命令で変えられるのは、行動だけ。
でも、行動を変えようとしても、うまくいかない。
コントロールされたくない気持ちは、自分自身も含め、誰もが持っていますよね。
行動を管理されても、何も変わらないのです。
それが、「管理する会社」の限界。
どういう行動をすべきかを、指示・命令されている限り、自発性は育ちません。
では、どうすればいいのでしょうか?
実は、人が大きく変わるときとは……
次の3つが変わるとき。
- ものの見方
- 他者との関係性
- 他者に対する責任のとり方
この3つを「マインドセット」と呼びます。
そして、人と組織が変わるためには……
「行動」+「マインドセット」の両方を変えること
さらに、マインドを「内向き思考」と「外向き思考」の2つに分類します。
- 内向き思考:自分の利益だけを考える
- 外向き思考:自分の利益を超え、他者を含めた広い視野で考える
「内向き」から「外向き」へ。
自分も組織も、思考を「外向き」に変えることで、変わります。
それこそ、「管理しない会社」がうまくいく理由。
「管理しない会社がうまくいくワケ 自分の小さな『箱』から脱出する方法《ビジネス篇》」by アービンジャー・インスティチュート
この本は、「箱」の法則シリーズの3冊目です。


行動だけを変えても、何も変わらない
表面的な変化にとどまり、しかも結果は小さい
仕事でもプライベートでも、問題が起きるときには、たいてい次のように思うものです。
「なぜ、○○してくれないの?」
「なぜ、○○できないの?」
この不満は、つまり、行動面に焦点を当てていますよね。
そして、相手の行動が変わることを願っています。
でも、自分のことを考えればよくわかりますが、「行動を変えさせられる」ことは、とても苦痛。
なぜ、やるのかがわからなければ、やる気になりませんし。
何より、命令されて動くなんて、何か釈然としません。
行動面だけを見て、行動だけを変えようとすると、必ず不満がたまっていきます。
結果的には、悪い出来事を引き起こしてしまうことが、目に見えます。
だから、「行動だけ」を見ることには限界があるのです。
「管理する会社」がうまくいかないのは、「行動だけ」を見ているからです。
心が変わらなければ、人は動かない
言い古された言葉ですが、やはり、次の言葉が真理を言い当てているのでしょう。
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
(哲学者/ウィリアム・ジェイムズ)
やはり変わるためには、行動よりも先に、まずは心が変わる必要があります。
リーダーシップとは、「相手の心を変えること」でもありますね。
この本では、「心を変える」ことを、「マインドセットを変える」という言い方をしています。
マインドセットとは何か?
マインドセットが変わると、自ずと行動も変わる。
そこに「行動を変えろ」という指示は必要ない。
ある種の忠告や提案に対しても無用な抵抗は起こらない。
マインドセットが変わると、人はそれまで思いつかなかったような考え方ができるようになり、行動しはじめる。
物事のとらえ方、見方
主に、人や環境、直面している問題、チャンス、責任について、どうとらえているか
特に、他者への見方が重要です。
人が大きく変わるときとは、次の3つが変わるとき。
- ものの見方
- 他者との関係性
- 他者に対する責任のとり方
では、この3つが、どのように変わるのが望ましいのでしょうか?
この本では、マインドセットを「内向き思考」と「外向き思考」の2つに分類し、「外向き思考」に変えるべきだと言われています。
- 内向き思考:自分の利益だけを考えること
- 外向き思考:自分の利益を超え、他者を含めた広い視野で考えること
「内向き思考」は、人を「物」として見る
「内側=自分」しか見えていない
他者を、自分のために役立ってくれる”物”として見ている
ザックリ言えば、「自己中心的」ということですね。
自分しか見えていない状態です。
他者が見えないとは、つまり、他者を「物扱い」しているのと同じ。
「物扱い」とは、つまり、相手に対して「無関心」ということです。
すると、どうなるかというと……
なぜ自分は、他人に無関心なのかを、正当化するようになります。
無関心である理由を探し、自己正当化を繰り返す
他人のニーズや目的を無視しようとする人たちは、そうする自分を正当化する方法を探す
他人のニーズを無視する人が繰り返す自己正当化とは……
相手に欠点があるから
つまり、自分が相手に関心が持てないのは、相手のせいなのだ、と。
他者の欠点に注目する
他人の欠点に注目することで自分を正当化する。
それは現実の世界でも想像の世界でも同じこと。自分を正当化し、他人を責めることは、個人的にも社会的にも大きな代償を払うことになる行為だ。
他人の欠点しか見えないのは、自分を正当化したいから
身につまされる部分ですね。
ついつい、自己正当化をしてしまう。
これは、人間の性質なので、仕方ないのかもしれませんが。
自分を正当化し、他人を責めていると、大きな代償を払うことになる
いったい、どのような代償があるというのでしょうか?
