仕事なんてつまらないし、できれば働きたくない
働きたくないからこそ、働くことについて考えてみたいと思います。
- なぜ働かなきゃいけないの?
- 働く意味って何?
「『働きたくない』というあなたへ」(by 山田ズーニー)
働く意味って何?
「働きたくない」のは、「働く意味がわからない」から。
では、なぜ働く意味がわからないかというと。
自分の頭で考えてこなかったから
と、山田ズーニーさんはいいます。
だから。
何よりも優先すべきは、自分の頭で考えること。
でも、とりあえず働く意味を知りたい
働くとは、「居場所」を作ること
生きていくためには「行く場所」が要る
人には『行く場所』と『帰る場所』が必要だ。だが、いまの自分には『行く場所』がない。なら、『行きたい場所』を『行く場所』にしよう。
『働きたくない』というあなたへ
人には、「居場所」が必要
心が苦しくなり、生きる希望を失うときとは、どんなときでしょう?
それは……
自分の居場所がないと感じるとき
自分は、存在しちゃいけないのかなって思う
居場所には、2種類ある
ズーニーさんは、居場所には2種類あると言います。
- 行く場所
- 帰る場所
「行く場所」は、職場。
「帰る場所」は、家庭。
サードプレイスも欲しい
仕事 = 居場所
最近はリモートワークも増えているので、働くことが以前よりはラクになってきました。
ただそのぶん、「行く場が欲しい」という気持ちになることもあると思います。
あるいは、リモートワークの環境を整えたくなったりとか。
自分にとって居心地のいい場所を探求したくなる。
「仕事 = 居場所」というのを、以前よりも実感しやすくなったかもしれません。
たしかに、居場所は欲しいな
なぜ、やりたいことが見つからないのか
自己表現から逃げてきたから
なんとなく自己表現せず、なんとなく遠慮して、あるいは、なんとなく怖くて一歩引いてしまった。なんとなくおとなの言うことにしたがって、なんとなくみんなについていって、自己表現をひかえ、一歩引き、二歩引き、自分が引いていることにさえ無自覚にきてしまった人が、ある日気づいたら、日々、失っていたということもあるんじゃないだろうか。
『働きたくない』というあなたへ
つまり。
自分を見失う原因とは……
- なんとなく、自己表現しなかった
- なんとなく、遠慮してしまった
- なんとなく、怖くて一歩引いてしまった
- なんとなく、周りの言うことに従ってきた
「なんとなく」「無難に」生きてきたから。
自分の想いを語らず、周囲の意見を聞いてしまった結果だといいます。
- 自分は何が欲しいのか
- 自分はどうしたいのか
- 自分は何を考えているのか
怒られないように、なるべく無難な道を歩いてきたよ
だからこそ。
今、求められるのは、自分で考えて自分で決める力。
そして、「考えたら出す」ことが仕事なのだそうです。
働く = 自分の意見を出す
自分の意見を出すこと
アウトプットすること
働くとは、自分の意見を出すこと
仕事で自分の意見を出すと怒られるけど?
自分を取り戻す唯一の道:決めたら、出す
決めたら、言葉にして、行動として、「出す」。周囲とぶつかってみる。失敗を引き受ける。
唯一それだけが、勉強のために今を犠牲にしてきた生き方から、仕事のために今を犠牲にしていく生き方への連鎖を断ち、自分の時間を取り戻す道ではないか。たったいま、この瞬間から。
『働きたくない』というあなたへ
大勢の意見に、無難に従ってきてしまった自分を変えるために
自分で考え、自分で決める
言葉にする、行動にする
周囲とぶつかる、失敗を引き受ける
自分の時間を取り戻す道
仕事のために、自分の時間を犠牲にするやり方ではなく。
仕事こそ、「自分の時間を取り戻す道」に。
それが「自分で考えて自分で決める」ことのメリット。
仕事って、自分の時間を失う道だと思ってた
自分で考えて、自分で決めた、自分らしい就職活動を
もちろん、「仕事」だけではなく、あらゆる行動が「働く」ことと言えるかもしれません。
何においても、自分で考えて、自分で決めることが大事なのだと思います。
一番のポイントは、「他人の考え」にゆだねないこと。
私にはどうしても、
「玉の輿に乗って、旦那さんの稼いだお金で好きなことをしたい」というのが、
あなたらしい意見だとは思えない。
婚活ブームに便乗して、一儲けしようとしている誰かの、
まやかしのパッケージツアーになんとなくのっかっておこうとしているだけじゃないか。
そんなものに下駄をあずけちゃダメだ。
大企業に入れなくてもいい、好きな仕事に就けなくてもいい。
自分で考えて、自分で決めた、
「自分らしい」就職活動をしてほしい。
『働きたくない』というあなたへ
では、仕事をどう考えるか?
