仕事でいっぱいいっぱいな人も【4つの質問で】悩みが半減

仕事

デール・カーネギー著の「道は開ける」という本に、「仕事の悩みが半減する方法」がわかりやすく載っていたので、ご紹介します。

仕事の悩みが半減する4つの質問

問題を把握し、解決策を考える

あえて断言しよう。これによって皆さんの悩みは半減するだろう。

 

仕事の悩みが半減する4つの質問
  1. 問題点は何か?
  2. 問題の原因は何か?
  3. いくとおりの解決策があって、それらはどんなものか?
  4. 望ましい解決策はどれか?

 

たった4つの質問で、悩みが半減するだけでなく、収入を二倍に増やしたという事例まであるそうです。

その人のエピソードは、こうです。

1
問題点は何?
  • 私はまず自問した。「いったい何が問題なのだろう」
  • 問題は、足を棒のようにして歩きまわっているのに、収入がそれに伴わないことだった。
2
問題の原因は、何?
  • 私は自分の過去一年間の記録を取り出して、その数字を追ってみた。
3
解決策は、何?
  • 「どう対処すべきだろうか?」
4
望ましい解決策は、どれ?
  • 答えは明らかだった。
  • 訪問は二回までとし、浮いた時間を新規顧客をつかむために使った。

 

問題を把握し、原因を突き止め、原因に沿った解決策をとる。

それだけのことで、収入が二倍になったといいます。

 

なぜ、そこまでの効果があるのでしょう?

いっぱいいっぱいな人は、問題を把握できていないから

「いっぱいいっぱい」な状態とはつまり、何が問題なのかが、わかっていない状態。

だから、原因もわからなければ、解決策も出てこないのです。

でも、その対策は、いたって簡単。

とにかく紙に書き出そう

紙に書いてみるだけで、頭の中は整理されていきます。

問題点が把握できれば、原因と解決策も考えやすくなる。

まずは、「なぜ、いっぱいいっぱいなのか」を説明できるようにしてみましょう。

それだけでも、グッと変わります。

 

書き出す効果については、マコなり社長がわかりやすく解説されています。

マコなり社長マコなり社長も認める、「ゼロ秒思考」のメモ書きの効果

 

「自覚・良心・想像力・自由意志」の4つが決め手

「7つの習慣」でいわれるところの、「4つの力」を行使するという話にも通じます。

「4つの力」とは、自覚、良心、想像力、自由意志。

  1. 自覚
    • 「今の問題は、何?」 
    • 自分の考え方・先入観・習慣・傾向を、客観的に見つめる力
  2. 良心
    • 「私の心は、何を求めてる?」 
    • 自分の心が、古代からの原則的な知恵と調和できているかを、わきまえる力
  3.  想像力
    • 「未来の自分は、どんな姿?」 
    • 自分と他人を、現在の状況を越えて、今よりもよく見る
  4. 自由意志
    • 「さて、私はどうする?」 
    • 気分や傾向に流されずに、自分の意志で行動を選択する力

 

4つの力を使うことで、「主体的な生き方」が可能になり、問題解決能力がアップするのです。

それこそ、真の自立だというのです。

いっぱいいっぱいなときは、主体的な能力が使えてないということですね。

7つの習慣7つの習慣で最も重要なことは【心の声に従うこと】自覚・良心・想像力・自由意志の4つの力

 

POINT
4つの質問で問題点を把握・分析し、解決策を試してみよう。

 

解決策の1つとしては、勤務中に心がけると良い4つの習慣があります。

勤務中の悩みを予防する4つの習慣

勤務中の習慣1:関係のない書類は、机の上に置かない

いろいろな書類を、机上に山のように積み上げている人間がいるが、今すぐ必要としないものを全部片づけてしまったら、もっと容易に、正確に仕事ができることがわかるだろう。私はこれを上手な家政と呼んでいる。これこそ能率向上の第一歩だ。

 

必要のない書類を片づける!