エネルギーを自己正当化に使うから、組織が弱体化する
会社の一員にもかかわらず、自分を正当化する方法を探すことに時間もエネルギーも注いでいる人は、会社全体の成果に貢献できるはずの力をムダにしてしまっているのだ。
こうした自己正当化のために、エネルギーや時間を浪費し、組織がサイロ化することの影響は、組織を最も弱体化させる原因のひとつである。
「組織を何とかしたい」ではなくて。
自分の利害しか考えていない。
ならば、その組織がどうなるかは……、明白ですね。
どんどん弱体化していくわけです。
組織の悩みは、こうして、ふくれあがっていくもの。
他人のニーズ、目的、課題に目を向けられない
内向き思考にとらわれている人々は、他人のニーズ、目的、課題に目を向けていないために、人との関係も、仕事のしかたも、自己中心的な考えを正当化するものになる。
こうして一人ひとりが内向き思考から抜け出せないでいると、それは単に個人の問題にとどまらない。組織全体が、途方もないダメージを伴う内向き傾向へと陥りかねない。
そもそも仕事とは、他者のニーズを満たすためのもの。
それなのに、他者のニーズも課題もわからないということは……
仕事としても成り立たないですよね。
それは、自分自身の仕事の仕方に、大いに問題があるとも言えます。
相手のニーズ、目的、課題がわからないのなら、いったい何のために行動しているのか?
そして、「内向き」の人が集まってしまうと、組織全体もどんどん「内向き」になる。
組織がよどんでしまうのは、「内向き思考」の人が多いせいなのかもしれません。
他者理解ができないでいると、人生は悩ましくなる
人生を悩ましいものにする最大の要因は、「他者を理解すること」から目を背けている自分の姿勢なのだ
「嫌われる勇気」で有名なアドラー心理学では、「すべての悩みは人間関係の悩みである」と言われています。

「人間関係の悩み」とは、具体的に言うと、「他者に関心が持てないこと」。
そのせいで、「他者を理解できないこと」ですね。
それが、組織全体の問題としても浮き上がってくるのです。
「他者は、自分に何をしてくれるのか?」ばかりを考えてしまう
「自分がほかの人たちに何ができるか」ではなく、「まわりの人間が自分に何をしてくれるか」がおもな関心事になっているのだ。
「内向き思考」の典型です。
そして、すべての苦しみは、ここから発生すると言っても過言ではありませんね。
- 他者は、「物」である
- 他者は、自分に仕えるべきである
その結果、どうなるかというと……
自分の努力が、すべて無駄になる
相手のニーズ・課題がわかってないので、無駄な努力を繰り返す
相手のために何ができるかよりも、自分自身に焦点を合わせてしまうことで見当ちがいの課題に取り組んだ結果、多くの活動や努力がムダになってしまうことだ。
他人との協調がなければ、なかなか新しいものは生まれてこない。
言われてみれば、そのとおり。
相手のニーズ・関心・課題が何もわかってないのですから、何をやったところで「無駄な努力」になってしまいます。
だから、こんな不満を抱いてしまうのです。
- こんなに頑張っているのに……
- 誰も評価してくれない
- 自分だけ頑張ってバカみたいだ
自分に問いかけてみなければなりません。
- そもそも自分は、他者のニーズ・目的・課題をわかっていたのか?
