくこと。

「曖昧さ耐性」を身につけること。

 

「Wish思考」「曖昧さ」に抵抗を感じるのは、「自分を甘やかすことにならないか?」という不安があるからだろう。

でも実は、「Should」にこだわることのほうが、甘えなのだ。

 

むしろ、平和なのかもしれません。ほかの災難にふり回されることなく、小さなことでいつまでもクヨクヨできるからです。

 

「Should」で生き、いつまでもクヨクヨできるのは、平和な証拠。

むしろ、幸せなのだ。

 

幸せを自覚したら、もっと、変えられるものに目を向ける。

感情はスルーして、作業に没頭するのだ。

 

感情的にならない技術

 

感情的にならない技術

 

ということで。

 

memo

曖昧さ耐性を身につける。

自分の考えは、1つの見方でしかない。

相手は、敵でも味方でもない。

完ぺきではなく、「Wish」で十分。

仮説思考でいこう。

2019314

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