ストレスをなくしたい。
「ストレスはできるだけ避ける」と答えた人たちは、その後の10年間でうつ病になった確率が高いことがわかりました。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
幸せになりたいなら、ストレスを積極的に受け入れてみよう。
実は、ストレスには良い効果がたくさんある。
ストレスを積極的に受けとめる人が、幸せになる
- ストレスを受けても、落ち込まない
- ストレスを受け止める力が、自分を信じる力になる
- 無理に楽しいことを考えなくてもいい
ストレスを受けても、落ち込まない
もっとも幸福な人たちは、大きなストレスを感じていながらも、精神的に落ち込んでいない人たちだったのです。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
- 大きなストレスがある
- 精神的に落ち込まない
「ストレスなんて跳ね返さなきゃ」と思わなくてもいいのかもしれません。
「ストレスがあっても落ち込まない」なんて、できる?
「ストレスを受けとめる力」が、「自分を信じる力」になる
自信を持てるかどうかは、体に起こるストレス反応をどう受けとめるかで決まってしまうことが、研究によって明らかになっています。
ストレスを受け入れることは、勇気をふりしぼって自分の力を信じる行為です。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
- 自分の力を信じていないと、ストレスを受けとめられない
- 自分の力を信じると、ストレスを受けとめられる
キャッチボールのように、うまくキャッチしてみるといいのかもしれませんね。
キャッチしてるから落ち込んでるんじゃないの?
落ち込むのは、「不測の事態を受けとめる力」が、「自分にはない」と思っている状態
ストレスを受けとめてない状態とは
- こんなはずはない
- 夢であってほしい
- こんな自分じゃない
- 落ち込んでちゃいけない
- いつも元気な自分でいなきゃ
- 自分がこんなことになるなんて……
だって、本当にこんなはずじゃなかったんだ。
ストレスに弱い = 「変化」に弱い
「変化」とは、「不測の事態」=「予測が不可能」
私たちの感情は、上がるときもあれば、下がるときもある。
まさに、不測の事態。
どんな事が起きるかも、不測の事態。
「変化があって当たり前」と思っていれば、ストレスを受けとめられるかもしれません。
結局、「受けとめる」ってどういう意味?
「どんなことも受けとめられる自分だ」と信じている状態
ストレスを受けとめる
- ストレスを受けとめても、壊れてしまう自分ではない
- ストレスを、前進に変えていける自分だ
- つらい過去があっても、必ず幸せになれる自分だ
ストレスを受けとめるとは……
「勇気を振り絞って自分を信じる行為」。
楽しいことを考えてみようか?
無理に楽しいことを考えなくていい
悲しい気持ちをふり払おうとしたり、無理に楽しいことを考えたりしないでください。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
「ストレスは悪いもの」と思っていると、どうしても敬遠したくなりますよね。
でも、悪いものではないそう。
ストレスには、大きな効果がある
- 創造的になれる
- 心が開かれた状態になる
- 感受性が豊かになる
- 周囲に対して敏感になる
- アイデアが湧く
- エネルギー、強さ、やる気が出てくる
ストレスが大きいほうが、創造的になれる
これは、心に刻みたい事実。
不安や緊張が大きいときほど、新しいことを思いつくことが多いはずです。
楽しいことを考えなくてもいいなら、何を考えればいいの?
ストレスを感じたときに、考えるべきこと5つ
- これは、大切なことだ
- これは、熱心さのバロメーターだ
- ストレスのおかげで、うまくいきそうだ
- この状況だからこそ気づけた、自分の長所は何だろう?
