内向型を強みにする by マーティ・O・レイニー|本来と違う自分にならなくていい

内向型を強みにする

自分の性質は、すべてが強み。

周囲に適応しようとするのは、もうやめよう。

 

内向型の能力を自覚し、強みとして発揮しよう

 

内向型を強みにする

 

内向的であることへの羞恥心が消えたとき、そのことがいかに大きな効果をもたらすかを、わたしは知っている。本来とちがう自分になろうとするのをやめれば、心はずっと軽くなる。

 

内向型を強みにする」 by マーティ・O・レイニー

この本を読むと、内向型がなぜ苦しいのかが、よくわかってきます。

そして、自分を変えるよりも、自分の強みとして発揮すればいいことも、わかってきます。

 

もっと、自分の能力を自覚し、自分の能力をそのまま発揮しよう。

本来と違う自分になろうと、しなくていい。

なぜ内向型は、生きづらいのか?

外向型の海で泳いでいる

「内向型を強みにする」では、外向型が世界の75%を占めているといわれる。

その比率の信ぴょう性は、よくわからない。

違うことを言っている説もある。

ただ、外向型のほうが多い、あるいは、目立つから多く見える、というのは事実だろう。

何をするにも、やはり外向型は得をする。

何ごとも、先にやってしまう。

内向型はどうしても、遅れをとる。

私たちの生きる世界は、「外向型の海」なのだ。

世界は、外向型を理想としている

世にあふれる自己啓発本をみれば、よくわかる。

すべての結論は、「外向型になりましょう」だ。

 

実際、人々が求めるリーダーも、外向型。

世間は、外向型を理想とする。

 

すると、内向型は悩む。

 

自分のやり方は、間違っているのだ。

自分は、何かを変えねばならないのだ。

 

だけど、自分の性質は、なかなか変わらない。

内向型は、なかなか生き苦しい。

 

内向的な人は、自分はどこかおかしいと感じることが多く、そのため何をするにも〝正しいやりかた〟を見つけだそうとする。しかし、外向型の世界にいるとはいえ、そこでの正しいやりかたが内向型に合っているとはかぎらない。

 

それでも、内向型の魚はたくさんいる

希望を捨ててはいけない。

「比率として少ない」というだけであり、内向型は、たくさんいる。

「ひとりぼっち」という妄想は、捨てよう。

内向型を強みにして、生きていくのだ。

 

あなたは変人でも無能でもないし、ひとりぼっちでもない。この海には、他にもたくさん内向的な魚たちがいるのだ。

 

まずは、内向型は、どのような苦しみの中で生きているかを、確認してみよう。

内向型の苦しみ

  1. 常に、外向型と比べられて育つ
  2. 常に、頑張っている
  3. 人目を気にする
  4. 自分を見せなくなる

1.常に、外向型と比べられて育つ

~外向型になれという圧力~

子どもの頃から言われ続けている。

 

お友達と仲良くしましょう。

外で遊びましょう。

ほら、お友達もやってるでしょ。

 

自分のやり方は、否定されてしまう。

自己否定が強いのではない。

「他者から否定されること」が多すぎるのだ。

2.常に、頑張っている

内向型の人は、毎日、ほぼ目覚めた瞬間から、外界に反応し、順応するよう強制されているのだ(「性格学入門」)

 

周囲に遅れをとってはいけないと、常に頑張る。

外向型が普通にこなせることも、内向型は、頑張らなければできない。

いつも、エネルギーを最大に使っている。

3.人目を気にする

自分の言動が他人にどんな影響を与えるかをひどく気にする

 

自分はどこかがおかしいと思っているから、いつも気になる。

変な人に思われないように、と。

びくびくしながら、周りに合わせてしまう。

4.自分を見せなくなる

~穴があったら入りたい~

自分のやり方では、叱られるし。

変な人に思われないように気を遣わなければならないし。

そうして、どんどんと自分を見せなくなる。

「見せたくない」というよりも、「見せないほうが効率がいい」ことを学んだからだ。

本当は、見せたくないわけじゃない

変だと言われて抑えるようになっただけ。

自分のやり方を認められさえすれば、自分を見せたがっている。

その証拠に、内向型で話すのが苦手だという人も、一度話し始めると、話が止まらなくなる。

自分を見せたくない人なんて、誰もいない。

 

では、内向型の好きなこととは、なんだろう。

内向型は考えることが好き

  1. 中身の濃い考えが好き
  2. 意味を考えるのが好き
  3. 表情や反応はあまり見せない

1.中身の濃い考えが好き

話についていけないのは、話が薄すぎるから。

なぜ、そこで盛り上がるのかがわからない。

そこでまた悩む。

何かおかしいのだろうか。

だけど、もっと濃いことを考えたいのだ。

2.意味を考えるのが好き

何にでも意味を考えたい。

「それは、なぜ?」

過ぎたことは忘れようと言われるけれど、考えたいのだ。

 

あの経験から、どんな影響を受けたのか?

どんな意味があったのか?

これから、どうしたらいいのか?

