自分らしく生きる方法がわかる。
天職を見つける方法がわかる。
さかなクンの生き方から学べることは絶大!
子どもにも大人にも、ぜひとも取り入れてほしい、さかなクンの生き方。
好きなことを、ひたすら追い続けた、模範の人です。
奇跡のような、けれど必然のような、なんだか不思議なわが人生。でも半生を振り返ってみて、ひとつだけ確かだと思えることがあります。
それは、〝 好きに勝るものはなし〟ということです。 好きだから、もっともっと知りたくなって、知れば知るほどたくさんの感動をいただいて、夢も広がって。そして「さかなクン」ができあがったのです。
「さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~」
やりたいことが見つからなくて悩んでいる人、夢が叶わないと思って落ち込んでる人には特にオススメの本。
「内向型を強みにする」という本がありますが、さかなクンこそ、典型的な内向型。
内向型は、まさに「強み」です。
内向型を強みにする by マーティ・O・レイニー|本来と違う自分にならなくていい
専門家は、さかなクンになれない
「専門家」は生きづらい
さかなクンについて、面白い記事を読みました。
専門家は、競争が激しいため、「専門家の専門家」を目指すそうです。
専門家は、わかりやすい言葉で話してはいけない
わかりやすい言葉で話すのはタブー。
なぜなら……
専門家としての「有り難み」と「存在意義」がなくなってしまうから!
専門家の話がわかりづらいのは、当たり前であり、職業人としての生きる道だったのです。
いわば、死活問題。
一般人とは違うことを証明しなければならないんですね。
わかりやすく話してしまったら、「存在意義」がなくなってしまうのです。
好きな研究のはずなのに、生活のために保身にならざるをえないというのは、ある意味、かわいそうなことです。
さかなクンは専門家ではないから、自由!
その点、さかなクンは専門家ではないため、自由に自分の才能を発揮できたのです。
だから、専門家には絶対に真似できない。
なるほどなぁと思いつつ、そもそもさかなクンって専門家じゃなかったの? ってことが驚きでした。
てっきり大学教授なのかと。
一体、さかなクンって何者?
とても気になったので、さかなクンのエッセイを読んでみました。
さかなクンの一魚一会
さかなクンの生き方は、目からウロコの連続
読んでみて、大感動!
さかなクンの人生、すべてが素晴らしすぎます。
上から目線でもなく、理論でもなく、自分の生き方そのもので、自分らしく生きることを教えてくれてる人。
この生き方、もっと大々的に、世に広まってほしいと思うほど。
特に子どもたちには、こういう人生もあることを知ってほしいです。
真似するのは、少し難しいかも?
さかなクンみたいになれたら幸せだろうなぁと思う反面、正直なところ、一般の人にはなかなか真似できないかもしれません。
ちょっと天才的なのです。
それでも、そのエッセンスだけでも受け取る価値はあります。
さかなクンの生き方をのぞいてみましょう。
内向的な子ども時代、魚のとりこになる
静かで目立たないタイプの男の子だった
恥ずかしがりやでおとなしい性格。運動はからきしダメ。クラスにかならずひとりはいる、静かで目立たないタイプの男のコでした。
とにかく、さかなクンの魚好きがすごすぎます。
魚づけの日々だった子ども時代
- 小学2年生のとき、友達が書いたタコの絵に衝撃を受ける
- 毎日、夕食でタコ料理を作ってもらう
- 魚を調べるため、図書館・水族館・魚屋・寿司屋などに通いつめる
- 授業は聞かずに、魚の絵を描き続ける
- 部屋に水槽をおいて、飼い方を猛勉強する
- 魚についての校内新聞を書いたり、魚の飼育をまかされたりする
- “水槽”学部だと勘違いし、吹奏楽部に入る
- TVチャンピオンに出場する(魚通-さかなつう-選手権)
- 勉強してなかったので大学には入れず
「ぼくは変わりもの」
小学2年生からずっと、魚づけの毎日。
自分でも、「ぼくは変わりもの」と言っています。
いじめは、気にしないのではなく、気づかなかった
悩んだり、いじめられたりした経験はなかった。
というよりも、気づかなかったのだそうです。
声が高く、話し方が変わっていると言われることもありますが、いじめられた記憶がありません。いつもいつもタコやお魚に夢中で、 周囲から変わっていると思われることも多かった気がしますが、お魚に夢中になりすぎていたせいで、 気がつかなかっただけなのかもしれません。
夢中になりすぎてて気づかないとは、すごいです。
好きなものを、ただただ追い続ける純粋さ
好きだから、周囲の目や世間体は、目にも入ってこない。
自分に集中するって、こういうことなのかと思わされます。
「気にしない」のではなく、「気づかない」。
それくらい真っすぐになれることこそが、強みというのでしょう。
「自分の強みは何か」と考えてる時点で、ちょっと違うような気さえしてきます。
お魚への強い思いは、周りを笑顔にさせる
批判されても仲良くなってしまう
いつもはこわいヤンキーさんたちも、すっかり心は少年に戻ったようで、 釣りのアドバイスも素直に聞いてくれ、 日が暮れるころにはすっかり仲よくなっていました。
さかなクンは中学時代、なんとカブトガニの人工ふ化を成功させ、地元の新聞にまで載ったのだそう。
しかし、そのことで目立ちすぎて、地元で有名なヤンキーグループに目をつけられてしまった。
でも突然、「そんなに魚がおもしろいなら、釣りへ連れていけ!」という話になり、ヤンキーグループと一緒に釣りにいくことになったそうです。
そしたら、とても仲良くなった、と。
魚を通じて、どんな人も味方に変えていく
そのほかにも、自分をからかってきた人と、釣り仲間になったりとか。
イジメられて寂しい思いをしている人と、一緒に釣りに行って仲を深めたりとか。
そこに打算は一切なく、ただただ魚が好き!
