7つの習慣:自立~自分を本当に好きになるために

7つの習慣

自分自身が自分のことをどう見ているか、そして他人をどう見ているかを理解しなければ、他人が自分のことをどう見ているか、あるいは世界をどう見ているかを理解することはできない。

 

7つの習慣の「7つ」とは、次のとおり。

  1. 主体性を発揮する
  2. 目的をもって始める
  3. 重要事項を優先する
  4. Win-Winを考える
  5. 理解してから理解される
  6. 相乗効果を発揮する
  7. 刃を研ぐ

 

1~3は「自立」

4~6は「相互依存」

7は「自分磨き」

 

自分との関係(自立)こそが、他者との関係(相互依存)を深める土台になる。

そういう意味で、真っ先に「自立」が説かれます。

 

「真の自立」は、最も効果的な、自分を好きになる方法

 

つまり、自分を好きになれない人は自立ができていない、ということになります。

 

自立とは、自分を知ること、そして自制心を高めることです。

自らを支配する力」とも言われます。

 

本当に自分を好きになるためにも、「自立」の力を高めましょう。

 

ここでは、1~3の習慣=真の「自立」をするための習慣について、まとめます。

 

自分のことを知らなければ、そして自分のことをコントロール、あるいは自制できなければ、自分のことを好きになるのは極めて難しい。もし、好きになれたとしても、それは上辺だけの短期的な思い込みにすぎないことだろう。

 

真の自尊心は、自らを支配する力、真の自立からくるものである。それは、第一、第二、第三の習慣の目的である。

1.主体性を発揮する

自ら行動を起こそう

行動を起こす責任はあなたにある。周りが動くのを待っていれば、必ずや周りに左右されることになる。自分で責任をとるかとらないか、どちらの道を選ぶかで、それに伴う結果は異なってくる。

 

自立するための第一歩目は、「主体性」。

主体的に生きようってことですね。

 

「最終的に良い仕事に就けるのは、主体的に問題解決に貢献する人だけ」だと言われています。

人任せにせず、自分の責任として、どれだけ主体的に行動できるか。

その主体的な行動なくして、良い仕事も、良い人生も築けないということでしょう。

 

主体的に生きるために大事なものは、率先力です。

率先力を発揮しよう

率先力とは
  • 自ら進んで、状況改善のための行動を起こすこと
  • 望む結果を達成するために、必要なことは何でもすること

 

誰かにやってもらいたいとか、面倒だなとか、そう思っているうちは、率先力を発揮できません。

 

おかしいなと思ったら、自分の責任だととらえ、率先して行動を起こす。

 

それが、主体的に生きるためのポイント。

 

例えば、良い仕事に就くために、どのような率先力を発揮できるかというと、次のようなこと。

  • 進みたい分野を勉強する
  • テストを受ける
  • 就職したい企業の直面している具体的な問題を研究する
  • 自分の能力は問題解決にどう貢献できるか、プレゼンの準備をする

 

いつかできるといいなではなく、すぐにやることですね。

刺激と反応の間で、4つの力を発揮し、主体的な選択をしよう

主体的の逆は何かといえば……

 

反射的

 


刺激に対して、ただ反応すること。

反射的であり、感情的な対応ですね。

同じことを何度も繰り返し、何も変わらないのは、反射しているだけだからです。

 

では、どうすればいいのか……

 

刺激と反応の間で、「4つの力」を実行すること

 

「4つの力」とは

  1. 自覚
  2. 良心
  3. 想像力
  4. 自由意志

 

1.自覚:自分を客観視すること

  • 自分を客観的に見つめ、必要なら自分を変えることができる
  • 自分の言動が、どのように影響しているかを意識できる
  • 自分の価値観と、周囲から与えられた脚本との区別ができる
  • 周囲の反応やフィードバックから学ぶことができる

 

自己客観視は、「メタ認知」とも言います。

自分の状況・状態を、客観的にしっかりと自覚すること。

自分の能力を発揮するためには、まず自覚が大事です。

2.良心:心の声に耳を傾ける

  • ○○すべき、○○しないべき、と心の中で感じること
  • 自分の心の声と、社会通念との違いを意識していること
  • 誠実さや信頼性という原則を意識していること
  • 人がどう思うかより、何が正しいかを考えて行動すること

 

文字通りの良心ですが、これが「原則」と言われる部分。

しかし、「良心」の中身については、詳しくは言及されていません。

なぜなら、実は誰もが、良心を知っているから。

 

何をしたらいいか、何をすべきではないかというのは、自分の中に厳然とある。

その心の声に耳を傾け、心の声に従うことが必要なのだそうです。

 

心理学でいうところの集合的無意識も同じ意味だそう。

どんなに民族や文化が違っても、たとえば、「誠実・信頼が大事」とか、普遍的なものがありますね。

それは、誰もが知っているもので、心の声をよくよく聞けば、答えは自分の中にあるもの、ということのようです。

3.想像力

自分の理想の姿を想像し、その理想通りに行動することです。

 

