ストレスの効果的な解消方法~カウンセリングには母性と父性の2つのアプローチがある

ストレス解消法は、ひとつだけではありません。いろんな方法があります。
何をやっても変わらないのではなく、今の自分に合う方法を試してないだけ。
「カウンセリング」という側面から、多角的に考えてみよう。

 

ストレスの解消方法を知りたい

悩みを解決する方法を知りたい

 

だけど、他人から言われたことを鵜呑みにし、「やったけど変わらなかった」とスネてしまうこともありますね。

「あなたに何がわかるの?」と思ってしまうこともあります。

ここでは、「カウンセリング」という側面から、いくつかの対処方法を考えてみます。

カウンセリングを理解すると、日常のなかで、自己との対話・他者との対話が、スムーズにおこなえるようになります。

大事なことは、今の自分(相手)にとって何が必要なのか? そこを見きわめることです。

ストレスの仕組み

理性によって、ストレスが生じる

人間は、一般的に「理性」と呼ばれる脳を大きく発達させました。

理性によって、社会で生きていくことが可能になります。

「モラルを守る」とか、「集団倫理を守る」といったことです。

ただし、本来もっている動物の本能を捨てたわけではありません。動物の本能のうえに理性を築き上げたのです。

だから、ひとつ気をつけなければならないことは、「理性」で動物の「本能」を抑えつけすぎると、そのストレスは「脳幹」を圧迫するようになることです。

「脳幹」とは、脳の中心部分であり、無意識で活動をしてくれている部分です。

例えば、汗・血流・毛・内臓・免疫システム・ホルモン調整などは、私たちが意識しておこなっているものではありません。

脳幹がもくもくと、生命を維持するために動いてくれているのです。

脳幹が圧迫されると、具体的には次のような症状が出てきます

  • 汗がとめどなく流れる
  • 血の流れが悪くなる
  • 脱毛する
  • 内臓に病気が生じる
  • 免疫が弱まる
  • ホルモンバランスが崩れる

 

緊張したときに汗が出てくるとか、ストレスで胃に穴があくなどは、脳幹が圧迫された結果といえるわけです。

そうならないためには、動物の本能も、適度に満たしてあげることが大事になります。

ストレス発散とは、動物の本能を解放してあげるという意味です。

遊びや趣味が大事だと言われるゆえんも、脳幹にイキイキと活動してもらうためです。

理性だけを重視しすぎると、幸せに生きていくことが難しくなってしまいます。

動物の本能を満たしあげることで、肌ツヤも良くなり、ホルモンバランスも整うわけです。

では、うまく発散できずに、ストレスをためこんでしまったらどうしたらいいでしょう。

その場合は、カウンセリングを受けることをオススメします。

もしくは、周囲の人にカウンセリング的な接し方をしてもらうことですね。必ず、相談できる人をつくっておいたほうがいいのです。

母性カウンセリング~あなたは、あなたのままでいい

【アクティブ・リスニング】聴くだけで60%は解決する

一番の基本は、聴くこと

「聴く」とは、「受容」を意味します。

聴いてもらった人は、自分を受け入れてもらえたと感じ、それだけでスッキリするもの。

悩みの60%は、聴いてもらうだけで解決すると言われています。

自己受容ができると、自分を好きになることができるからです。

やさしく受け入れるので、「母性カウンセリング」とも呼ばれます。

 

これは、聴く側にとっては、かなりの人間力が試されることです。

相手の話を否定も批判もせずに、ただただ受け入れて聴いてあげるというのは、なかなkできないことですね。

カウンセリングを受けたほうがいい理由は、アクティブ・リスニングができる人が少ないからです。

ストレスがたまってしまったら、「聴いてもらう」ことを積極的に求めましょう。

 

他者との会話も、「聴いてあげる」ことを意識すれば、うまくいきます。

 

アクティブ・リスニングのポイント
  • 聴く側は、相手を変えようと思わない
  • 答えは相手の中にある
  • 未熟な自分でも愛されることに気づけば、人は変わる
  • 聴いてもらうだけで感情の処理ができる

 

これは、自己との対話でも気をつけたほうがいいですね。

自分の声を、自分で徹底して聴いてみることです。

「このままの自分で存在してていいんだ」ということが腑に落ちれば、問題は解決へと向かっていきます。

ですが、アクティブ・リスニングで60%解決するということは、残りの40%は聴くだけでは解決しないという意味です。

やさしく慰めるだけでは人は変われない。ときには、厳しい指導というのも必要になります。

「父性」の登場です。

父性カウンセリング~甘えからの脱却

聴いてもらう・聴いてあげるだけでは、限界があります。

甘えや依存は、排除しなければなりません。

自分で自立して歩んでいくための、愛情に裏打ちされた厳しい指導もやはり重要。

そのための方法をいくつか紹介します。

I(アイ)メッセージで伝える

「あなたが、こうしなさい」ではなく、「私は困っている」

やさしく聴いてあげるだけでは、相手の甘えを助長する場合もあるでしょう。

また、具体的に態度を改めてもらわないと、困るときがあります。

そんなときは、つい指示や命令をしてしまいがちですが、力づくで変えたものは、必ず元に戻ってしまうものです。

そこで、I(アイ)メッセージの出番です。

「静かにしてよ!」ではなく、「集中できなくて、私は困っている」と、自分の気持ちを伝えること。

主語を「あなた」ではなく、「私」に変えるだけで、相手は聞く耳をもってくれるようになります。

これは、カウンセリングというよりも、お互いの人間関係を良好に保つための秘訣ともいえますね。

100%聴く → アイ・メッセージで伝える

この順序を意識すると、スムーズです。

行動療法~行動が気持ちを作る

行動を変えると、心が変わることがあります。

気持ちとは、行動から生じるものなのです。

 

