クレームを受けたら、どう謝ればいい?
お客様にはすぐ謝るよ。
土下座だって、する。
なぜならね、お金をいただかなきゃならないから。
クレーマーに出会うとね、たいていの店長は、めんどくさがる。
「お代はいりませんから、お引き取りください」って言ってしまうんだ。
オレはね、絶対にお金はもらうの。
だって、仕事だもの。
怒ってるお客様は、「店長を出せ!」「土下座しろ!」って言うだろ?
そしたら、オレね、すぐさま土下座する。
相手はビックリするよね。
本当に土下座するとは思ってないからね。
そうすると、もうこっちのペースになるの。
百発百中、お金を払ってくれるよ。
だから、土下座くらいは、まったく平気。
だってさ、おかしいだろ?
いい人がお金を払って、悪い人がお金を払わないなんて。
ほかのお客様のためにも、お金はいただかなきゃいけないんだ。
だから、クレーマーが帰ったあとは拍手喝采。
みんなビックリするし、みんな喜んでくれる。
ただね、冷や汗かいたときもあったね~。
刺し身から、釣り針が出てきたときがあってね。
あれは、まいったな。
100%、こっちが悪いからね。
でもね、すべて無料にしろって言われたけど、「それはできません」って言ったの。
刺し身の代金は、もちろん、もらわない。
だけど、ほかに食べた分は、それは別問題だからね。
普通の店長ならさ、すべて無料にして、仕方なく、自分のポケットマネーから充当するんだよ。
飲食店がブラックになるのはね、店長が、自分で補ってるからだね。
そりゃあ身が持たないだろ。
でも、それじゃあ仕事が続かないからね。
だからオレは、絶対にお金はもらう。
大変だったけどね。
なかなか納得してくれなくて。
でもね、根気で勝ったのよ。
オレ、絶対にひかないから。
だから、楽しく仕事を続けるコツはね、お金を絶対にいただくこと。
これ、大事よ。
そのために、土下座するんだ。
別に、相手のために土下座してるわけじゃないから、ぜんっぜんプライドも
傷つかないし。
ほかのお客様のため、そして、自分が楽しく仕事を続けるため。
そのために見栄は、いらない。
お金をいただくってのは大事なんだぜ。
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