こんな簡単なことだけで、精神的な負担が減るのみならず、能率がアップするといいます。

 

アメリカ医学協会で、ノイローゼの人の精神状態の特徴として、次の2点を挙げているそうです。

 

  1. 「やらなきゃ」という観念または義務感
  2. 処理しなければならない仕事が、いつまでたっても目前に山積しているという緊張感

 

この、「義務感」と「緊張感」は、机をきれいに整理するだけで防止することができ、精神状態を保つことができるそう。

実際に、精神分析医を訪れた患者が、6週間で全快した事例が載っていました。

 

「六週間前、私は二つの事務室に三つの机を持っていました。そこには未処理の仕事が詰まっていました。仕事が片づいたためしはありませんでした。あなた(精神分析医)とお話ししてから、ここへ戻ってきて、報告書や書類を残らず処分してしまいました。今の私は一つの机で仕事し、仕事がくればすぐに処理してしまうので、滞った未処理の仕事を気にして、緊張したり、悩んだりすることはまったくありません。しかし、最大の驚きは私が完全に回復したことです。今はどこも悪いところはありません!」

 

たしかに、周囲を見渡してみても、「いっぱいいっぱい」と言っている人の机は、必ずと言っていいほど、書類が山積みになっています!

書類の山積みは、エネルギーを浪費させる

なぜ、書類の山積みが、人をいっぱいいっぱいにさせてしまうのでしょう?

 

一説によると、脳は、目から入ってきた視覚情報を処理するために多大な労力を使うと言われています。

乱雑になった様子を見ているだけで、かなりのエネルギーを浪費してしまうのです。

 

エネルギーの浪費が、悩みを生み出し、精神を衰弱させてるんだ

 

処理する視覚情報が減れば、エネルギーを仕事に使うことができるので、仕事がはかどるようになるわけです。

 

アメリカ最高裁判所長官だったチャールズ・エヴァンス・ヒューズは言った。

「人間は過労が原因で死にはしない。浪費と悩みが原因で死ぬのだ」。そのとおり、エネルギーの浪費と、仕事が思うようにはかどらないための悩みが原因なのだ。

 

POINT
まずは、机の整理から始めてみよう。

勤務中の習慣2:重要性を考える

仕事をするうえでの貴重な能力は、次の2つだそう

  1. 考える能力
  2. 重要性に応じて仕事を処理する能力

 

ひとことで言うと、「計画的に仕事を進める能力」と言えるでしょう。

ジョージ・バーナード・ショーの成功の秘訣

(ジョージ・バーナード・ショーの)日課は必ず五ページ書くことであった。この計画に従って、彼は失意の九年間も──その九年間の所得は全部でたったの三十ドル、一日当たり一ペニーにすぎなかったのだが──ひたすら五ページずつ書き続けた。ロビンソン・クルーソーでさえ、毎日のスケジュールを一時間刻みでつくったではないか。

 

ジョージ・バーナード・ショーは、「他に類を見ない風刺に満ち、理想性と人間性を描いた作品を送り出した」として1925年にノーベル文学賞を受賞した人。

ハリウッド映画にもなった「ピグマリオン」という戯曲の作者。

ジョージ・バーナード・ショーにとっては、「毎日、必ず五ページ書く」というのが、重要事だったのでしょう。

重要なことを毎日やり続けたのです。

 

POINT
重要なことは何か、考えてみよう。

勤務中の習慣3:即断即決! 決断を延期しない

製鉄会社のUSスチールの取締役だった、H・P・ハウエルの話です。

一度に一議案を取り上げて結論を得ることにした。延期、持ち越しを許さないのである。補足説明を求めるにしても、何らかの手を打つにしても打たないにしても、とにかくそれを決定してからでなくては、次の議案に移らないことにしたのだ。

 

その場で決断する!

その結果、「未解決の問題で頭を悩まさなくてもよくなった」そうです。

やはり、即断即決の力こそ、悩まないための秘訣。

優柔不断なときに決断する方法【速さは全てを解決する】優柔不断なときに決断する方法【速さは全てを解決する】

 

POINT
即断即決しよう。

勤務中の習慣4:すべてを自分でやろうとしない

多くの実業家は責務(せきむ)を他人に代行させることを知らず、すべてを自分自身でやろうとして、まだそれほどの年でもないのに自分を死に追いつめている。些細なことと混乱に圧倒され、焦燥・悩み・不安・緊張に追いつめられた結果なのだ。

 

