アウトプットのないインプットは、意味がない。
フィードバックのないアウトプットでは、成長がない。
実践のないフィードバックは、自己満足でしかない。
「学びを結果に変えるアウトプット大全」by 樺沢紫苑
この本は、次のような人におススメの本です。
- 本を読んでも何も変わらない
- 何かを学んでも成長の実感がない
- 人の話を聞いてもよくわからない
そんな悩みに、解決方法を与えてくれます。
とにもかくにも!
アウトプット + フィードバック + Do(実践)
これが一番!
覚えておく数字
- アウトプット:インプット=7:3
- ポジティブ :ネガティブ=3:1
- 1日1回以上のフィードバック
- 3つの気づきを探す
アウトプット:インプットの比率は、「7:3」
アウトプットは、必ずインプットの2倍以上!
「7:3」とは、つまり、インプットの2倍以上をアウトプットしよう、ということ。
アウトプットのためのインプットですから、当たり前と言えば当たり前ですね。
「話す・書く」ができてるかどうか?
チェックしてみよう。
アウトプットが先!
実は、インプットをするよりも、アウトプットのほうが先!
インプットしてからアウトプットするのではなく。
先に出し切ってから、新しいものを入れるのです。
ただし、アウトプットとインプットだけでは不十分。
もうひとつのステップ、フィードバックをしなければ成長はないのです。
フィードバック + Do(実践)
フィードバック(=振り返り)で成長する
- アウトプットは、「書く」「話す」
- インプットは、「読む」「聞く」
- フィードバックは、「考える」「振り返る」
フィードバックとは、「振り返り」のこと。
フィードバックがないと、ただの「やりっぱなし」「自己満足」。
アウトプットをしたあとは、必ず分析をしなければ意味がありませんね。
よかった・悪かった理由と、次にどうするかを考える
- なぜ、よかったか
- なぜ、悪かったか
- 次は、どうするか
インプットとアウトプットの結果を、必ず分析し、「なぜ?」を考える
とにかく、「なぜ?」を突きつめていくことです。
そうして初めて、進歩・成長につながる。
自分自身のすべての行動に対して、毎日おこなうべきだそうです。
日々の自分の行動に対するフィードバックの習慣、ありますか?
大きなことに関してはフィードバックしても、日々の小さなことにまで、なかなか意識がいかないですよね。
すべての行動に、毎日フィードバックする。
これを、意識づけてみましょう。
アウトプット・フィードバック・実践をする人は少ない
アウトプットをする人は、少ない。
フィードバックと実践につなげる人は、もっと少ない。
学んでも学んでも何も成長しない理由は、アウトプット・フィードバック・実践がないから。
ほとんどの場合、何も考えずに日々を過ごしてしまいますよね。
とにかく、アウトプットしよう
考える習慣がないので、いきなりフィードバックまでするのは、難易度が高いです。
まずはアウトプットを心がけ、慣れてきたらフィードバックと実践を意識するのがいいでしょう。
フィードバックと実践につなげるには、考える力を鍛えなければならない
自分のすべての行動に対して、毎日フィードバックをする。
そのためには、「考える」習慣を作らなくては、できないことです。
考えるためには、メモ書きを習慣にするのがオススメです。
超ストレス解消法【メモ書きとエクスプレッシブ・ライティング】ネガティブを受け入れるポジティブ:ネガティブの比率は、「3:1」
ポジティブは、ネガティブの3倍!
ネガティブなこともアウトプットしたほうがいいのだろうか?
ずっと迷っていたのですが、この比率を聞いて納得しました。
ポジティブ:ネガティブ = 3:1
やはり、ネガティブなことなんて、誰も求めない。
また、繰り返し発する言葉は、自分の強力な信念となってしまいます。
ネガティブなアウトプットを繰り返していたら、本当にネガティブな人生になる。
自分のためにも、やめたほうがいいですね。
ただし!
ネガティブがゼロではないってところが、ポイントです。
ネガティブは、ゼロではない
ネガティブが、あっていい
とても、希望に感じませんか?
だから、「3:1」という比率は、黄金比率です。
ポジティブを多くしたほうがいいという意味ではなく。
むしろ、ネガティブがあってもいいという意味。
そもそも、100%ポジティブって、あつくるしいし、ウソっぽいですよね。
ネガティブを大切にしつつも、ポジティブをその3倍以上にするのです。
これは、人生を考えるうえでも、大事な比率ではないでしょうか。
ポジティブ疲れを起こすのは「100:0」で考えるから
ネガティブを消し去らなきゃいけないと思ってしまうと、苦しいです。
消そうと思えば思うほど、増量してくるもの。
「やっぱり、ポジティブになんてなれない……」という結論になってしまいますよね。
ポジティブ思考が悪いのではなく、ネガティブをゼロにしようとすることが問題だったのです。
ただし!
ネガティブ100%のアウトプットも、NG!
ネガティブの3倍は、ポジティブにしよう。
本や講座からは、1回につき3つの気づきを探す
「あれもこれも」は混乱する
「3つ」というのは、1回の学びのなかから、3つだけを自分の血肉にしようという意味。
本を読むときも、人の話を聞くときも。
一言一句もらさずに、すべてを学ぼうと思うと、かえって何も理解できない。
すべてが中途半端になります。
または、受け止めすぎて情報過多になり、実践ができなくなる。
あれもやらなきゃ・これもやらなきゃ、という状態です。
混乱するし、何から手をつけていいかわかりませんね。
それだけで疲れてしまって、せっかくの学びが水の泡になります。
「3つの気づき」で十分
「じっくりすべて」よりも、「3つの気づき」だけにフォーカスする
この本や、この話から、「3つだけ自分の糧」にする。
何かの講座やセミナーに参加したときも、「必ず3つは持ち帰る」と思う。
そうじゃないと、面白かったけど、何だったっけ?となりますね。
「3つ」というのは、いい数字です。
1つのものから、3つの輝きを!
まとめ
学びを成長に変えるための3ステップ
- アウトプット
- フィードバック
- 実践
アウトプット・フィードバックで心がけること
- ネガティブな気持ちを大切にしつつも、それ以上のポジティブを大切にする
- 「3つの気づき」にとどめる。それ以上は効率悪い。
量のバランスとしては……
- アウトプット:インプット = 7:3
- ポジティブ:ネガティブ = 3:1
- 1つのことから、3つの気づきを探す
この技術を身につければ、学びが必ず成長に結びつきますね。
とにかく、アウトプットの量を圧倒的に増やすことです。
そして、すべての行動に、毎日フィードバックをする。
フィードバックの項目も、具体的にしておくといいですね。
フィードバックと実践は、とても弱くなりがちなので、意識的に取り組みましょう。
アウトプットもフィードバックも毎日!
アウトプット・フィードバック・実践を心がけると、どうなる?
「自分にとって大事なモノだけを選ぶ」という、エッセンシャル思考が身につきます。
エッセンシャル思考【優柔不断で悩む人に】おススメの1冊|主体的に生きるコツがわかる
ということで。
1.アウトプットが足りないから
2.フィードバックと実践という循環を考えていないから!
成長が実感できれば、アウトプットもフィードバックも楽しくなります。
2019730
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