例えば、他人に対して、思いやりをもって接している自分の理想の姿を、想像しながら言動を選ぶ、とか。

ミッションステートメントも想像力がなければ書けません。

4.自由意志

  • 自分や他人への約束を、守る力があること
  • 流れに逆らってでも、心の声に従って行動すること
  • 有意義な目標を設定し、確実に達成できること
  • 気分や感情に左右されず、決意を守ること

 

誠実さを磨くには、約束や目標を設定し、それを守ること。

主体性の本質とは、誠実さ(約束し、守る力)である

主体性の本質とは

自ら約束をし、守る力 = 誠実さ

 

主体性の本質は、約束をし、それを守る力だと言われています。

それが誠実さ

 

誠実さを具体的に言うと、「4つの力」(自覚・良心・想像力・自由意志)になります。

 

自覚良心という人間の持つ独特の性質を活用することにより、私たちは自分自身の弱点、改善すべき点、伸ばすべき才能、または生活の中で変更すべき、あるいは取り除くべき点を意識することができる。これを踏まえて改善を図るためには、想像力自由意志を活用し、自分自身に対して約束をつくり、目標を設定し、それを守ることが必要になる。これにより自分の人格の強さがつくり上げられるのである。その人格の強さこそが、質の高い生活を可能にするのだ。

「4つの力」で人格を磨き、主体的な選択をしよう

「4つの力」で人格を磨く

  • 自覚と良心:改善点、伸ばすべき点を意識する
  • 想像力と自由意志:約束と目標を設定し、守る

 

具体的には、次のような姿です。

  • 裁く人より、光を与える人になる
  • 批判者より、模範になる
  • 問題をつくり出す人より、問題の解決に貢献する人になる

 

こうして人格を強くした人こそが、生活の質を高められる、と。

 

つまり「4つの力」こそが、変化する力になります

 

では、どうすれば「4つの力」を高められるでしょうか。

その方法を次に記します。

4つの力の高め方

1.自覚の高め方

次のことを問いかけてみましょう。

  • 私は本当にそれがしたいのだろうか
  • そのための代償を払う気があるだろうか
  • それを実行するための十分な力を持っているだろうか
  • 自分が成長していくことに関して、責任を取れるだろうか
  • 能力を発揮できるのに、平凡なままで満足していないだろうか
  • 目標を達成できないことを他人のせいにしていないだろうか
  • 今の時間を裁量に使うこととは、一体何をすることなのか
  • 今、最も重要なことは何だろうか
  • 私は人生に何を求めているのだろうか
  • 今、何をするのが正しいことなのだろうか
  • この行動は私の「影響の輪」の中にあるものだろうか
  • この行動は私の「関心の輪」に含まれるものだろうか
  • この行動以外に第三案はあるだろうか
  • この行動にはどの原則が応用できるだろうか
  • そして、どうすればその原則を最もうまく応用できるだろうか

 

「影響の輪」とは、自分が影響(コントロール)できる分野。

「関心の輪」とは、自分が影響(コントロール)できない分野。

 

自分にコントロールのできない「関心の輪」にある問題は、悩む時間が無駄になります。

2.良心の養い方

  • 昔からある啓蒙書を読む
  • 自分の経験を客観的に見る
  • 他人の経験を観察する
  • 心を静めて、心の声に耳を傾ける
  • 心の声に従う

3.想像力の鍛え方

  • 思いやりをもって人と接している姿を想像する

4.自由意志の育て方

  • 自分との約束を守る(信頼残高を作る)
  • 「そうだ、だけど」と言いたくなったら、「そうだ、だから」に変えること

 

まとめると。

自分を客観視するための問いかけを日々、おこなう。

啓蒙書を読みつつ、自分の心の声に耳を傾ける。

自分の理想の姿を想像しながら、人と接する。

約束を作り、約束を守る。

 

心の声を聞くときには、次の3つがポイントになります。

  1. 志を持って尋ねる
  2. 言い訳をせずに聴く
  3. 勇気を持って行動する

 

何かを決断するときには常に、このプロセスを考えたうえで目標を設定し、実行してみましょう。

 

人生において、これから何度か転換期が訪れるかもしれない。なかでも最も重要なのは、次の決意をするときである。
「私は良心に従って生きていこう。今から私は、周囲の声や世相、先入観、自分の行動を正当化する声に惑わされないことだ。たとえ、どんな結果になろうとも、私は良心に従って生きよう」

 

原則中心の行動を取るときは、必ず心の声に従うことから始めることをおすすめしたい。約束をしたら守ることである。目標を設定したら達成することである。そこに安らぎがある。

 

7つの習慣

2.目的を持って始める

「想像力」と「良心」で、自分の葬式を想像しよう

あなたは、皆に自分の人格のどういうところを見てほしかったのか。どういう貢献や業績を覚えていてほしいのか。その場に集っている人、それぞれの顔をよく見てもらいたい。彼らの人生にあなたはどういう影響を及ぼしたかったのだろうか。

 

自分が亡くなった後、自分はいったい、周囲の人からどういう人だったと言われたいのか?

