睡眠とは、 絶望から希望へと進ませてくれる、もっとも確実な橋。
一晩ぐっすり眠ろう。
忙しくなると、ついつい睡眠時間を減らしがちですよね。
しかし、睡眠こそが、学習と記憶を助けてくれ、決断と選択をうながしてくれる一番の味方!
睡眠時間を確保したほうが、記憶力もよくなるし、創造性もひらめきも生まれる。
睡眠の素晴らしさを知ると、寝ずにはいられなくなりますよ。
睡眠時間は十分に確保しよう。
ノンレム睡眠(深い睡眠)で、情報を取捨選択し、記憶を定着させる
- 脳を休めるための眠り
- 眼球が動かない
- ぐっすり寝ている状態
※知覚、随意運動、思考、推理、記憶をつかさどる大脳皮質や、身体を活発に活動させる交感神経などを休ませている。
「レム」とは眼球の動きのこと。
「ノンレム」というのは、眼球が動いていない状態という意味で、ぐっすりと寝ている状態を指します。
ノンレム睡眠時には、起きている間に受け取った無数の情報を、脳が取捨選択していると言われています。
そして、記憶の一時保管庫(海馬)から長期保管庫(大脳皮質)へ移動させる。
つまり、長期的に覚えておくべき情報かどうかを判断し、覚えておくべきものは長期保管庫へ運ぶ、不要なものは削除する、という作業をしているわけです。
ここで整理される情報とは、主に、知識や見聞きしたことなどです。
「言語」と「視覚」で覚えている情報を整理します。
だから、勉強したあとはノンレム睡眠でぐっすり眠らないと、記憶に定着しないのです。
「記憶力が悪い人」とは、「ぐっすり眠れてない人」と言いかえられるのかもしれません。
レム睡眠(浅い眠り)で、創造性とひらめきが生まれる
- 脳波の動きは、起きているときと同じ
- 眼球が左右に素早く動いている
- 浅い眠りで、夢を見ている状態
※眠っていても本能的に外敵に対応できるように、脳が動いている状態。
レム睡眠のときには、記憶と記憶、感情と感情が衝突し合い、新しい脳内ネットワークを形成するので、創造性が生まれたり、他人の気持ちに共感できるようになったりします。
なんと、レム睡眠のときの脳波の動きは、起きているときと同じだそうです。
脳だけを見ると、レム睡眠の状態なのか、起きている状態なのかは判別できないほど。
それほど、脳が活発に動いているということですね。
起きているときと違うのは、外界からの情報をシャットアウトしていること。内側の情報だけに集中しているのです。
だから、感性が育つのもレム睡眠のときです。
自分では想像もつかないような夢を見たりするのも、内側にある記憶と感情を揺さぶっているからなのかもしれません。
また、スポーツや楽器などの身体で覚える技術は、レム睡眠のときに定着すると言われています。
感情を整理し、技術を定着させる。
つまり、寝る間を惜しんで練習しても、感性も技術も向上しないのです。
しかも、睡眠時間が短いと、ノンレム睡眠が優先されてしまします。感性と技術がますます育たなくなりますね。
人の気持ちを知り、自分の技術を向上させたければ、しっかりと睡眠時間を確保しましょう。
睡眠不足が続くと、何もできなくなりますよ。
寝る前に、覚えておきたい情報を整理してみよう
眠っている間に、情報の取捨選択がされているので、寝る直前に何を考えたか、何を覚えたかが、重要になります。
寝る前にアファメーションを唱えたり、覚えておくべきことを整理したりすると効果的なのは、科学的にも実証されていることだったのです。
寝る直前の時間をどう過ごすか、それを意識してみよう。
ということで。
ぐっすりと眠る習慣をつけよう。
もしかしたら、自己啓発本を読むよりも効果的かも?
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