「自分はすごい」って思えない
思わなくていい
自分を肯定したほうがいいんじゃないの?
嘘をつくよりいい
60点の自分に「今回はたまたま運が悪かっただけで、ほんとうの自分は100点なんだ」と言い聞かせるのが自己肯定です。
嫌われる勇気
自己肯定のベストな使い方
自己肯定は恐ろしいフィードバックを受け取る前におこなうのが一番効果的であることが研究で分かっている。
(中略)
だから厳しいフィードバックが来そうだと分かっているときはまず数分かけて自分を強化しよう
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たとえばこんなとき
- 仕事でミスをしてしまい、上司に呼び出された
- 会議で、イヤなことを言われるのがわかりきっている
- 家に帰ったら、確実に親に怒られる
- 今からクレームを聞きにいく
(仕事で自信を失いそうなときは)
自分が愛情深い親であるとか、熱心な地域のボランティアであるとか、善き友人であると思い出すことだ。
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違う分野での自分の頑張りを思い出してみる
- 仕事が原因なら、仕事以外の自分を思い出す
- 勉強が原因なら、勉強以外の自分を思い出す
あまりにシンプルで空想的に聞こえるかもしれないが、これは研究でも裏付けられている。
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それだけでいいの?
「いろんな自分がいる中での、ひとつの失敗」ととらえるといい
自己受容が未来へ進ませる
それ(=自己肯定)に対し、 60 点の自分をそのまま 60 点として受け入れた上で「100点に近づくにはどうしたらいいか」を考えるのが自己受容になります。
嫌われる勇気
受容する目的は、進むため。
認めたうえで「じゃあ、どうしようか?」を考える。
「じゃあ、どうしよう」とは考えてなかった
叫ぶ人は、むしろ自信がない
わざわざ言葉にして自慢している人は、むしろ自分に自信がないのです。アドラーは、はっきりと指摘しています。
「もしも自慢する人がいるとすれば、それは劣等感を感じているからにすぎない」
嫌われる勇気
まとめ
- 60点の自分を、ほんとうは100点だと思うのが自己肯定
- →妄想、現状維持につながる
- 自己肯定には、「時と場合」がある
- 怖いフィードバックを受ける前が一番効果的
- 違う分野での自分を、思い出す
- 60点の自分を受け入れるのが、自己受容
- 「じゃあ、どうしよう?」と対策が考えられる
「職場での自分」や「家庭での自分」の一点だけを見つめすぎない。
自分のいろんな側面を見て、ある一面で失敗したら、他の側面での成功を見てみる。