いわゆる、「権限の委譲」の話ですが。

そこまでの地位にない人にとっても、「自分にできないことは、他人に頼む」という力は重要。

やはり「いっぱいいっぱい」な人は、すべてを自分で抱え込んでしまうという共通点があります。

「人に頼る」「助けを求める」のは、重要な仕事の能力の一つです。

 

POINT
すべてを抱え込むのは、やめよう。

心理的な疲労を取り除く

悩み・挫折・後悔が原因

私たちの疲労は仕事によって生じたのではなく、悩み・挫折・後悔が原因となっていることが多い。

 

人間は、仕事の量では疲れない

「いっぱいいっぱい」な人は、「仕事量が多すぎる」とよく言いますが。

実は、仕事の量では、人間は疲れないことが実証されているそうです!

 

では、何かと言えば……

 

「倦怠(けんたい)こそ能率低下の唯一の原因である」

 

……というのが、コロンビア大学での研究結果だそう。

倦怠感が、能率を低下させる

倦怠(けんたい)とは

物事に飽きて、イヤになること。

飽き飽きすること。

 

つまり、「仕事が嫌いだ」「仕事に飽きた」という感情。

感情が、人間を疲れさせるというのです。

 

心理学でも、次のことがわかっています。

倦怠を感じると人体の血圧と酸素の消費量が実際に減少し、仕事に興味と喜びを感じはじめると新陳代謝がたちまち促進されることがわかった。

人間は心をはずませながら何か興味深いことをしていると、めったに疲れない。

 

要するに、ゲームなら何時間でも続けられるけれど、仕事は続かない。

誰もが感じたことがあるはずです。

 

じゃあ、仕事もゲーム感覚にしたらいいのでは?

 

そうです、ゲームにしてしまえばいい。

心理的な疲労を取り除く3つの方法を紹介します。

心理的疲労の解決策1:仕事を、ゲーム感覚でおこなう

退屈な仕事に悩んでいた、ある速記者の女性の実例があります。

その女性は、仕事を次のように工夫したそう。

 

彼女はいつも午前中に自分が作成した契約書の数を数えた。そして午後には、その数を上まわろうと努力した。それから一日の合計を数えて、翌日はそれ以上仕上げるように努力したのだ。

 

その結果、どうなったかというと……

 

退屈な仕事をできる限り興味あるものにしようと努力したために、エネルギーと熱意がますます湧いてきて、今まで以上に余暇を楽しむことができたのだった。

 

この女性は、著者のデール・カーネギーの奥さんだそうです。

心理的疲労の解決策2:仕事に興味を持っているフリをする

よく、「好きなことを仕事にしよう」と言いますね。

「退屈な仕事」では「倦怠感」が生じ、その結果、「いっぱいいっぱい」になって、精神にも悪影響。

ならば、「好きなことを仕事にしたほうがいい」という意見が出るのも、当然のこと。

けれども、「好きな仕事ができなくて悩んでいる」というのが現実でしょう。

そんな人に、とっておきの解決策は、「興味のあるフリ」だそう。

 

とある女性秘書の実例。

 

「本当は嫌な仕事なのだけど、楽しんでいるふりをしようと決心したのでした。そして、大きな発見をしました。私がいかにも仕事を楽しんでいるふりをすると、実際にある程度は楽しくなってくるのです。また仕事が楽しくなると、能率が上がることもわかりました。だから今では、時間外勤務の必要はなくなりました」

 

好きな仕事ができないのであれば、「今の仕事を好きになってしまおう!」という作戦です。

ムリに好きにならなくても、「フリ」をしているだけで、本当に好きになってくるようです。

名付けて、「あたかも」作戦!

