「伝える」ことはエゴでしかない|伝わっているか?

伝わっているか

 

この本を読んで、「伝える」ことと「伝わる」ことには、天と地ほどの違いがあることを実感しました。伝わらない原因は、自分の勘違いにあります。

 

コミュニケーションにおける勘違いとは、必死になって自分の気持ちを「伝えよう」とすることです。

 

「伝える」ことは、自分の思いであり、エゴ。
「伝わる」ことは、相手の思いであり、共感。

 

「伝える」と「伝わる」には、大きな違いがあったのです。

 

伝えようとすると、伝わらない。

大事なことは、受け取る側の気持ちをどれだけ想像できるか。

それが「伝わる」ための基本姿勢です。

「伝わる」ために、言葉を活用する。言葉って、便利な道具なのだと感じました。

 

「伝わっているか?」by 小西利行

 

この本は、コピーライターが考えた、伝わるためのメソッドが紹介されている本です。

全部で20個のメソッドが載っていますが、今回は、そのなかから3つをピックアップし、次のことを考えてみます。

 

「自分のことを自分に伝える」

 

自己分析は、これまでにも様々な方法で試みてきましたが、自分のことを自分に伝わるように工夫するという観点がなかったなと感じました。

まずは自分に伝わるように、メソッドを活用してみます。

ひとコマ目標~目標のイメージを絵とセリフで表現する

「ひとコマ目標」とは、目標が達成されたときのイメージを、絵とセリフで描くというものです。

イメージトレーニングとして、理想とする場面の画像を眺めると良いという手法はよく聞きます。

また、人から何と言われたいか、どんな言葉をかけてもらいたいかを先に決めると良いということも聞きます。

「ひとコマ目標」は、その2つを掛け合わせたもので、よりイメージしやすくて効果的だなと感じました。

画像と言葉がワンセットなので、わかりやすいし、そのひとコマから新たなアイデアも浮かんできます。

目標を決めるときは、「ひとコマ目標」。ぜひ取り入れたいと思いました。

 

私のひとコマ目標

ひとコマ目標

 

自分の話に、思いがけずも大笑いしてくれる相手。

自分の話で楽しんでもらえるとは思わず、重苦しかった気持ちがパッと明るくなり、悩みも吹き飛ぶ瞬間。

自分のことが伝わると、こんなにも安心できる。そんなコミュニケーションがいい。

誰とでも、こんな空気感で、自分のことを気楽に話せたらいいなぁと思います。

イメチェン~名前を変えれば、イメージが変わる

「イメチェン」とは、文字どおり、イメージを変えること。

マイナスな意味の言葉でも、ちょっとした言葉の変換でポジティブな雰囲気に変えることができます。

 

例えば、こんなこと。

  • 行き当たりばったり → 臨機応変
  • きれいな中年女性 → 美魔女
  • できちゃった婚 → さずかり婚
  • 小太り → ぽっちゃり
  • 安物 → プチプラ

 

言っていることは同じだけど、言葉が変わるだけで、明るいイメージになりますね。

どうせなら、明るい言葉で、明るいイメージを創り出してしまったほうが楽しい。人にも喜んでもらえます。

意味を変えずに、ポジティブイメージを創り出すというのは、まさに言葉のマジックだなと思いました。

いろんな場面で心がけたいです。

単語だけではなく、例えば、会議や部下への指示も工夫するといいとありました。

 

  • 新事業開発会議 → マジで夢を語って会社の未来をつくる会議
  • アイデアを出しなさい → アイデアコンテストを開催します

 

同じことをやるにしても、言葉の響きがポジティブだと、なぜだかヤル気が出てきそうですね。言葉は素晴らしい道具だということを感じます。

 

この方法で、自分自身のこともポジティブに言い換えてみます。

 

  • 孤独 → 自由
  • イライラ → 解決策を探している、成長期、思春期
  • 短所 → チャーミングポイント、自己発見、長所の裏返し

 

 

つまり…

二度目の思春期を謳歌している自分 

 

孤独で、常にイライラしていて、短所ばかりの自分…。

そんなマイナスイメージで自分を表現していたら、落ち込むばかりなのは当たり前。

そこをポジティブに言い換えてみると、要するに「大人の思春期」ではないか、というイメージができあがってきました。

しかも、大人なのに情けない…と思うのではなく、どうせなら謳歌してしまおうと言ってしまえば、ちょっと楽しさが出てきます。

イライラするのは「思春期」ならではのこと。今が成長期です。

甲子園を目指す高校球児なみに、思いっきり楽しんでみようと思えてきました。

プラス新しい~考えることが100倍カンタンになる画期的な方法

「プラス新しい」とは、対象の言葉の前に「新しい」をつけるだけです。

 

  • 新しい価値
  • 新しい高齢化社会
  • 新しい家族旅行

 

「新しい」がつくだけで、今までとは違うことをしようかなという意識になってきますね。

「新しい」だけではなく、「画期的な~」や「世界一の~」などでも効果的。

脳がグッと、その方向に向けて動き出してくれます。

 

では、「自分」にプラスしてみます。

 

  • 新しい自分
  • 画期的な自分
  • 世界一の自分
  • 超人気者の自分
  • 豊かな自分

 

これだけで、「自分」の描き方が変化してきます。

 

  • 新しい自分なら、どうするだろう?
  • 新しい自分なら、何を選択するだろう?
  • 超人気者の自分なら、親切に微笑むのではないか?

 

迷ったとき、悩んだとき、選択できないとき、「新しい自分ならどうするか?」、そう思うだけで、何か違った行動ができそうです。

まとめ

ここでは3つのメソッドを取りあげてみましたが、ほかの17個のメソッドも役立ちそうなものばかりでした。

改めて、言葉って面白いなと感じました。

言葉に振りまわされるとは、いわば、野球選手がバットに振りまわされるようなもの。

バットを振るのは自分です。

言葉は道具であって、それを使いこなすのは自分。自分が主体なんだということを忘れないでいきたい。

そして、ポジティブな言葉のほうが伝わりやすいのだと実感しました。

ネガティブな言葉では、ボールはバットに当たらない。三振やファウルを繰り返します。

暗い言葉を聞かされても苦痛かもしれないのに、興味ないかもしれないのに、必死になって話し続け、「誰もわかってくれない」と落胆する。

なんとも独りよがりなコミュニケーションを続けてきたものだと、改めて気づかされました。

相手にポジティブなイメージを抱かせ、楽しさや価値を与える。そのほうが価値的ですね。

「伝わる」技術を知ることの面白さ、そもそも相手は何を欲しているのかを想像する思いやり。

野球の練習のように、トレーニングをして言葉を使いこなそう。

そんなことを考えるキッカケとなりました。

 

ということで。

 

まとめ
言葉を道具として使いこなす。

どうせなら、明るい言葉を生み出そう。

「伝える」のではなく、「伝わる」コミュニケーションを!

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