【過去との和解】エンプティ・チェアとインナーマリッジのすすめ

余計なことを言ってしまったかもしれない。

相手はもう忘れているかもしれないのに。

自分だけが、自分の言った言葉を気にして、引きずってしまう。

どうしてだろう。

もう少し自分にやさしくしてみても、いいのかもしれません。

あわてず。でも休まず
Without haste. But without rest.

by グース

エンプティ・チェアとインナーマリッジ

エンプティチェア

目の前のことに苦しみを感じたとき。

実は、過去の傷がうずいているのかもしれない。

エンプティ・チェア:一人二役の対話

エンプティチェア
エンプティ・チェアの方法
  1. 誰も座っていない椅子を用意する
  2. 幼い自分が座っていると仮定する
  3. 幼い自分に、やさしく語りかけてみる
  • 自己との対話ができる人は、他者との対話もうまくいく

抱きしめてあげる感じで。

エンプティチェア

昔の自分って、よくわかんない

相手は、昔の自分じゃなくてもいい

一人二役で、誰かと対話をしてみる
  1. 本当は言いたかったこと・言えなかったことを、言ってみる
  2. 相手になりきって、自分に向かって返す
  • 相手は架空の人でもいい。例)カウンセラーになってみる等

インナーマリッジ:自分との和解

インナーマリッジ
インナーマリッジ
  • 自分の中の、感性と理性を和解させる
  • 自分とつながる
  • 相反する自分を、和解させる

融合が、癒しになる

インナーマリッジの目的は、葛藤を放置させないこと。

「つながり」「融合」が、癒やしの力になるといいます。

自分との結婚なの?

人生は、自分自身と踊り尽くすダンス

親愛なる私へ。最後のダンスは君と踊りたい。うまく踊れなくても気にしなくていいよ。私たちは、今ではお互いのことをとてもよく知っているから。

君と最後に抱き合って踊るときには、人生が有意義だったと感じられるといいな。

ただし、それは単なる陶酔ではなく、本当のダンスだ。人生には必ず意味があるから、一つの人生を2人で分かち合ってダンスがしたいんだ。

そのときには、安らぎ、心地よさ、誠実さ、奮闘の結果を一緒に喜び、分かち合いたい。

一つ覚えておいてほしい。君のことを真に理解し、いつまでも忘れない誰かがいるとすれば、それは私だ。それは私自身のことなんだよ。チャ、チャ、チャ。

by オーウェン・フラナガン(哲学者)
こんな自分と踊ってみる
  • とっても寂しかった自分
  • とっても傷ついてきた自分
  • たくさん頑張ってきた自分
  • 家族を愛してきた自分

踊る相手が自分だなんて、ちょっと寂しい

ダンスするように生きる

過去も見ないし、未来も見ない。完結した刹那を、ダンスするように生きるのです。誰かと競争する必要もなく、目的地もいりません。踊っていれば、どこかにたどり着くでしょう。

嫌われる勇気

どこにたどり着くんだろう?

癒やしの源泉は、「わたしには能力がある」という意識

心理面の目標(アドラー心理学)
  1. わたしには能力がある、という意識
  2. 人々はわたしの仲間である、という意識

孤独を知っている人は、孤独を癒やせる

孤独の裏には情熱がある
  • 人と、つながりたい
  • 居場所を、作りたい
  • 愛し、愛されたい
  • 孤独を感じる人は、「つながり」に関する情熱が強い

居場所を与えられる人になれる

その情熱は誰のため?
  • 自分にではなく、他者に向ければ、どんどんつながる

人生とは、いまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那なのです。そしてふと周りを見渡したときに「こんなところまで来ていたのか」と気づかされる。

嫌われる勇気

まとめ

  1. 人は、目の前の出来事では傷つかない
    • 昔の古傷がうずいている
  2. エンプティ・チェア
    • 一人二役となって、自分や他人と対話してみる
  3. インナーマリッジ
    • 自分の中の、相反する自分と融合する
    • 自分と融合できる人は、他人とも融合できる
  4. 自分で自分を癒やす能力がある
    • 能力があるという自信が、自分を癒やしていく
  5. 孤独感の強い人は、情熱の強い人
    • 「つながり」や「居場所」を作れる人になる

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