働く意味を考えたうえで。
具体的に仕事について考えてみます。
仕事を考える3ステップ
- 自己理解
- まずは自分という氷山にもぐる
- 仕事理解
- 目指す仕事について掘り下げる
- 社会理解
- 業界をめぐる社会背景やお客さんについて理解する
仕事を考えるために、理解すべきものは3つ。
自分・仕事・社会
なぜなら……
- 自分の気持ちだけなら、趣味でしかない
- 仕事だけを優先するなら、自己満足しない
- 社会を知らずしては、ニーズがわからない
仕事・社会を見たうえで、自分がやりたいことを考える
【自分 + 仕事 + 社会】
社会を、もう少し狭く言うと「他者」になります。
なお、社会の中には、「他者」も含まれます。
「ニーズを知る」というのは、他者の気持ちを理解することだから。
つまり、自己理解と同時に、他者理解も必要。
他者理解が苦手なんだけど
「働くのがイヤ」なのは、「他者との関わりがイヤ」だから
アドラー心理学が、「すべての悩みは人間関係の悩みである」と断言するとおり。
仕事より、対人関係に問題がある場合が多いですね。
仕事そのものが嫌になったのではありません。仕事を通じて他者から批判され、叱責されること、お前には能力がないのだ、この仕事に向いていないのだと無能の 烙印 を押されること、かけがえのない「わたし」の尊厳を傷つけられることが嫌なのです。つまり、すべては対人関係の問題になります。
嫌われる勇気
心地いい居場所づくりを
仕事とは、「居場所作り」。
だからこそ、自分にとって心地のいい場所、心地のいい人間関係を作る。
そのために努力をすることが、働くことなのかもしれません。
「この場所なら大丈夫」
「この人なら大丈夫」
……と、思える所を、自分で見つけるために。
社会と離れていたい
もちろん、どんな選択でもかまわないのでしょう。
ただし。
やはり答えは、社会の中にこそ、うずまっていることのほうが多いといいます。
社会からの逃げかどうかという点も、自分でよくよく考えてみる必要がありそうです。
答えはやはり、社会の中にある
社会を見たら、社会のほうに、切実な問題や要求があり、ささやかでも確実に自分を必要としている。自分がやらずしてだれがやるとまでは言えなくても、自分がやったほうがいい、引き受けるべきこと、そういうこともあるんじゃないかと私は思う。
『働きたくない』というあなたへ
社会問題を知ること。
社会の中に、解決すべき問題は、たくさんある。
そして、自分が必要とされる分野も必ずある。
そのなかから、「自分がやったほうがいい」ことを引き受ける。
それが、仕事・やりたいことを見つけるプロセスになるのかもしれません。
どうせなら、その「何か」を見つけてみたいとは思いますね。
お金をいただくと、驚くほど成長する
お金は、社会と世界を循環するものであり、通用するものだ。仕事を通して、お金だけではない、社会に通用するレベルの情報や、技や、知恵や、時代性や、人の思いや、いろいろなものが入ってくる。
『働きたくない』というあなたへ
「自分の目的はお金ではない」と言いたいとき、何かの言い訳が含まれている場合もあります。
仕事は、自分を成長させてくれる、絶好の機会。