もしあなたが、「あたかも」自分の仕事に興味を持っているようにふるまえば、そのちょっとした仕草によって、あなたの興味には真実味が加わるであろう。そのおかげで、疲労・緊張・悩みは軽減するであろう。

 

「悩み・挫折・後悔・疲労・緊張」が、仕事の能率を下げ、精神を病ませる要因。

でも、興味さえ持てば、悩みはなくなるのです。

他人のためではなく、自分のためを考える

上役の希望などはどうでもよい。仕事に興味を持つことがあなたのためになるということだけを考えてほしい。あなたは人生から得る幸福を倍増させることができるかもしれない。なぜなら、あなたは起きている時間の半分近くを仕事に費やしており、その仕事の中に幸福を発見できないのなら、幸福などどこにも見い出すことはできないであろう。仕事に興味を持てば悩みからも解放されるし、長い目で見れば昇進や昇給にもつながるであろう。

 

「上司に気に入られるため」ではなく、「自分のため」に。

仕事に興味を持てば、自分が幸せになるのです。

 

POINT
「あたかも」仕事に興味があるフリをして、悩みをなくしてしまおう。

心理的疲労の解決策3:どうせなら愉快にやる

高校の食堂バイトから、研究所を作るまでに成長した少年

遊ぶ時間もなく、高校の食堂でバイトをしていた男子高生の話。

アイスクリームを配る仕事です。

 

(彼は)自分の仕事を軽蔑していた。けれども、仕事を続けなくてはならなかったので、アイスクリームについて研究してみようと決心した。製造工程はどうか、どんな材料が使われているのか、おいしい、まずいの差はなぜ生じるか?

 

結果、この少年がどうなったかというと……

 

  • アイスクリームの化学を研究し、高校の化学課程の優等生になった
  • マサチューセッツ州立大学に入学、食品化学を専攻した
  • 懸賞論文で入賞し、賞金を獲得した
  • 自宅の地下室に個人の研究所をつくった
  • 牛乳会社の仕事が入り、二人の助手を雇うほどになった

 

まさに、嫌いだった仕事を「好き」に変え、天職にまでしてしまった話です。

 

では、どうしたら、「愉快にやろう」と思えるのでしょう?

それには、「自分を励ます」ことが有効だといいます。

毎日、自分を励ます

営業が苦手だった男性は、毎朝、鏡を見ながら、自分に向かって次のように語りかけたと言います。

 

「やらなくてはならない以上、一つ愉快にやろうではないか。戸口でベルを鳴らしたら、自分が役者になってフットライトを浴びているさまを想像し、観客がじっと見守っている光景を思い浮かべるのだ。つまり、お前のしている仕事は舞台の芝居と同様、滑稽千万なのだ。なぜもっと情熱と興味とを投入しないのだ?」

 

このような言葉で、毎日、自分を励まし続けた結果、いつの間にか仕事が好きになり、高収入を得るまでになったそうです。

自分の人生は、自分の思考が作り上げる

2世紀後半のローマ皇帝、マルクス・アウレリウスはこう言ってます。

 

我々の人生とは、我々の思考がつくり上げるものにほかならない

(「自省録」)

 

嫌いな仕事でさえも、愉快にやる。

嫌いな仕事も、好きになる。

それはひとえに、「自分の思考力」によるものです。

 

POINT
自分で思考し、愉快で楽しくやる工夫をしよう。

まとめ

「いっぱいいっぱい」な人は、次の4つの質問で、問題点の把握と分析をおこない、解決策を見つけよう。

仕事の悩みが半減する4つの質問
  1. 問題点は何か?
  2. 問題の原因は何か?
  3. いくとおりの解決策があって、それらはどんなものか?
  4. 望ましい解決策はどれか?

 

勤務中の4つの習慣を身につけよう。 

  1. 関係のない書類は、机の上に置かない
  2. 重要性を考える
  3. 即断即決! 決断を延期しない
  4. すべてを自分でやろうとしない

 

心理的疲労を取り除こう。

「悩み・挫折・後悔・疲労・緊張」は、最大の敵!

疲労を取り除く方法の例

  1. 仕事を、ゲーム感覚でおこなう
  2. 仕事に興味を持っているフリをする
  3. どうせなら愉快にやる

 

できることから、一つひとつ、取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

「道は開ける」には、たくさんの事例が載っていて、読み進めるうちに心が軽くなり、解決策も見えてくる本です。

悩んでいるときには、オススメ。

 

また、具体的に仕事を早く終わらせる方法としては、次の2冊がオススメ。

 

 

ということで。

 

memo
「いっぱいいっぱい」な人は、問題の把握と分析が苦手な人。

一つひとつ、自分の問題を把握してみよう。

解決策は必ず見えてくる。

 

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