それが、理想の自分像

日々の行動は、その理想の自分像へ向かう一歩一歩になります。

 

「目的を持って始める」の「目的」とは、自分の最後の姿のこと

 

さて、どう言われたいでしょうか?

それを、ミッション・ステートメントとして書いておこうと言われています。

 

ここで発揮するのが、4つの力のうちの「想像力」と「良心」

 

目的を持って始めるということは、生活の中での様々な役割を果たすときに、明確な価値観に基づいて行動することである。

 

毎日その価値観をしっかりと頭において一日を始めるのだ。そうすれば、出来事や試練に出会ったとき、その価値観に基づき反応を選択することができるようになる。

 

要するに、「目的を持って始める」とは、

 

価値観を明確にすること

その価値観に基づいて生活すること

 

ということになります。

これは毎日、一日のスタート時点で確認したほうがいいですね。

3.重要事項を優先する

「自由意志」で、自己管理をしよう

自己管理を可能にしてくれるのは、この自由意志である。それは意志決定をし、その決定に沿って行動する力である。周りの環境に作用されず、周りの環境に作用を及ぼし、自分の描いたビジョンを主体的に実行に移す能力のことである。

 

つまり、意志力のことですね。

 

人間の意志には、驚くべき力を持っていると言います。

信じられないほど、困難を乗り越える力がある、と。

 

日々の小さな選択において、自由意志をいかに発揮するか。

習慣化するためには重要なポイントです。

 

そのためには、問題に埋没しないこと。

ピーター・ドラッカーは、「大きな成果を出す人は、問題に集中しているのではなく、機会に集中している」と言いました。

 

目の前の現実を、問題ととらえるのか、機会ととらえるのか

 

それによって、自分の取るべき行動も、結果も変わってきそうですね。

 

そして、最も大事なことを優先することです。

時間管理の4つの領域

7つの習慣では、時間管理を4つの領域に分けています。

  1. 第一領域:締切のある仕事、クレーム処理、せっぱつまった問題
  2. 第二領域:人間関係づくり、勉強や自己啓発
  3. 第三領域:電話、会議、無意味な付き合い、雑事
  4. 第四領域:暇つぶし、単なる遊び、無意味な活動

 

4つのうち、最優先事項は、第二領域です。

第二領域を充実させると、第一領域(せっぱつまった問題)が減っていきます。

第三領域は、得てして第二領域と勘違いしやすい部分なので、何が大事なのか?ってことは常に確認をしたほうがいい。

第四領域は最も減らしたほうがいい領域になります。

第二領域(最優先事項)を充実させよう

第二領域こそが最も優先すべき、重要事項です。

 

具体的な内容は次のとおり。

  • 人とのコミュニケーションを上達させること
  • 準備を怠らないこと
  • きちんと計画を立てること
  • 健康に気をつけること
  • 新しいチャンスをつかむこと
  • 自己啓発に励むこと
  • エンパワーメントを行なうこと

 

この第二領域をおこなう時間を、まず一番に確保しましょう。

 

なお、人間には、4つのニーズがあると言われています。

 

 

4つのニーズ

  1. 生きる(衣食住・お金・健康)
  2. 愛する
  3. 学ぶ
  4. 貢献する

 

この4つのニーズを満たすためにも、大事なことは第二領域にどれだけ時間とエネルギーを費やせるかです。

 

どうでもいいことに時間を使いすぎないように、目的を明確にしつつ、第二領域を優先していきましょう。

まとめ

自己パラダイムは、私たちの行動や態度、他人に対する思いなどのすべてに影響しており、自分の人格の基礎的な要素のひとつである。

 

思い込みは、私たちの可能性を大きく制限し、他人との深い人間関係を築く能力を低減させるものである。

 

自覚という人間独自の能力を活かし、自らのパラダイムを見つめることができるし、そしてそれが、現実や原則に基づいているのか、あるいは環境や条件づけによってできた思い込みだけなのかを知ることができるのである。

 

まず自覚(自己客観視)する。

良心と想像力に基づき、自由意志によって選択をする。

主体的に、率先力を発揮して行動をする。

その行動は、自分の理想像(目的)に向かう一歩である必要がある。

意志を強くし、最も大事なことを最優先する。

 

これが、真の自立を果たすためのステップ。

 

ということで。

 

memo
まずは主体的に生きると決めよう。

自覚・良心・想像力・自由意志を強く持つこと。

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