「死」とは何か?どう向き合えばいいのか?

死

「死んだら『無』になる」という人もいるけれど。

無になったら、無であることさえ、わからない。

しかも、無であるなら、生前の存在さえ、なかったことになるのではないか。

 

「死」について考えていくと、矛盾と不思議だらけだ。

誰も、正解を知らない。

 

ひとつだけ言えることは。

「死」そのものよりも、残されることが悲しい

ということ。

 

「死」を悲しむのは、残された人だ。

結局のところ、「死」とは、生きている人が考えなくてはならない問題なのだ。

自分の「死」について、答えを出すことはできない

死んだら「無」になる?

「無」とは、どのような状態なのだろう?

「無」が存在することが、あるのだろうか?

無が「ある」ならば、矛盾になる。

「無」を考えることは、できない

それに、無になってしまったら、生きていた事実さえ消えてしまうのでは?

覚えている自分は、存在しないのだから。

少なくとも、生きている私たちが、「無」を考えることはできない。

「ある」ものしか想像できないのだから。

ということは、「死」は「ある」ことになる。

なんだか、おかしな話だけれど、「死」を考えるならば、「ある」としか言いようがない。

死ぬのは怖いこと? ラクになること?

「死ぬのが怖い」と言う人もいる。

「死んだらラクになる」と言う人もいる。

 

でも、死ぬことは、怖いのかラクなのか。

はたまた、かわいそうなのか。

生きてる私たちには、決して、わからない。

やはり、自分の「死」についての答えは、出せない

私たちは「自分の死」について、答えを出すことはできないんだ。

どんな立派な哲学者や科学者であっても、答えは出せていない。

宗教者の言うことだって、本当かどうかを確かめることは、死ぬまでできないんだ。

では、「死」を、どう考えたらいいのだろう?

残された者が、どう生きるかを考えるしかない

誰かの「死」を想う

私たちは、「自分の死」について、答えを出すことはできない。

ただ、「誰かの死」について、残された者がどう生きていけばいいかを考えるしかない。

だから、古代ギリシアの人は「死は神様からの祝福」と言った。

死を歓迎するという意味ではなく、そう思わないと愛する人の死を受け止めきれないからだ。

花火を打ち上げずには、いられない

お盆の時期に花火を上げるのも、死んだ人への弔(とむら)いだという。

でも、死んだ人が本当に花火を見ているとは、きっと誰も本気では信じてないだろう。

残された人が、そうせざるを得ない気持ちになるだけなんだ。

死んだ人の「生」を、忘れることができないから。

愛する人の死は、なかなか受け止められない。

愛する人を残して死ぬことも、つらいだろう。

「悲しい」のは、残された人が想うこと

「死」が悲しいのは、残される人がいるからである。

残された人が、いつまでも悲しいのだ。

死んだ人が、悲しんでいるのかどうかは、私たちには知るすべがない。

残されて、生きていかなければならない現実は、あまりにもツラいんだ。

「死は神様からの祝福」と言いたくなる気持ちは、誰でも理解できるだろうと思う。

花火を打ち上げたり、お墓参りをしたり、思い出写真を見てみたり。

あらゆることをせずには、いられない気持ちになるもの。

生きてるだけで有り難いことを知る

存在こそが尊い

愛する人を失うと、痛切に感じる。

生きていてくれるだけで、どれだけ有り難いかを。

存在してくれるだけで、幸せなこと。

 

それなのに、愚かな感情で、喧嘩したり、傷つけあったり。

生きているときには、なかなか、生存の有り難みを感じることは難しいものである。

 

だから、考えなければいけない。

「何かをしてくれるから」幸せなのではない。

「生きていてくれるだけで」幸せなのだ、と。

 

貢献とは、「行為」ではなく、「存在」である。

まとめ

「死んだらどうなるか」は、誰にもわからない。

「死んだ人が、今どうしているか」も、誰にもわからない。

「死」について、正解を出すことはできないんだ。

ただ、「死に方」「生き方」を考えるしかない。

 

残された人は、生きていくしかないから。

 

だから今、生きてるだけで有り難いのだと思い出し、身近な人と向き合うことが、唯一できることではないだろうか。

「存在」しているだけで、有り難いのだから。

「死」を考えれば、「何もしてくれない」という不満は、愚かすぎることがわかる。

 

ということで。

 

memo
残された人が、有り難みを感じながら生きていくこと。

それが、「死」との向き合い方。

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