 

欠点は、考えが遅いこと。

何年も考えて、やっと答えが出ることもある。

それでも、一つ一つに意味を考えたい。

 

そして、きちんとまとまるまでは、話さない。

3.表情や反応はあまり見せない

人の話を聞きながら、いろいろと考えている。

そして、考えているときには、表情がない。

周囲に、無表情の人がいたら、皆の話を丁寧に聞き、分析しながら何かを考えているかもしれない。

心のなかで、批評しているかもしれない。

内向型の話し方

  1. 自発的な発信はしない
  2. 考えがまとまるまで話さない
  3. 時として、すごい勢いで話す

1.自発的な発信はしない

人の話に割り込まない。

「どう思う?」と振られてから話したい。

結果、何も聞かれないと、何も話せないことにもなる。

2.考えがまとまるまで話さない

考えがまとまらない。

これは、大きな欠点だ。

整理に時間がかかり、話し始めることができない。

待ってるほうはイライラするもの。

それでも、考えをまとめてから話したい。

3.時として、すごい勢いで話す

  • 熟慮のすえに考えを固めたとき
  • 話題となった事柄について深い知識をもったとき

 

考えに考えた結果、頭が整理できたとき。

話は止まらない。

すごい内容を語ったりする。

話し下手ではないのだ。

考えがまとまるまでに時間がかかっていただけ。

そして、たくさん考えたからこそ、勢いがすごい。

 

黙り込んでいたり、勢いよく話したりするから、内向型は疲れやすい。

内向型は疲れやすい

  1. 刺激が多すぎると、思考が停止する
  2. 起伏が激しい
  3. だから、慎重に行動したい

1.刺激が多すぎると、思考が停止する

騒がしい環境は苦手。

ぐったり疲れて、一人になりたくなる。

ときには、パーッと騒ぐことも好きだけれど。

急に、閉じこもりたくなる。

2.起伏が激しい

勢いよく話したかと思えば、いきなり黙り込む。

刺激が多すぎると、疲れるから。

だから見た目には、短距離走に見える。

起伏が激しいのは仕方ない。

一定に保つことはできない。

常に外向型でいるわけにはいかないから。

3.だから慎重に行動したい

なぜ、やらないの?と言われる。

たしかに、行動は遅い。

それが外向型に比べて欠点となってしまう。

だけど、刺激が多すぎると疲れるし。

起伏を一定に保つことができないし。

だからこそ、慎重に行動したいのだ。

 

では、内向型を強みにするためには、どうしたらいいか?

内向型を強みにするために

  1. 人とのつながりは捨てない
  2. 深く考える能力で、人助けをする

1.人とのつながりは捨てない

自分が消耗しないために、世間とのつきあいを制限しなくてはならない。その一方、外での時間を設けて、ひとりの時間とのバランスをとる必要もある。さもないと、ものの見方はかたより、人とのつながりは失われてしまうだろう。

 

どんなに疲れても、イヤな思いをしても、人間関係はあきらめてはいけない。

それは、「嫌われる勇気」でも言われてること。

嫌われる勇気アドラー心理学【嫌われる勇気とは?】人間関係は自分を好きになるための課題

 

人は、人の中でしか幸福を感じられないのだ。

だから、「内向型を強みにする」と決めたとき、「人とのつながりは重視する」ことは視野に入れなければいけない。

2.深く考える能力で、人助けをする

自己中心的と見えるものが、実は、他人の身になって考えることを可能にする天分そのものなのである。

 

内向型は、「濃い考え」が好き。

「意味を考える」のが好き。

その能力を、人助けに活用するのが、一番いい。

だから、考えることをやめるのは、やめよう。

たとえ自己中心的であるように見えても、自分の能力は、使っていくほうがいい。

いつかどこかで、人の役に立つことがある。

 

内向型の強みとは
  • 深く見つめる能力
  • 人にどんな影響があるかを見抜く力
  • 観察力
  • 枠にとらわれずに考える力
  • 歓迎されない決断を下す力
  • 世の中のペースを少しだけ落とす力

 

あなたにはなんの欠陥もない。そのことを言い聞かせよう。あなたはどこもおかしくない。ただ、脳の働きかたがちがうだけなのだ。熟考は有益だ。ありのままのあなたでいるのは、いいことなのである。

 

幸福にもっとも重要なのは、喜んでありのままの自分でいられることである(エラスムス)

 

自分の能力を、そのまま活かしていくことこそ、幸福なのだろう。

 

強みにする方法を考えよう

 

内向型を強みにする

まとめ

自分の性質を理解すれば、ムダに悩まずに、発揮することができる。

適応するのではなく、性質を出していこう。

 

内向型の苦しみ

  1. 常に、外向型と比べられて育つ
  2. 常に、頑張っている
  3. 人目を気にする
  4. 自分を見せなくなる

 

内向型は考えることが好き

  1. 中身の濃い考えが好き
  2. 意味を考えるのが好き
  3. 表情や反応はあまり見せない

 

内向型の話し方

  1. 自発的な発信はしない
  2. 考えがまとまるまで話さない
  3. 時として、すごい勢いで話す

 

内向型は疲れやすい

  1. 刺激が多すぎると、思考が停止する
  2. 起伏が激しい
  3. だから、慎重に行動したい

 

内向型を強みにするために

  1. 人とのつながりは捨てない
  2. 深く考える能力で、人助けをする

 

「内向型を強みにする」

この本を読むと、内向型である自分の性格をよく理解できるようになります。

また、周囲にいる、内向型の人のことを理解できるようになります。

新たな発見が出てくるので、オススメです。

 

 

ということで。

 

memo
内向型は、おかしくない。

もっと堂々と、自分の強みを発揮しよう。

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