- 他者に無関心ではないのか?
- 他者を物扱いしているのではないか?
自分自身に必死に問いかけ、気づいた人から、「外向き」に変える努力をするしかないのです。
「外向き思考」は、人を「人」として見る
自分の損得を超えて考える
マインドセットが外向きになると、自分以外のものにも目を向け、自分にとって得か損かという狭い了見を超えた考え方ができる
他者のニーズや目的、課題を敏感に察知し、関心をもっている
まわりの人たちを”人”として見ている
外向き思考の人には、次のような特徴があります。
- 相手のニーズ、目的、課題にしっかり目を向ける
- 人の役に立つよう適切に努力する
- 自分の仕事が相手に与えた結果を理解し、それについて責任を負う
相手のニーズ、目的、課題がわかっていれば、適切な行動ができますよね。
だからこそ。
マインドセットが「内向き」から「外向き」に変わるだけで、態度や行動は自然に変わるのです。
そこに、指示や命令は必要ない。
では、どうすれば、「外向き」に変えられるのでしょうか?
それには、3ステップあると書かれています。
第1ステップ:まわりの人の状況に目を向ける
【ただ、目を向けてみる】
必要なのは、ただ自分たち以外の人にも目を向けること
ちょっと安心。
これなら、できそうですよね。
まずは「目を向ける」
それが第一歩。
簡単で取り組みやすい。
できれば、この一言が言えると、なおいい。
【もっとあなたの話を聞かせて】
話しかけてくれた人の言葉に心から耳を傾けよう。自分の気持ちを押しつけたり、反論したり、話題を変えたりしないで、相手のことを知ろうと努めるのよ。そう、私の態度は『もっとあなたの話を聞かせて』(ジャーナリスト/ブレンダ・ウェランド)
当然のことながら、相手のニーズ・目的・課題を知るには、やはり聞かなければわかりませんよね。
目を向け、聞いてみる
これが、成長の第一歩。
なぜならば。
自分の話に耳を傾けてもらえることを、喜ばない人はいないから。
元気を取り戻し、アイデアも生まれるようになる。
まずは、耳を傾けなければならないのです。
第2ステップ:相手の役に立つよう適した努力をする
【相手に何が必要か、考える】
本当に誰かの役に立つということは、ひとつの公式に当てはめられるものではない。
つまり、ある特定の行動があるわけではない。
むしろ、自分以外の誰かのニーズ・目的・課題・人間性に目を向けることで、その状況において最も効果的な形になるよう自分で調整して力を注ぐべきものだ。
相手を人として見ていれば、人間味のある有効な方法が見つかる。周囲のニーズに応えて、自然と自分の行動を調整できる。
相手に目を向け、話を聞いてみたら。
どのように役立てるかを考えてみる。
それは、一人ひとり違うので、マニュアルは存在しない。
自分で考える力が必要です。
自分で考えるからこそ、「意志」が育ちます。
【意志を持つから、変化できる】
「自分の意志」による行動こそ、大きな変化につながる
相手のニーズ・目的・課題に目を向け、何が必要なのかと考える。
自分の頭を使うから、自分の中から「意志」が出てきます。
その意志のもとになされる行動は、強要された行動とは、まったく違う種類のものになりますね。
第3ステップ:相手に与えた影響を評価する
【フィードバックを重視する】
「外向き思考で働く」ということは、自分がしたことだけでなく、それが相手にどんな影響を与えたかという『結果』にも責任をもつ必要がある。
自分の行動が、相手にどんな影響を与えたか
結果に責任を持つということです。
これは、フィードバックと言えるでしょう。
「アウトプット大全」という本には、「自分のすべての行動に対して、毎日フィードバックをおこなうこと」が、成長するためには必須だと書かれています。

「すべての行動に対して」ということは、当然、「他者のための行動」に対しても、フィードバックが必要なのですね。
ただし、自分なりの評価ではなく、直接聞いてみるのがいいそうです。
他者のことですから、他者に聞かないと、わかりませんね。
【定期的に話し合って確認する】
