これからのリーダーシップ【ポジティブフィードバック】ヤル気を引き出す方法

ポジティブ・フィードバック

人がヤル気を失うときって、どんなときでしょうか?

 

 

それは……

 

 

誰も認めてくれないから。

 

 

もちろん、過度の承認欲求も体に悪いのですが。

 

でもやっぱり。

 

褒めてもらえたり、認めてもらえたりしないと、元気は出ないもの。

 

褒められたい

認められたい

それは人間がもっている本然の欲求です

 

人がヤル気を出せるときとは?
  • 自分の存在・努力を認めてもらえたとき
  • 自分のことをちゃんと見てもらえて、励まされたとき

 

だから。

 

  • 褒めてもらう・認めてもらう
  • 褒めてあげる・認めてあげる

 

これが、人間関係を豊かにし、自分が元気になっていく秘訣です。

そんなわけで、ポジティブ・フィードバックについてまとめます。

 

ポジティブ・フィードバック

人は、認められないと元気になれない

集団欲求・所属欲求は本能として持っているもの

人間には、集団欲求・所属欲求が本来そなわっています。

孤独では生きていけないのは、人の自然の姿。

 

集団に所属し、そこで感謝され認められたときに、一番元気が出る

 

集団といっても、必要としている規模は人によって違います。

小さな集団が好きな人もいるし、大きな集団が好きな人もいる。

どんなに一人が好きな人であっても、家庭や親友との付き合いなど、小さな集団は必要としているものですよね。

 

だからこそ。

 

自分が大切にしている集団の中で、褒める・褒められるという雰囲気を作ることが、自分を豊かに・元気にするためのポイントとなりそうです。

そのために一番いいのは、ポジティブ・フィードバック!

人のヤル気を引き出すポジティブ・フィードバック

ポジティブ・フィードバックとは
  • 褒める
  • 感謝する
  • ネガティブに言わない

 

具体的には……

  • ちょっと気のきいたことをしてくれたり、いい結果を出してくれたりしたら、遠慮なく、躊躇せず褒める
  • 家に帰ってもちょっとしたことを家族に感謝する

 

やり方としては、これだけ!

実はこれだけで、仕事でも家庭でも、驚くほどの効果をもたらすのがポジティブ・フィードバックです。

すべての発言をポジティブにする

フィードバックというと、悪いことを指摘したり、反省させたり、というイメージがありませんか?

「指摘をして、間違いを正す」という姿勢になりがちです。

でもそれは、ネガティブなフィードバック。

ただの「ダメ出し」ですよね。

フィードバックがネガティブだからこそ、相手の気持ちもネガティブにさせてしまうのです。

本当に相手からヤル気を引き出そうと思えば、フィードバックをポジティブにすることです。

 

つまり。

 

  • ネガティブは、ネガティブを生み出し、
  • ポジティブは、ポジティブを生み出す。

 

単純な構造です。

 

「ヤル気がない部下」のせいで悩んでいるのではなく、「自分のネガティブな発言」のせいで、ブーメランのように問題が自分に戻ってきているだけ。

 

ポジティブなフィードバックをすると、必ず、しかも瞬時に変わります。

 

でも、いいことばかり言っていても相手のためにならないんじゃないの?

 

「良薬口に苦し」という考えですね。

私自身もかたくなに信じてきましたが、改めて考えてみると、良い結果が出たことはなかったと思います。

何より、「ダメ出し」をし続けている自分自身に対して、閉塞感を抱くようになります。

ポジティブなフィードバックをすることで、言っている自分自身もポジティブになれます。

ポジティブ・フィードバックをしよう

どんな小さなことでも褒める。その場で褒める

けれども、わざわざ「口に出す」習慣がなかったりしませんか?

 

その理由は……

 

大したことじゃないし

 

でも言われるほうとしては、「大したこと」です。

 

嬉しくなります。

心がホッとします。

「これって喜ばれることだったんだ」と大きな気づきになります。

 

だから、「ちょっとしたこと」を口に出す習慣をつけてみましょう。

手放しに褒めつつ、感謝の気持ちを心から伝えること。

会社の場合、同僚の前で褒めるとさらに効果的。

特に、その場ですぐに言ったほうがいい。

お互いに、とってもいい気分になれること、間違いなしです。

フィードバックを受ける側は何を望んでいるか?