それだけなのです。
イジメや仲間はずれなど、ツライ思い出があまりないのは、 釣りが持つ魅力はもちろん、自分のお魚への強い思いが、自然とまわりを和やかにさせていたからなのかもしれません。お魚のパワーは、すばらしいです!
自分の才能を隠さず、出し惜しみをしない。
そこがポイントなのかもしれません。
出し惜しみすると、理解されない
「おかしい」と周囲から言われてしまうと、どうしても出し惜しみをしてしまう。
これを言ったら変だと思われるかな?
我慢したほうがいいかな?
ついつい、そんなことを考えては、自分を隠してしまうことって、ないでしょうか。
けれども、出し惜しみしていると理解もされないですよね。
「何を考えているかわからない」と。
理解されないから、ますます「自分はダメなんだ」と思い込む。
負のスパイラル。
自分の好きなことに真っすぐになる
だから本当は、出し惜しみなんかせず、むしろ、自分の好きなものを真っすぐに純粋に追い続けたほうがいい。
そのほうが、理解もされるし、協力も得られるし、人とも仲良くなれる。
そんなことを、さかなクンから学べます。
どう言われようと、夢中になりすぎてて気づかないほどに!
母親の教育は、まるでエジソンの母のよう
「あの子は、それでいい」
家庭訪問では、 母は毎年、その年の担任の先生におなじことを言われていたと言います。
「本当に絵がお上手ですね。彼の描く絵はすばらしい。ただ、授業中も魚の絵を描いてばかりで、授業にまったく集中していません。もう少し、学校の勉強もきちんとやるように家庭でもご指導していただけませんか」
すると母はいつもこう言っていたそうです。
「あの子は魚が好きで、絵を描くことが大好きなんです。だからそれでいいんです」
まさに、現代のエジソン!
エジソンは小学校を3か月で中退した
エジソンは、小学校を3か月で中退し、母親の家庭教育だけで育ちました。
エジソンの母親は、小学校の中退を校長から宣告されたとき、次のように思ったそうです。
「多くの点では他の子より劣っているが、発明の点だけは他の子にはない輝きを持っている。これは小学校では磨けない」
そして、自宅で好きなだけ、発明に打ち込ませたそうです。
基礎教育は、母親がほどこしました。
好きなことを、思う存分にやらせてあげる
そんなエジソンの母親と、さかなクンのお母さんが二重写しになります。
タコが好きと言えば、毎日のようにタコ料理を作ってあげる。
水族館や寿司屋にも連れていってあげる。
「お魚が大好きなんだから、 好きなだけ絵を描くといいよ」と言ってあげる。
「へえ、タコっておもしろいんだねぇ。お母さんもどんどんタコが好きになってきたよ」と、子どもの好きなことに、とことん付き合ってあげる。
定職に就けない日々が続いても、「自分の決めたことがいちばんよ。お母さんは応援してるから」と言ってあげる。
親戚からの批判も、ものともしない
実は、親戚からは文句を言われていたそうです。
育て方が甘い、と。
それでも、愚痴も言わずに応援し続けた。
「皆と同じように」生きる必要はない
親が、「皆と同じ」を押しつけなければ、内向型の子どもも生きやすくなりそうです。
「もっと友達を作りなさい」とか、「皆はこうしてる」とか、そんなことを言う必要はないのでしょう。
さかなクンは、お母さんのおかげで、伸び伸びと自分の好きなことを追求できたと語っています。
魚好きを、恥ずかしいと思ったことは一度もない
今の今まで、一度たりともこのお魚好きを、自分自身で恥ずかしいとか、変だと思うことがなかったのは、母の力が大きかったのかもしれません。
「内向型を強みにする」という本によると、悩んでしまう内向型の人は、家庭内で自分の性格を否定されて育つことが多いそうです。
だからこそ、声を大にして言いたいです!