自分の仕事がもたらした影響を評価するこのアプローチに必要なのは、自分の努力が相手の役に立っているかどうかを、ただ定期的に話し合って確認するだけでいいのだ。
自分の行動がどうかを聞くのは、とても勇気のいることですが……。
聞いてみないことには、ブラッシュアップができません。
夫婦関係を円満にするコツでも、同じような話を聞いたことがあります。
週1回、お互いの行動について、評価してもらったほうがいい、と。
家庭でも会社でも、どんな場面でも、人間関係は同じなのでしょう。
フィードバックの習慣を作れば、改善が早いかもしれません。
「外向き思考」に変われない理由
「外向き思考」に変わろうと思っても、抵抗する気持ちが出てきてしまって、なかなか変われないですよね。
ここでは、典型的な、変われない理由を紹介します。
変われない理由1:「自分が変わる前に相手に変わってほしい」と思ってしまうから
【私のニーズを考えてほしいと願うのは、内向き思考の典型】
経営陣は従業員が変わるのを待ち、従業員は経営陣が変わるのを待っている。
親は子どもに変化が起こるのを待ち、子どもは親に変化が起こるのを待っている。
みんな待っているのだ。
皮肉なことに、外向き思考への変化で最も重要なのは、相手にとってほしい行動を、先に自分がとることなのだ。
「相手に変わってほしい」
これは、典型的な「内向き思考」。
「私のニーズを見てほしい」
「私の目的を見てほしい」
「私の課題を見てほしい」
相手にそう要求しているわけですから、完全なる「内向き」ですよね。
お互いに、「自分のニーズだけ」を考えている状態なのです。
そこを変えるには、当然ながら、自分が先に変わらなくてはなりません。
ここが、苦しいところですね。
これがポイント
- 抵抗する気持ちを自分で抑えること
- 自分自身が「相手に望んでいる行動」をとること
「脳」は、変化に対して必ず抵抗する。
そういうものだそうです。
脳に立ち向かう必要がありますね。
「神メンタル」です。

変われない理由2:「人を甘やかすのはイヤだ」と思ってしまうから
【「外向き思考」は人に厳しくできない、というのは誤解】
自分を変えようとすることに抵抗感を覚えるもうひとつの理由は、外向き思考によって、厳しい態度が求められているときにも甘くなってしまうのではないかと思っていることだ。
だが、これも誤解だ。
「人には厳しくすべきだ」
「甘やかすべきではない」
こんな気持ちも、変化を拒みます。
「外向き思考」になるとは、人を甘やかすことなのか?と思ってしまうのですよね。
ただし、これは誤解だそうです。
むしろ、「内向き思考」のほうが、人に厳しくできないのだ、と。
【「内向き思考」のほうが、相手に厳しくできない(いい人になりたいから)】
逆に、内向き思考では厳しい人間にはなれない。
実際のところ、内向き思考の人は、真に相手のためを思う行動をとるよりも、単に人に甘い態度をとることが多い。
他人からよく思ってもらいたいがために(実際これはよくある内向き思考のモチベーションだ)、率直な態度こそが相手のためになるような場合でも、相手を甘やかしたり、なだめたり、慰めたりしてしまう。
これは、よくあることですね。
「相手のため」ではなく、「自分のため」に、厳しくできないのです。
厳しく言うと、「自分が嫌われてしまう」と思っているから。
いい人の仮面をかぶり続けたいがために、「慰め合い」になってしまうことは、ありますよね。
それこそ、「内向き思考」なのです。
【「外向き思考」は、甘い人間ではなく、賢い人間のこと】
外向き思考によって、甘い人間にはならない。どんなことにも心を開き、好奇心を絶やさず、敏感になるのだ。
「外向き思考」は、甘くはない。
むしろ好奇心が絶えなくなる。
外向き思考は人を甘くするのではない。賢くするのだ。
どんどん、賢くなれる。
他者のニーズや課題を常に考えるわけですから、そうですよね。
【人が求めていることは、甘やかされることではない】
人が本当に求めていることとは、甘やかされることではないからだ。
