スティーヴン・R.コヴィー/フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社 FCEパブリッシング(キングベアー出版) 2016年05月
本当の成功とは、人格と能力の向上(=習慣化)
「人格・能力の向上 → 才能が認められる」という順番
才能が認められるという二次的な成功が欲しければ、まず人格と能力を向上させるという一次的な成功に焦点を合わせることである。
成功には、2種類あります。
- 一次的成功:人格と能力を向上させること
- 二次的成功:才能が認められること
通常は、二次的成功ばかりを追いかけてしまうもの。
でも、まず大事なものは、一次的成功。
自分の人格と能力を高めることに、焦点を当てるべきなのです。
二次的成功だけでは幸福感を抱けないことを、あらゆる人が経験しているそうです。
では、どうすれば一次的な成功ができるのでしょう?
「基本的な原則」を、深く「内面化」させる
基本的な原則とは
- 知識・スキル・やる気
- P/PCバランスを考える(効果性)
- パラダイム転換を考える
効果性を重視し、パラダイム転換を目指す。
内面化というのは、「心からおこなえる」ということですね。
習慣とスキルの違い
- 習 慣(人格主義):自己を知る、真の語らい、心からの笑い、心からの痛み
- スキル(個性主義):社会の要求を知る、意味のないおしゃべり、見せかけの笑顔、鈍い絶望感
スキルは、自分の人格を深めるためのツール。
ツールにすぎないことを忘れると、見せかけの成功になってしまいます。
スキルを身につけつつ、「習慣」にしたがって生きる。
あくまでも、「習慣」で決まるのです。
まとめ
自分の内面を変えていくのは、スキルではなく「習慣」の力。
習慣 = 人格と能力を向上させること
習慣化するために必要なものは、知識・スキル・やる気の3つ。
- 知 識:「何を」「なぜ」するか
- スキル:「どうやって」するか
- やる気:「実行したい」という気持ち
知識・スキルとしては、次の2つが重要。
- P/PCバランス(効果性)を考える = 人を大切にする
- パラダイム転換 = 自分の見方を変える
memo
人格と能力が向上すれば、二次的成功(才能が認められること)は自然と手に入る。
スティーヴン・R.コヴィー/フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社 FCEパブリッシング(キングベアー出版) 2016年05月