- よい面と悪い面、両方を見てみよう
1.「これは、大切なことだ」
緊張や不安で落ち着かない気持ちになるのは、あなたの直感が「これは大切なことだ」とささやいているせいです。
なぜいまこの瞬間があなたにとって大切なのか、あらためて考えてみましょう。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
不安でドキドキするのは、「これは大切なことだ」というサイン。
だから、じっくりと考えてみよう。
「今、何が大切なのか?」
毎日のようにサインがくる。
2.「これは、熱心さのバロメーターだ」
毎日、疲れ果ててる。
それは、熱心にやってきた証拠。
仕事でクタクタ。
それは、自分の役割にしっかりと取り組んでいる証拠。
勉強とかスキルアップとか、つらい。
それは、目標に向かって努力している証拠。
とにかく、何もかもが疲れてる。
それは、目的意識をもって生きている証拠。
3.「ストレスのおかげでうまくいきそうだ」
もし不安になっているのに気づいたら、「ストレスのおかげでうまく行きそうだ」と思えばいいのです。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
「ストレスのおかげで、うまくいきそう」
つまり。
「ストレスは役に立つ」
なんの役に立つんだろう。
4.「この状況だからこそ気づけた、自分の長所は何だ?」
- この状況での、よい点は何?
- 自分の、よいところは何?
悪いことだけじゃ、ないはず。
何か、いいところがあるんじゃない?
結局は、ポジティブに考えろってこと?
5.「よい面と悪い面、両方を見てみよう」
よい面も悪い面も認識できるほうが、よい面だけ見つめようとするよりも、長期的に見た場合には、よい結果につながります。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
「ネガティブだけ」でもなく「ポジティブ」だけでもない。
「両方」を見てみる。
ストレスを否定する人の3つの思い込み
- ストレスの多い自分はダメだ
- このストレスさえ、なければ……
- たいしたことじゃない
ストレスのせいでやりたいことを諦めたり、自分はダメだと思い込んだりする必要などないのです。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
思い込み1.「ストレスの多い自分はダメ」
ストレスをたくさん感じるのは自分がダメだからにちがいない、と思うようになります。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
「ストレスを悪者にするとき」は、こう思っている。
- ストレスが多い自分は
- ダメな人間だ
- 弱いんだ
- 頭が悪いんだ
- おかしいんだ
- だから、このストレスを何とかしなきゃ
本当にダメなのでしょうか?
「否定グセ」がある。
思い込み2.「このストレスさえなければ……」
自分がもっと強かったら、もっと頭がよかったら、もっとまともだったら、こんなにストレスを感じなくてすむのに、と思ってしまうのです。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
- 自分がもっと強かったら……
- もっと頭がよかったら……
- もっとまともだったら……
「もし◯◯だったら……」は、思い込み
「妄想グセ」がある。
思い込み3.「たいしたことではない」
苦しい気持ちを無理に抑えようとしたり、自分の失敗や挫折を「たいしたことではない」などと思い込んだりする必要はありません。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
どうしても、こう思ってしまうクセがある。
「このくらい、たいしたことではない」と。
けれども。
心に引っかかるのであれば、とても大事なこと。
「軽視グセ」がある。
あなたが立ち上がって自分のために闘わなければ、 他の誰も自分に代わって闘ってはくれない。この世の中でもっとも必要な味方は、他の誰でもない自分自身だ。
史上最強の人生戦略
過去を受け入れる人は、ウツにならない
- 過去のツラい経験を受け入れようと思った人は……
- 幸福感が増す
- レジリエンス(回復力)が強化する
- ウツになりにくい
ここでのポイントは。
受け入れようと「思った」という点。
- 過去を「受け入れた人」ではなく、
- 過去を「受け入れようと思った人」
「思う」だけで、いい。
完ぺきに受け入れる必要はない。
「覚悟を決める」と言いかえてもいいでしょう。
もうわかった。
あきらめた。
受け入れる。
もう、しょうがない。
そんな、「覚悟」のような「あきらめ」のような。
そんな気持ちになったとき、過去のトラウマも、スッと消えてくれるかもしれません。
もう、しょうがないのかな。
まとめ
- ストレスを受けても、落ち込まない
- ストレスを受けとめる力が、自分を信じる力になる
- 無理に楽しいことを考えなくていい
- これは、大切なことだ
- これは、熱心さのバロメーターだ
- ストレスのおかげで、うまくいきそうだ
- この状況だからこそ気づけた、自分の長所は何だろ?
- よい面と悪い面、両方を見てみよう
とりあえず、受けとめてみよう。