ちゃんとやってるつもりなのに、誰もわかってくれない
「ちゃんとやらなきゃ」と思うと、疲れますよね。
楽しくもないし、プレッシャーに苦しむし、焦るし。
そんなときは。
ちゃんとやらないほうが、うまくいく
「ちゃんとやる」をあきらめたときこそ、見つかったりもします。
本当に、ちゃんとやらなくてもいいの?
嫌なことをイヤイヤやって疲れているなら、「ちゃんとやらない」が大事かもしれません。
疲れてる人が実践したほうがいいこと
1.我慢してやっていることを、やめる
もしあなたが日々の生活で、「本当はやりたくないこと」「我慢してやっていること」「やっててめっちゃ疲れること」があるのだとしたら、それをやめてみてください。すぐに! 明日からにでも!
嫌なこと全部やめたらすごかった
著者の小田桐あさぎさんという方は、嫌なことを全部、ことごとく、やめたそう。
嫌な仕事、嫌な家事、嫌な育児、すべて。
すると、イライラしないから、楽しくハッピーに過ごせるようになったといいます。
我慢していることは何だろう
- 辞めたいのに、辞められない会社
- やりたくないのに、やっている仕事
- イヤなのに「いいよ」と言って引き受けてしまうこと
- 面白くもないのに、付き合いで参加する飲み会
- 本当は家事が嫌いなのに、「女性だから」「主婦だから」という理由でやっていること
やめたいけど、無理だよ
それは、「ちゃんとしなきゃ」という脅迫観念。
2.「ちゃんとしなきゃ」を、やめる
今の私は、ちゃんとしてた頃の私より、何倍も自分のことが好きだし、何倍も自分らしいし、何倍も幸せです。家族や周りの人から感謝してもらえることも、何倍にも増えました。ちゃんとすることをやめたら、自分も周りも、それまでよりも遥かに幸せにすることができたのです。
「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本
- 自分を好きになる
- 自分らしく生きられる
- 幸せになる
- 周囲からも感謝される
本当に? なんか恐いけど
「恐い」と思うのは、相手を信頼できていないからかもしれません。
3.相手を信頼して、「やめる」
- 「やめても誰にも責められない」から
- 「相手は、他人を責める人じゃない」と信頼しているから
- 信頼関係があるから、楽しい
イヤなことを「やるか・やらないか」というよりも。
相手を信頼するから楽しくなるということのようです。
- 「責められる」という思い込みがないから、プレッシャーもない
- 相手を信頼しているから、相手からも信頼される
- 結果的に、すべてうまくいく
本当に責められないの?
責められると思い込んでいるときは、相手を信頼できていないとき
他人を信頼しないと、他人に責められると思い込みます。その結果、いろいろと自分や人に制限をつけ、正しさを追求してしまうのです。
嫌なこと全部やめたらすごかった
- 「責められるのが怖いから、やらなきゃ」
- 「相手は責めてこない」とは信頼できない
- 信頼関係がないから、つまらない
「正しさ」にこだわると楽しくなくなるのは、こういうことかもしれません。
「やらなきゃ」で、自分も相手も縛り付けるから。
だから、「ちゃんとやらなきゃ」をやめることが必要なんですね。
責められることにビクビクすると、承認欲求が強くなる
期待に応えられているか不安・他人の顔色が気になる
パニック・不安・イライラ
いつも不安・苦しい
「ちゃんとやらなきゃ」をやめると、承認欲求も減っていくのかな
「やらなきゃ」は義務感、「頑張らなきゃ」は執着
義務と執着は、「緊張」と「焦り」を生む
- 緊張
- 「やらなきゃ」という義務感で、自分を責める
- 焦り
- 「頑張らなきゃ」という執着で、自分を追い立てる
これでは心が縮こまってしまい、本来の力が出せなくなるのは当然。
そうなると、「頑張っても頑張っても変わらない」となってしまいますよね。
「肩に力が入りすぎ」って言われることがあるけど、義務と執着だからかな
義務と執着を捨てて、新しい自分を創り出す
選択の基準は、「やらなくてもいいことだけど、私はやりたい」にしたいですね。
- 働かなくてもいいけど、働きたいから働く
- 行かなくてもいいけど、行きたいから行く
- やらなくてもいいけど、やりたいからやる
「読む」「書く」「速く」も、ちゃんとやらない
「ちゃんと読まなきゃ」と思うと、ちゃんと読めない
インプット量を増やしたくて、速読のトレーニングを受けたことがあります。
そこで学んだことが衝撃的でした。
「ちゃんと読まなきゃ」と思っていると、ちゃんと読めない
特に日本人は、学校教育の影響によって「じっくりと読んで、著者の気持ちを考えなければならない」という習慣ができあがっているようです。
けれども残念なことに、じっくり読むと、記憶には残らないといいます。
なぜか?
「読まなきゃ」というのは、義務感だから
- ちゃんと読まなきゃ
- じっくり読まなきゃ
- 一言一句、理解しなきゃ
- 著者と対話しなきゃ
「読まなきゃ」も、「ちゃんとやらなきゃ」の一種だったとは
「ちゃんと書かなきゃ」と思うと、書けない
文章を書くことも同じようです。
「ちゃんと書かなきゃ」と思っていると、ちゃんと書けない
これは、作家やライターの人も、よく言われていることだと思います。
なぜか?
「書かなきゃ」というのは義務感だから
- ちゃんと書かなきゃ
- ちゃんと役立つ情報を書かなきゃ
- 完璧に仕上げなきゃ
「書かなきゃ」も、「ちゃんとやらなきゃ」の一種だったとは
「速くやらなきゃ」と思うと、速くできない
「速くしなきゃ」と思っているときほど、遅くなる
スピードが速く見える人ほど、リラックスしているように見えることもあると思います。
そして、秘訣を聞くとこう言われます。
のんびり・ゆったりすると、速くなる
逆に、いつもバタバタ・焦って余裕をなくしている人を見ても、「速い」とは感じませんよね。
- 目的を明確にする
- 静かな集中状態に入る
- ゆったりと受け止める
まとめ
- 「責められる」という思い込みがないから、プレッシャーがない
- 相手を信頼しているから、相手からも信頼される
- 結果的に、すべてうまくいく
私自身も、ひとつずつ「嫌なことをやめる」に挑戦してみました。
- やりたくない仕事を断った
- 疲れたから休職した
- 料理も家事もやめた
- イヤな人と付き合うのをやめた
- 実家に帰るのをやめた
- 愛想笑いをやめた
- メイクをやめた
- 貯金をやめた
ずっと「やらなきゃ」と思っていたので、やめた直後はこんな気持ちに襲われます。
- 喪失感
- 不安感
- 自分は何もできていないという自責
- 怠けているんじゃないかという心配
試してみて実感しましたが、変わりたいと思ったときには喪失感や不安はつきもの。
しばらくは、その気持ちに耐えることが必要かもしれません。
結果的に今は、以前よりも仕事が楽しいと思えるようになりました。
常に問いかけてみたいと思います。
- やらなくてもいいけど、やりたい
- 働かなくてもいいけど、働きたい
- 読まなくてもいいけど、読みたい
- 書かなくてもいいけど、書きたい
義務感を手放すとリフレッシュできるから、疲れが回復するのかも