外向き思考が「甘い人間をつくる」という不安は、この種の勘違いからきている。
甘やかされるだけでは、かえって不安になることが、ありますよね。
厳しく言ってもらえることのほうが、有り難かったりします。
「外向き思考」では、そのような相手のニーズを察知するのです。
だから、厳しくすべきときは厳しく。
あくまでも、相手のニーズ・目的・課題に合わせて判断できるということですね。
変われない理由3:相手の反応が気になり、「無駄なのではないか」と思ってしまうから
【相手の反応は、彼らが私のなかに見たもので決まる】
上司が外向き思考に変わる努力を試しにやっているだけのとき、部下はどうせ一時的なものだろうと考える。その結果、上司は関心がなさそうな部下の反応を見て、やっぱり無駄だろうと判断する。
だが、この手の上司は、部下がそのような反応を示す最大の理由がわかっていない。部下が関心の薄い反応を示すのは、上司の本気度がわかっているからなのだ。
いつもと違う行動をしたとき、周囲がシラケた目線を向けてくることも、よくありますよね。
「急にどうしたの?」と。
でも、それは、挑戦する側の本気度が低いせいだというのです。
本気度が低いことを見抜いているから、「どうせ一時的なものでしょ?」という反応を引き起こす。
その反応を見て、「あぁ、やっぱり無理じゃないか」と思う。
つまりは、自作自演ということです。
「無理だ」という証拠集めをしたいだけですね。
人の行動には、不思議にも、そのようなクセがあるのです。
相手の反応は、「自分の本心を表現しているもの」。
本当に本気だったら、伝わらないわけがありませんね。
最も重要なのは、まわりの人の反応にかかわらず、”自分”が一歩踏み出すことなのだ。
変われない理由4:「なぜ自分が?」と思ってしまうから
【「自分が関わっているかぎり、問題は自分にある」】
組織の問題を考えるとき、意識的ではないにしろ、人はいとも簡単に自分を問題の外に置いてしまうのだ。
「なぜ自分が?」と思う理由とは……
これは、私の問題ではない
しかし、これを全員が思っていたら、組織は変わるでしょうか?
「自分には関係ない」という気持ちこそ、組織を停滞させていますよね。
自分が取り組むしかないのです。
自分が関わっているかぎり、問題は自分にある
「嫌われる勇気」にもありました。
「誰かが始めなければならない」と。
変わる一歩は、いつでも同じですね。
自分からです。
まとめ
外側から見る分には行動しか見えないため、いかにも行動こそが鍵を握っているように見える。けれどもマインドセットの変化に取り組まなければ、いくら行動を変えたところで、むしろ時間のかかる遠回りなアプローチとなってしまう。
行動による解決に踏み出そうとするまえに、ぜひともマインドセットのチェックをやってみてほしい。
「管理する会社」が、なぜ、うまくいかないのか?
「管理」とは、つまりは、「行動の管理」だからです。
行動だけを見て、行動だけを変えようとする。
だから、うまくいかない。
では、「管理しない会社」が、なぜ、うまくいくのか?
マインドセットを変えるから
人が大きく変わるときとは、次の3つが変わるとき。
- ものの見方
- 他者との関係性
- 他者に対する責任のとり方
この3つが、他者視点の「外向き思考」に変わることが大事。
そして、変わるためには、自発的な「意志」が必要です。
「管理」されている状態とは、自分で考えなくてもいい状態。
自分で考えることをしなければ、「意志」は育ちません。
だから、「管理」のもとでは、「外向き」には変わらないのです。
なお、「外向き思考」では、他者と協調していくことになりますが、誰と協調するのか?ってことも大事。
この「箱」の法則シリーズでは、「箱」から出ることで、付き合いたくない人とは離れられるようにもなると書かれています。
人を見極めるのも、「外向き思考」の力ですね。
ということで。
マインドが「外向き思考」に変わるからこそ、「管理しない会社」がうまくいく。
まずは意識変革。
それは自分から。
そしてリーダーから。
コメントを残す