「厳しくしないと怠ける」
「少しくらい厳しく言わないと、結果を出せない」
そんなことを言う上司は、99%、パワハラ上司です。
「甘やかす」という考え方自体が、思い込み。
褒めたり、ポジティブな言葉をかけたりすることは、決して「甘やかす」ことではないのです。
日本では、褒められて育つことが少ないですね。
だから、誰もやり方がわかってないし、誤解しているのです。
今後の上司のあり方として、ポイントになるのが……
コーチング力
コーチング力とは、具体的には次の3つ。
- アクティブ・リスニング
- ポジティブ・フィードバック
- アウトプットイメージの作成
リーダーシップ、組織でのコミュニケーション問題、部下の育成について悩む人には、おススメのやり方です。
Contents
ダメ上司・パワハラ上司が、仕事の生産性を下げる
ダメ上司とは
- 部下の成長どころか、ヤル気を失わせる上司
- 上司の役割を果たせない人
いい上司のもとでは、みるみる成長するし、どんどんヤル気がアップするもの。
部下のヤル気を失わせている上司こそ、仕事の生産性を下げている元凶ですね。
- ビジョンを示す
- 具体的な指示をする
- 部下を大きく成長させる
役割も果たせないのに、偉そうに振る舞う。
そんな上司が多いですよね。
ハッキリ言って、組織の邪魔。
ダメ上司については、部下が悩むことではなく、会社が真剣に取り組むべき問題です。
会社が真剣にならないのならば、会社に問題があると言えるでしょう。
パワハラ上司とは
- 部下を罵倒する上司
- 部下の人間性を否定する上司
- 嫌みを言い続ける上司
「最近の若いもんは甘えている」などと言い出したら、間違いなくパワハラ上司です。
自分のメンタルがおかしくならないうちに、避けるか、逃げるかしたほうがいいでしょう。
実は、自分もダメ上司・パワハラ上司かも?
- ビジョンを示せない
- 具体的な指示ができない
- 「部下を成長させる」という気持ちがない
- 厳しくすべきだ
- 褒めても調子に乗るだけ
こんなことを思っていたら、自分もダメ上司・パワハラ上司です。
自分も、そうされてきたのですから、ある意味では仕方ないことでもあります。
ただし、自覚をしたときが肝心!
ダメ上司・パワハラ上司を辞める決断をしなければなりません。
一刻も早く、考え方・やり方を変える努力をしましょう。
「自分で考えろ!」
「自分で育つべきだ」
「自分は頑張ってここまできた。他の人も頑張れるはず」
こういう考えは、誤解であり、思いやりのなさでしかありません。
その裏側には、「育ててもらえなかった」「褒めてもらえなかった」ことに対する怒りがあるのではないでしょうか。
それを次世代にぶつけていては、いつまでたっても「理想の上司」にはなれません。
「自分もこうだった」という怒りを排除し、覚悟して変えるべきです。
本気で部下を育てるためにも、そして、自分自身が成長するためにも、コーチング力を身につけましょう。
コーチング力は誰でも身につけられる
「あるべき姿を追求するのだ」と思えば、必ずできる
さて、「上司のあるべき姿」とは、どのような姿でしょうか。
「本当は自分も、こういうふうに接してもらいたかった」
そう思うことを、自分がしていくのです。
自分がしてほしかったことと言えば、やはりこれですよね。
- 話をちゃんと聞いてほしい
- 褒めてほしい
- ポジティブなことを言ってほしい
それを、覚悟を決めて実践するときです。
1.アクティブリスニング~100%聞く!
アクティブ・リスニングこそ、問題把握・問題解決の基本です。
詳しくはこちらの記事で。

そして、アクティブ・リスニングと同時に、ポジティブ・フィードバックも重要です。
2.ポジティブ・フィードバック
具体的には、
- 褒める
- 感謝する
- ネガティブに言わない
詳しくはこちらの記事で。

ポジティブ・フィードバックのポイントとしては、部下や後輩がミスをしたときに、自分の指示不足、助言不足だったと思えるかどうかにあります。
ちゃんと言ったけど……
指示の出し方は、アウトプットイメージを作成することがオススメです。
3.アウトプットイメージの作成~最初に全体像を見せる!
~アウトプットイメージとは~
- 指示をするとき、完了時のイメージを詳細に書いて渡す
- 全体像を先に示す必要がある
- メリット:認識のズレがなくなる、失敗を防げる
- 「まずやってみろ」は絶対にNG!
「とにかくやってみろ」「体で覚えろ」
そんなやり方が、日本では当たり前になってますね。まず水に放り込むというやり方です。
だけど……
失敗は、させないほうがいい。
立ち直れなくなる場合もあるし、結局、何もわからないまま、なんとなくでしか身につきません。
皆が皆、そうやって育ってきているから、人に教えようとしたときにも、「なんとなく」という説明しかできなくなります。
そうして、「まずやってみろ」というやり方が循環していくんですね。
世界的にみると、それが日本の弱み。
そこを克服するには……
全体像は、先に見せる
やり方は、細かくレクチャーする
そのほうが効率的だし、結局は、成長も大きいのです。
「自分で考えてくれ」と思ってしまうことを、反省しましょう。
細かく丁寧に示してあげることです。
まとめ
日本的な発想から抜け出すこと
世界的に見ても、日本のやり方は間違っています。
「察してくれ」とか、「言わなくてもわかるでしょ」とか、なんとなくの雰囲気を重視してしまう傾向がありますね。
だから日本人は、個人の力が弱く、世界では勝てないのです。
かなり体にしみついていることなので、抜け出すまでに時間はかかりそうですが、努力し続ければ、本当のリーダーになれるはずです。
ということで。
ポジティブフィードバックを1日20回
全体像を先に見せる
これを実践していけば、自分も他人も組織も、すべてが変わっていく
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