【ウツの人の特徴】

  • 姿勢が悪い
  • 顔が暗い
  • ため息をつく
  • 声が小さい

【行動を変える】

  • 胸を広げ、背筋を伸ばす
  • 口角を上げる
  • 上を見る
  • ハキハキした声で話す

 

よく、「成功したければ成功者になったつもりで振る舞え」ということが言われますが、それは、この行動療法に効き目がある人ということです。

行動を変えることで、気持ちを作り、それがモチベーションの維持と目標達成に役立つのでしょう。

注意すべきは、それだけが全てではないということです。

「言われたとおりにやったけれど変わらなかった」というのは、自分に合う方法がわかっていないという意味にもなります。

母性が大事なときもあれば、父性が大事なときもある。

自分の心のバランスは、自分でとっていこう。

論理療法~あなたの悩みは、事実に基づいていますか?

悩んでいるときというのは、「思い込み」や「妄想」にとらわれすぎているものです。

「それって、本当?」とツッコミを入れると、実は根拠がなかったりします。

意味のないことで悩んでいたことに気づければ、心はスッキリするものですよね。

論理療法とは、悩みに対して証拠を求めるというものです。

 

【論理療法のポイント】

  • それは事実ですか? それとも推論ですか?
  • 確認しましたか? 証拠はありますか?
  • その悩みを、論拠を示して証明してください

 

最初はたいてい、次のようなセリフが出てきます。

 

「あんたに何がわかるのよ」

 

このセリフが自分から出てきたら、もしくは他者から出てきたら、「かなり思い込みが強い」と思って差し支えありません。

人は、思い込みに気づかないと変わらないものです。

それは逆に言えば、思い込みに気づけば変われるということです。

「自分にはこういう思い込みがある」と自覚してることがあるとしたら、それは、悩む必要はありません。

怖いのは、「無意識の思い込み」のほうです。

自分はどんな思い込みがあるのか? 自分に問いかけてみるといいと思います。

 

自分は皆に嫌われている → それって本当?
こういう欠点があるからダメだ → それって本当? 

 

自分が持っている常識を疑ってみよう。

ゲシュタルト療法~全体を俯瞰してみる

一部だけではわからない、全部を見ること

 

 

悩んでいるときというのは、たいてい、視野が狭いものです。

つまり、ある一部分だけを見て、すべてを判断してしまっています。

その一部とは、「欠けた部分」です。どうしても、欠けた部分に目がいくのです。

自分には見えていない部分が必ずある、全体を把握する必要がある、そう意識するといいですね。

かといって、欠けた部分を見てはいけないわけじゃありません。

欠けた部分も、欠けてない部分も、すべて含めて全体を見る。

視野を広げるとは、そういう意味です。

本当の姿を見ていくということですね。

他者に対しても、聴くだけではなく、「違う見方もあるよ」ということを指し示してあげることも大事なのです。

森田療法~ヤル気がないなら、ヤル気のないまま生きる

さて、いろいろ試しても変われない場合は、変わらなくてもいい。それが極論です。

 

ヤル気のない人は、ヤル気のないまま生きる
不安で仕方ない人は、不安なまま生きる

 

「やらなきゃ」「変わらなきゃ」と気持ちばかりが焦っても、結局は変わらないのです。

ならば、このまま生きていこう。

そうすると不思議なことに、自然と変わるそうです。

人は、ヤル気も安心感も本来もっている。それが自然の姿です。

だから、自然に放置しておくと、本来の心が戻ってくるのかもしれませんね。

最後はあきらめて、「このままで生きよう」と決心してみることは、かなりオススメです。

心配しなくても、「このまま」で居続けることはないのです。

まとめ

人が変わる方法は、いろいろあります。

「これだけでオッケー」というものではなく、状況によって、悩みによって、人によって違うもの。

ひとつのやり方でダメなら、別のやり方も試してみよう。

「やったけど変わらなかった」とスネるのは早いです。そのやり方が、自分には合っていなかっただけ。

方法は無数にあるので、いろいろ探ってみることが必要です。

これは、他者に対するときも、気をつけなければならないことです。

「こうすればいい」というものはないので、ひとつだけを押しつけるのではなく、相手に合った方法を模索していくことが大事ですね。

 

ということで。

 

まとめ
母性と父性の両方が大事。

母性で変わるときもあれば、父性が必要なときもある。

父性でツラくなるときは、母性が大事。

状況によって、柔軟に対処方法を考えよう

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