誰も言葉にはしませんが、次のようなことを望んでいるはずです。

  • 自分の課題を明確にしてほしい
  • 自分の課題に対して具体的な行動指導をしてほしい
  • フィードバックして、何が良くなっているかを明確にしてほしい
  • 良い、悪いをはっきり伝えてほしい
  • やる気を持たせてほしい
  • 自分でもできるかもと自信を持たせるフィードバックがほしい

 

相手の立場に立ってチャレンジしてみましょう。

ポジティブフィードバックの例

結果が素晴らしいとき
遠慮せず・躊躇せず・大きく褒める
「すごい!」「これは素晴らしい!」「本当にありがとう! 」
結果がまぁまぁいいとき
照れずにその場で褒める
「よかった!」「ありがとう!」「頑張ったね!」
頑張ったけれど結果が出なかったとき
努力に対して感謝する
「残念だったね。だけど、頑張っていたのはよく知ってる」「心配ない、大丈夫だよ」
本人の不注意で、結果が出なかったとき
ねぎらう
「これはだめだったね。もっと注意してやるべきだった。だけど、次回もっと注意してやれば、必ずうまくいくよ」
本人が途中で投げ出してしまったとき
自分の指示不足だったと思う
「これはまずかった。できると思ってたから残念だよ。だけど、次回はもっとフォローするから、必ずうまくいくよ」

 

下の段階にいけばいくほど、難しいですね。

相手が失敗したときに、どのような声をかけてあげられるのか。

褒めるというよりも、どれだけポジティブにフィードバックができるか。

自分自身への振り返りが必要な場面です。

 

「人間力」「人としての器」が必要になりますね。

大変ですが、「相手のため」というより、「自分の人間力の問題」と思えば、やってみる気になるのではないでしょうか。

 

どういう状況であろうと、結果を出させるのが上司の仕事。

部下のミスはすべて、上司の指示不足、助言不足、管理不足が問題。

どれだけ、「自分の指示不足だった」と思えるかどうかが正念場です。

 

心を無にしてしまうほうがいい

 

POINT
  • どんな小さなことも、大きくほめる
  • 努力に対して感謝する
  • 問題の指摘、改善内容は後で。
  • 悪い結果には、「こうすればいいよ」と励ます
  • ミスさせて申し訳ないという姿勢

ただし、半年が目安

本当に相手に問題がある場合もありますよね。

何をしても変わらない場合もある。

一定期間、励まし続け、それでも変わらなかったら見切りをつけることも大事です。

半年を目安にしましょう。

ポジティブ・フィードバックの注意点

「とにかく褒める」というわけではない

さて、「あえて褒めない」理由とは何でしょうか?

 

  • 調子に乗りそうだから
  • 褒めてばかりでは成長しないから
  • 甘やかしてもいいことないから

 

確かに、心のこもってない言葉では、ただの「お世辞」。

信頼どころか、不信を買ってしまうこともあります。

 

ポジティブ・フィードバックとは、「とにかく褒める」ことではないのです。

「甘やかす」ことでもありません。

フィードバックを、ポジティブにすることです。

褒めた直後に問題指摘はNG

気をつけておきたいのは、褒めた直後に問題を指摘してしまうこと。

「それはすごいね。でもさぁ……」と始まってしまえば、褒めてもらえた気持ちにはならないですよね。

 

結局、それが言いたかったのかよ……

 

信頼関係の構築にはなりません。

 

だから。

 

「褒める」と「指摘する」を分離すること

 

これを覚えておくだけでも、役立ちます。

「地獄に堕ちろ」とは心でも思わない

「もう少しマシな努力ができたはず」と思っても、まずは感謝する。

「この野郎。地獄に堕ちろ」とは言わない、心でも思わない。

 

なぜなら、短気を起こしたり、嫌味を言ったりしたら、相手は努力を続けてくれなくなるからです。

傷ついてしまい、二度と心を開いてくれなくなる可能性もあります。

 

褒めすぎると図に乗るなんて考えずに、しっかりと褒めて感謝してあげることのほうが、結果は必ず良くなる。

 

心にもないことを言うのではなく、自分自身の中に、ポジティブの種・感謝の種を見つけていくことが大事なのだと思います。

 

フィードバックは、ポジティブにしよう

 

「相手のことを、ポジティブに見ていく」という訓練になりそうですね。

なぜ、ポジティブ・フィードバックができないのか?

日本では、家でも学校でも会社でも、何かあるとすぐに、叱責したり罵倒したり、相手を責めたり、そのような風潮があります。

褒めてもらった記憶がないという人もいるのではないでしょうか。

 

では、なぜポジティブ・フィードバックができないのでしょう?

1.自分がしてもらってないから

前述したとおり、してもらってないことを、することは難しいです。

そのような習慣がないからですね。

 

だから、責められて育った人が、自分も責める人になるという悪循環になります。

この悪循環は、自ら断ち切っていく勇気が必要です。

2.大したことじゃないと思っているから

海外の人は、日本よりもオーバーリアクションだったりしますよね。

感謝や愛情を言葉で伝えたりとか。

日本では、奥ゆかしさなのか、謙虚さなのか、何も伝えないことが多々あります。

 

「察する」とか、何も言わないのが美徳みたいな風潮もありますね。

 

だけど、思ったことは率直に、特にネガティブではなく、ポジティブなフィードバックこそ、大げさにやるくらいが、ちょうどいい。

自分がされる側になったら、うれしいですよね。

3.単に慣れていないだけ!

自分がしてもらったこともないし、大したことじゃないと思っていたりして、褒めたり感謝したりする習慣がない。

 

つまり、慣れていないのです。

 

慣れればできます。

自分を変化させる勇気を!

