否定されると、すぐに落ち込んじゃうんだ
でも、落ち込んでも意味がないって、わかってる。
必要なことは…
自分の人格と、自分の意見とを、切り離して考えること。
そうすることで、意見が発展していく。
それが、ヘーゲルの「弁証法」の考え方。
弁証法とは何か?
テーゼ・アンチテーゼ・ジンテーゼ
意見
テーゼを否定する意見
洗練された意見
「否定」の次には、「洗練」がくると思ってみましょう。
「洗練」ってなんだろう。
ジンテーゼは、たんなる折衷案ではない
1つ上の次元にレベルアップした、新しい真理のこと
例えば。
・コーヒーがいい
・牛乳がいい
↓
じゃあコーヒー牛乳にしよう
「折衷」や「合体」ではなく、「レベルアップ」「ブラッシュアップ」が必要。
どうすれば「レベルアップ」になるんだろう。
何かを「捨てる」「否定する」をしてみましょう。
意見は、否定から始まる
- 祖国を捨てた
- 過去を捨てた
否定すること = 捨てること
常識を捨ててみる。
思い込みを捨ててみる。
今までの考えを捨ててみる。
デカルトは、祖国を捨てた
「近代哲学の祖」といわれる、デカルト。
デカルトが捨てたものは、祖国だった。
- 固定観念に満ちた書物を捨てた
- 学校を捨てた
- 祖国を捨てた
書物には、過去からの固定観念が詰まっている。
デカルトは、書物を、いったん捨ててみたという。
学校での勉強も、常識しか教えない。
常識から飛び出すことで、新しい世界が見えるはずだと、学校も捨てた。
そして、住み慣れた祖国も捨てた。
たしかに、インプットや情報収集ばかりしてると、よけいに混乱することがある
読書や情報収集が、「固定観念」集めになっているかもしれません。
ルソーは、学問や文化を捨てた
すでにしみついている常識、風習、文化。
ルソーは、すべて捨てたという。
- 最初に思いつく考えを、まず否定する
- 当たり前の前提を、ひっくり返して考える
- 世間と異なる考えを、展開する
最初に思いつくことは、今までの生活から生み出されたものだから。
最初の思いつきも、たまには捨ててみようか。
まとめ
とりあえず、「洗練する」って決めてみよう