人生変えようと思ったときに、まずやるべきことは、これ。
「やめるべきライフスタイル」とは、たとえばこういうもの。
- 自己概念
- 自分は何をやってもダメなんだ
- 世界像
- 周りは敵ばかり
- 気を抜くと、だまされる
- 自己理想
- もっと清く正しくあるべき
落ち込んでいるときは、こんな気持ちになってしまいますよね。
これが、「ライフスタイル」。
アドラー哲学では、「自分を変える」のではなく、「ライフスタイルを変える」という言い方をします。
- 自己概念
- 自分はこういう人間だ
- 世界像
- 自分にとって、他者と世界はこういうもの
- 自己理想
- 本来の自分はこうあるべきだ
つまり。
自分のこと・他人のこと・世界の様子を、どんな目で見ているのか。
自分の「見方のクセ」がライフスタイル。
見方をちょっと変えるだけだから、「決心」さえすれば、誰でも変えられる。
それが、アドラーの主張。
今すぐできることを3つ、まとめますので参考にしてみてくださいね。
何よりも、まずは決心
あなたがいま、いちばん最初にやるべきことはなにか。それは「いまのライフスタイルをやめる」という決心です。
(by 嫌われる勇気)
決心
この一言につきますね。
「でも……」「だって……」を言わない。
心を決めてしまう。
なぜならば。
結局のところ、変われないときは決心をしていないときだから。
アレコレと心配しているだけの状態。
1.今のライフスタイルを、やめる決心
「ライフスタイル」(=見方)とは、大きく分けて3つ。
1:自己概念
- 自分は何をやってもダメだ
- どうせ自分には無理だ
- こんな自分……
- 変える力なんてない
2:世界像
- 周りは敵ばかり
- みんな、私を嫌いなんだ
- みんな、私を攻撃してくる
- みんな、私の文句を言っている
3:自己理想
- 自分はもっと、清く正しくあるべき
- 成功して認められねばならない
- もっと、できる人間のはず
変えられないよ……
まず大事なのは、「変わるかどうか」よりも、「決心」。
実際にどうかは、気にしないでいいんですよ。
「自分はできる!」とか、「自分はスゴい!」とか、無理に思い込む必要はありません。
ただ、「”自分はダメだ” をやめる」と決心するだけ。
「決心」だけに集中する。
2.if を捨てる決心
「もしも何々だったら」と可能性のなかに生きているうちは、変わることなどできません。なぜなら、あなたは変わらない自分への言い訳として「もしもYのような人間になれたら」といっているのですから。
(by 嫌われる勇気)
こういう if は捨てる
- もしも恋人がいれば、……できる
- もしも結婚していれば、……できる
- もしも容姿端麗ならば、……できる
- もしもトラウマがなければ、……できる
- もしもあのとき○○していれば、……だったはず
- お金がたまったら、……できる
- 時間ができたら、……しよう
- ◯◯ができれば、認められ評価されるはず
こういう if も捨てる
- 私を裏切らないなら、あなたを信じる
- 私を嫌いにならないなら、あなたに尽くす
「やる」という決心は、なかなかできません。
「いや、できないかも……」と思ってしまうから。
けれども、「if を捨てよう」なら、すこし難易度が下がります。
「お金さえあれば……」と思うたび、「あ、これは if だった」と思い出すだけでも大丈夫です。
あのときも、こうだったし……
3.「決して断罪をしない」という決心
断罪しているのではありません。むしろ、アドラーの目的論は「これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない」といっているのです。自分の人生を決めるのは、「いま、ここ」に生きるあなたなのだ、と。
(by 嫌われる勇気)
変わろうと思うときに、何よりも障害となるもの。
「なぜ、今までの自分はできなかったのか?」という思い。
せっかく変わる決心をしても、すぐに元に戻ってしまうのは、自分を責めてしまうからです。
だから大事なことは。
- やめる決心をして、
- if を捨てる決心をしたら、
- 決して自分を断罪しないこと
まとめ
- やめる決心
- 「自分はダメだ」という見方をやめる
- if を捨てる決心
- 「もしも」と思うたび、「今やろう」と思い直す
- 決して断罪はしない
- 自分への思いやり
- 人が本当に変わるときは
- 「やる決心」よりも、「やめる決心」をしたとき
- 「やめる」「捨てる」「再び拾わない」
けれども。
自分に厳しくすることではない。
「何ができたら認められる」のではなく。
「決心だけでいい」なら、今すぐ誰でもできます。
この際、「決心したあと、どうなったか?」という断罪は、考えるのをやめてしまいましょう。
まず決心。とにかく決心。
決心だけに集中すること。
「決心できた」こと自体が、「以前とは変わった」状態です。
なぜなら、「決心した」のは事実だから。
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