
質より量じゃなかったっけ?

どちらを重視するかで、結果も、メンタルも、変わる
ポイント
- 量は、増やすもの
- 目に見えて進んでる感覚がある
- 質は、高めるもの
- 増えてるわけではないから、進んでる感覚がしない

目に見えるほうが、わかりやすい

Quality work feels slower than quantity work.
質を上げる仕事は、量をこなす仕事より遅く感じる
だから、避けがちになる。
① デリバリーの早さより「正確さ」が最終的に差をつける(ソフトウェア開発研究)
(概要)
『Accelerate: The Science of Lean Software and DevOps』(Nicole Forsgren et al.)
- 成功するIT組織は、速さ(Delivery Speed)だけでなく、
- Change Failure Rate(失敗率)が低い。
- 「とにかくリリースしまくる組織」は、一時的に成果出てもすぐ破綻する。

Slow is smooth. Smooth is fast.
ゆっくりはスムーズ。スムーズは速い。
②「生産性 = 量」神話は間違い。人間は質を高めることで大差がつく(経営学)
(概要)
『Deep Work』(Cal Newport)
- 「浅い作業」(=量だけ出す作業)を減らし、
- 「深い作業」(=質を上げる集中作業)を増やした人のほうが、収入も成果も爆伸びする
- 「ながら作業」「中途半端なアウトプット」は、数をこなしても報われない

Focused work produces exponential results.
集中した仕事は、指数関数的な成果を生む。
③ Quantity先行型は「燃え尽きやすい」リスクが高い(心理学)
(概要)
『The Progress Principle』(Teresa Amabile)
- 「小さな進歩」に気づける人はモチベーションを維持できる
- 数だけ追い求めると、心がすり減って、長期的な成長が止まる
- 「なんでこんなにやってるのに報われないんだろう」っていう絶望感がきやすい。

Fast is visible.
Deep is invincible.
速さは目立つ。
深さは見えない。
- Quantity Work(量作業)は即席ラーメン。
- Quality Work(質作業)は高級料理。