余計なことを言ってしまったかもしれない。
相手はもう忘れているかもしれないのに。
自分だけが、自分の言った言葉を気にして、引きずってしまう。
どうしてだろう。
もう少し自分にやさしくしてみても、いいのかもしれません。
エンプティ・チェアとインナーマリッジ
目の前のことに苦しみを感じたとき。
実は、過去の傷がうずいているのかもしれない。
エンプティ・チェア:一人二役の対話
- 誰も座っていない椅子を用意する
- 幼い自分が座っていると仮定する
- 幼い自分に、やさしく語りかけてみる
- 自己との対話ができる人は、他者との対話もうまくいく
抱きしめてあげる感じで。
昔の自分って、よくわかんない
相手は、昔の自分じゃなくてもいい
- 本当は言いたかったこと・言えなかったことを、言ってみる
- 相手になりきって、自分に向かって返す
- 相手は架空の人でもいい。例)カウンセラーになってみる等
インナーマリッジ:自分との和解
- 自分の中の、感性と理性を和解させる
- 自分とつながる
- 相反する自分を、和解させる
融合が、癒しになる
インナーマリッジの目的は、葛藤を放置させないこと。
「つながり」「融合」が、癒やしの力になるといいます。
自分との結婚なの?
人生は、自分自身と踊り尽くすダンス
親愛なる私へ。最後のダンスは君と踊りたい。うまく踊れなくても気にしなくていいよ。私たちは、今ではお互いのことをとてもよく知っているから。
君と最後に抱き合って踊るときには、人生が有意義だったと感じられるといいな。
ただし、それは単なる陶酔ではなく、本当のダンスだ。人生には必ず意味があるから、一つの人生を2人で分かち合ってダンスがしたいんだ。
そのときには、安らぎ、心地よさ、誠実さ、奮闘の結果を一緒に喜び、分かち合いたい。
一つ覚えておいてほしい。君のことを真に理解し、いつまでも忘れない誰かがいるとすれば、それは私だ。それは私自身のことなんだよ。チャ、チャ、チャ。
by オーウェン・フラナガン(哲学者)
- とっても寂しかった自分
- とっても傷ついてきた自分
- たくさん頑張ってきた自分
- 家族を愛してきた自分
踊る相手が自分だなんて、ちょっと寂しい
ダンスするように生きる
過去も見ないし、未来も見ない。完結した刹那を、ダンスするように生きるのです。誰かと競争する必要もなく、目的地もいりません。踊っていれば、どこかにたどり着くでしょう。
嫌われる勇気
どこにたどり着くんだろう?
癒やしの源泉は、「わたしには能力がある」という意識
- わたしには能力がある、という意識
- 人々はわたしの仲間である、という意識
孤独を知っている人は、孤独を癒やせる
- 人と、つながりたい
- 居場所を、作りたい
- 愛し、愛されたい
- 孤独を感じる人は、「つながり」に関する情熱が強い
居場所を与えられる人になれる
- 自分にではなく、他者に向ければ、どんどんつながる
人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那なのです。そしてふと周りを見渡したときに「こんなところまで来ていたのか」と気づかされる。
嫌われる勇気
まとめ
- 人は、目の前の出来事では傷つかない
- 昔の古傷がうずいている
- エンプティ・チェア
- 一人二役となって、自分や他人と対話してみる
- インナーマリッジ
- 自分の中の、相反する自分と融合する
- 自分と融合できる人は、他人とも融合できる
- 自分で自分を癒やす能力がある
- 能力があるという自信が、自分を癒やしていく
- 孤独感の強い人は、情熱の強い人
- 「つながり」や「居場所」を作れる人になる