「変化できる人」(赤羽雄二著)では、

「自分の柄じゃないし……」と思うのは、趣味の領域だと言われています。

 

「自分の柄」とは思い込みであり、決めつけであり、そこに従う必要なんてまったくない。

 

だから。

 

変化するためには
「どうしたの? 熱でもあるの?」と言われるほど、思い切って振り子を振り、違うやり方を演じてみること!

 

それでも難しければ、あらゆる方法で自分を説得してみましょう。

 

自分が動きやすい言葉を、自分にかけてみる。

  • 百歩譲ってやってみよう
  • しゃくに障るけどやってみよう
  • だまされたと思ってやってみよう
  • ダメ元だと思ってやってみよう
  • ○曜日だけ、午前中だけやってみよう
  • そうまで言われるならやってみよう
  • 誰にも頼れないと思ってやってみよう
  • 負けるわけでもないのでやってみよう

 

また、家でポジティブフィードバックを始めると会社でもやりやすくなります。

家でも会社でもポジティブ・フィードバックをしてみましょう。

まずは自分が、ポジティブ・フィードバックをしてもらおう

満たされてないと、満たせない

どうしてもポジティブ・フィードバックができない原因は、自分がしてもらったことがないからです。

やはり、自分が満たされた分しか、他人を満たせないのです。

 

だから、ジティブ・フィードバックができないと思ったら、まずは自分がしてもらうことがポイントです。

 

ポジティブ・フィードバックをしてもらおうと考えたら、何をすればいいかを考え始めます。

自分が何をすれば、褒めてもらえたり、感謝されたりするのか?

そうすると、行動が能動的になっていきます。

行動の最初のきっかけは、「ポジティブ・フィードバックをしてもらうため」で構いません。

まずは、やってみましょう。

実際に褒められたり感謝されたりしたら、自信がついてきて、もっと行動したくなります。

そして、他人へのポジティブ・フィードバックもできるようになっていきます。

自分を認めてくれる環境に身を置く

「ツライ環境でも頑張る」

自分を成長させるには、いいことかもしれません。

だけど、文句ばかり言われていては、やはり心は枯れてしまいます。

ツライ環境で頑張る際にも、そのことを励ましてくれる人に近づくようにしましょう。

励まされないと、人は頑張れないのです。

 

積極的に励ましを受けるべし!

 

対等な立場の人や、目上の人にはアクティブリスニングを心がけよう

「褒める」となると、上から目線にも聞こえがちなので、対等な立場の人や、目上の人には気をつけたほうがいいかもしれません。

 

そんなときは、アクティブ・リスニングで!

 

聞くだけで、「認めてもらえた」と感じることがありますよね。

わざわざ褒める必要はなく、ただただ聞くだけでも十分に効果を発揮します。

ひたすら聞くことを心がけてみましょう。

 

POINT
  • 対等・目上の人へのポジティブフィードバックは上から目線になるので注意が必要!
  • 困ったときはアクティブ・リスニングで!

 

どんなときも、腹を立てないことだな

~メモ書き~

  • 誰にどういうポジティブ・フィードバックをすべきか
  • どうすればネガティブ・フィードバックをやめることができるか
  • どうすれば話す量を減らし、アクティブリスニングできるか
  • どうすれば相手に関心を持ち、真剣に話を聞くことができるか

 

 

  1. 自分はどういうとき、ポジティブ・フィードバックがうまくできないか
  2. ポジティブ・フィードバックが身についている人はどうやって実行できていると思うか
  3. 毎日10回以上ポジティブ・フィードバックをするにはどうしたらいいか
  4. 会社全体でポジティブ・フィードバックを徹底するにはどうすべきか

 

 

  1. どうすれば「話す:聞く」を7:3ではなく、3:7あるいはそれ以上にできるか
  2. どうすれば、いつも相手の話に関心を持ち、真剣に聞くことができるようになるか
  3. 適切な質問を次々にすることで課題や解決策の深堀りをするにはどうしたらいいか
  4. 相手が信頼して話してくれるためには、どういう心構え、価値観を持っている必要があるか

 

まとめ

褒める・褒められる

認める・認められる

そんな環境に身を置くことが、幸せにつながっていくのだと感じます。

そのような環境を積極的に作っていくためにも、自分自身もポジティブ・フィードバックを意識することですね。

 

ただし、心のない言葉では意味がない。

「褒める」ためにはつまり、「感謝」の気持ちがあることが大前提です。

「やってくれて当然」ではなく、どれだけ「感謝」の気持ちをもてるか。

「感謝」を表現できるか。

ポジティブ・フィードバックをすることで、感謝が増えていき、豊かな日々になるのかもしれません。

 

ポジティブフィードバックによって、自分も明るくなる!

 

ということで。

 

memo

褒めるよりも感謝の気持ちが大事
ちょっとでもすぐ感謝するクセ
やってくれて当然が諸悪の根源

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