愛する我が子を、否定するのはやめよう
好きなことに夢中になったおかげで、奇跡が起きた
さかなクン、大学の客員助教授になる
客員助教授となれば、そこの先生になるということです! そんな奇跡、かんたんに信じることができるでしょうか。
小学生のころ、卒業文集に書いた言葉を思い出していました。
「東京水産大学の先生になって、調べたお魚のことをみんなに教えてあげたい。そして図鑑を作りたい。」
お魚に夢中になりすぎて大学にも入れなかった自分が、お魚に夢中になりすぎたおかげで、小さいころから持ちつづけていた夢が目の前までやってきました。
さかなクンの仕事探しは、挫折続き!
- 魚屋のバイトに挫折
- 水族館の実習にも挫折
- 熱帯魚屋のバイトにも挫折
- 寿司屋のバイトにも挫折
- だけど、寿司屋で絵の才能をかわれ、イラストレーターの道へ
- さかなクンとして評価される
大学には行けなかったのに、大学の客員助教授になれた
魚の絵を描いてばかりで勉強をしなかったせいで、さかなクンは大学に行けませんでした。
しかも、仕事探しも挫折の連続。
そんなさかなクンが、東京海洋大学(元・東京水産大学)の客員助教授(現・准教授)になったのです。
本当に奇跡のような話。
真似したくても、できないかも……と思ってしまったところは、嫌いな勉強には一切手をつけないところと、合わない仕事をすぐに辞めてしまうところ。
嫌いな勉強は、やらなかった
どんなに勉強より魚が好きだったとしても、大学の先生になりたいならば、嫌いな勉強もやらなければならない。
通常なら、無理してでも勉強するのではないでしょうか。
嫌いな仕事も、やらなかった
水族館や熱帯魚屋の仕事も、さかなクンには合わなかったようです。
それでも、下積みなんだから文句は言えない……と、ツラくても続ける人は多いのではないでしょうか。
努力というより、世間体や他人の意見が気になってしまう部分もあると思います。
「やらなきゃいけない」を、どうしても優先してしまうのです。
けれど、さかなクンには、そんなにまでも「好き」を追求していいものなんだ? と、驚かされます。
大学に行けなくても、仕事がなくても、好きを追求する
さかなクンは、大学に行けなくても、仕事が決まらなくても、嫌いなことは決してやらなかった。
大好きな絵を描くことを追求したのです。
その結果、魚のイラストレーターとして認められ、ついには大学の助教授にまで!
好きなものに一筋に、心を迷わせない
「やらなきゃいけないこと」をやらず、「好きなこと」だけをやる徹底ぶりは、見事です。
大事なことは、好きなことに対して、心を迷わせないことでしょうか。
さかなクンは、好きなことをやってるだけだから、とにかく楽しいし、不安にもならなかったそうです。
落ち込んだときは、魚になぐさめてもらいながら。
純粋な気持ちで「好き」を貫けば、協力者があらわれる
意固地になって周囲を不快な気分にさせるわけではない。
「誰もわかってくれない」と不満に思うわけでもない。
純粋に好きを貫くからこそ、どんどん協力者があらわれる。
そこに、ワガママさも感じないのです。
「自分らしく」と、軽く言いすぎてないだろうか?
「自分らしく」って軽々しく言うけれど、こんなにまでも夢中になって自分の好きなことを追い続けるって、できるでしょうか?
読みながら、自分の甘さを反省させられた気分です。
夢中になれるものがあると、それは心の支えにもなります。落ちこんだときにとても大きな力をくれます。
もし夢中になっているもの、大好きなことがあったら、ぜひつづけてみてください。好きなことを追いつづけるのはすばらしいです。
さかなクンの生き方に、ただただ感服!
日本の教育界に、もっと影響を与えてほしいですね。
さかなクンには打算がない
正規のルートではないにもかかわらず、さかなクンは、やりたいと思ったことは全て実現しています。
素晴らしいのは「打算がないこと」。
その純粋さが、すべてを引き寄せているのだと感じました。
とにかく、好きなことに夢中になろう!
周りが気にならないくらいに!
まとめ
学校にも、社会にも左右されず、「好き」を純粋に貫けば、夢は必ず叶う!
それを、打算もなく実践し、見せてくれている、さかなクン。
なかなか真似できることではありませんが、その「ひたむきさ」に見習いたいもの。
そして、「自分らしく」とか、「好きを仕事に」とか、軽く言えるものではないと感じました。
周囲も気にならないくらいに、「好き」を追求できるのかどうか?
人の目を気にしているのは、誰でもなく、自分自身ですね。
さて、そもそも、そんなに好きなものって、あるでしょうか。
まずは、そこから。
自分の本来の願望を、見つめてみるといいかもしれません。
思考は現実化する【願望の力】やりたいことがない人は、どうすればいい?
ということで。
内向型は、「強み」でしかない。
ただし、周囲が気にならないほど、「好き」を追求できるかどうか。
「やりたいことが見つからない」のではなく、周囲の目を気にしすぎているだけかも?
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