まずは学ぶ目的を明確にしよう。
2つのうちの、どちらかです。
- 仕事に役立てる
- 「稼ぎ」につなげる
- 人生に役立てる
- 「なりたい自分」になる
では、その目的を達成するには、どのように学べばいいのでしょうか。
学び方を学んでみます。
参考図書
「一流の学び方 知識&スキルを最速で身につけ稼ぎにつなげる大人の勉強法」
Contents
学びの5段階
- 大量インプット(書籍30冊)
- 一番ツラい時期
- 自己満足で終わる段階
- 「なるほど、納得」
- ちょっと知って、いい気になる段階
- 小さな訓練の場を作る
- 新しいことをやる、大変な時期
- 学びが止まる段階
- 「一流」と「その他大勢」をわける大事な境い目
- 「○○と言えば、○○さん」と言われる
- 自分流ができる
- 勢いさえあれば、どんどんできる段階
- 「○○とは△△である」とひとことで語れる
- 本質を因数分解できる
- アウトプット主流
1:知る(大量インプットで全体把握)
- 大量インプットで全体を把握する
- 30冊を読み、知識の土台を構築する
- 知識の土台がないと、聞くことも教わることもできない
実は、「知る」が、一番つらいプロセス。
まったく知らない状態から、新しい知識を入れなければならないから。
30冊を読むとは、本当にツラいですよね。
覚悟をもって取り組む姿勢が必要です。
2:わかる(「知る」のゴール)
「知る」(大量インプット) → 「わかる」(なるほど!)
知る段階のゴールが、「わかる」
頭の中にある知識が、心にストンと落ちてきた状態です。
「知る」段階は、「なるほど!」「わかった!」と思うまで続けることがポイントですね。
インプットのひとつのゴールは、こういう気持ち。
- なるほど!
- 腑に落ちる
- 心からの納得
- 感動する
- スッキリする
3:おこなう(アウトプット、実践)
- 訓練となる機会をどれだけ作れるか
- 失敗しても痛くないことを、数多くやる
- 他人のやり方の本質を盗み、さらに学ぶ
やみくもに学んでいた状態を脱すると、他人のやり方を、別の視点から学ぶことができるようにもなります。
本質を盗みながら、さらなるスキルアップの時期。
しかし、注意点!
多くの人が、この段階で学びをやめてしまう。
「やって満足」になってしまう。
ここで終わってしまえば、それまでにどれだけがんばって勉強しても単なる「経験」で終わります。
それでは、「稼ぎたい」という強い意志で勉強し始めたのに、稼げるようになる直前で自分でブレーキを踏んでしまうようなものです。
新しい知識を覚え、新しいことをスタートするのは、とてつもないエネルギーを要します。
でも、ここでもう一歩、進めるかどうか。
それが、「一流」と「その他大勢」をわける境い目となる、大事な時期なのです。
ほんの少しの努力をするか否かが「一流のプロ」と「その他大勢」を分ける境目となるのです。
4:できる(応用)
- 「○○と言えば、○○さん」という段階
- いろいろな方法、さまざまな角度から何度も実践
- ひたすら場数を踏む
- 臨機応変の対応力を身につける
- 自分流・自分の価値が出てくる
成長幅が、一番大きい段階。
ここまで来れたら、やっと少し「身についた」と言えそうです。
「おこなう」まででストップしたくないですね。
自信は、実践の中で作るもの
かつては「確信が60%持てるならゴーサイン」と言われていましたが、今やそれでも遅すぎます。30%程度の確信であっても行動を起こすべきでしょう。
「30%では、やっていく自信がない」という人がいるかもしれません。しかし、自信はいくら本を読んでもセミナーを受けても培われるものではありません。実践する中で「これはこういうことか」と気づきを得ることが本当の自信につながっていきます。
アウトプット&インプットで、どんどん進む。
とても勇気がいるけれど、30%の確信で進む。
必要なのは勢い。
- 走りながら学び続ける
- 知識はすぐに古くなる、早く実践
- 30%程度の確信で行動を起こす(100%はない)
- アウトプット&インプットのスピード感
5:わかちあう
わかちあうとは、「アウトプット」すること。
では、「アウトプット」するために重要なことは何でしょうか。
- 「〇〇とは△△である」と一言で語れるようになるレベル
- 「構成要素」と「関係性」を見抜き、定義する
- 因数分解によって、「本質」をまとめる
ひとことで言えば、「抽象化能力」です。
「抽象化」とは
- 「要素」を抜き出す
- 「分類」「分解」する
- 「関係性」を見抜く
- 「本質」をつきとめる
これができてこそ、人に伝えられるレベルになります。
学びが価値に変わる。
「学び」とは何か?
- 「要素」と「関係性」を見抜き、定義できること
- 因数分解によって、「本質」をまとめること
つまり、「わかちあう」段階までいくことが、「学び」なのです。
抽象化能力が必須
「要素」と「関係性」を見抜いたり、「本質」をまとめたりするとは、抽象化能力です。
抽象化のポイント
- チャートや図に書けるか
- 要点を、ひとことで言える
個人的な経験からいっても、チャートや図にしないと、頭にはインストールされません。
また、ひとことで言えないと、人にも語れません。
「結局、何だったっけ?」となりますね。
「本質を抽出する」というのが、学びのゴールでもあり、人に伝えるための手段になります。
それは、子どもの学びから脱却することでもあります。
子どもの学びと大人の学びの違い
子どもの学び方
- 特徴:インプット重視・先人の真似
- 方法:教えてもらう
- 手段:1冊の本を徹して読む、授業を受ける
- 目的:いい成績をとること(自分のため)
- 服従:「やりなさい」と言われたら、「わかりました」と答える
大人の学び方
- 特徴:アウトプット重視・オリジナリティをもつ
- 方法:自分で考える
- 手段:ザッと多読・一流の人から学ぶ
- 目的:稼ぐこと・人に伝えること(人のため)
- 創造:「それは違うんじゃないですか」と言える
子どもの学びと、大人の学びは違う。
大人の学び方を身につけたいですね。
まとめ
- 大量インプット(書籍30冊)
- 一番ツラい時期
- 自己満足で終わる段階
- 「なるほど、納得」
- ちょっと知って、いい気になる段階
- 小さな訓練の場を作る
- 新しいことをやる、大変な時期
- 学びが止まる段階
- 「一流」と「その他大勢」をわける大事な境い目
- 「○○と言えば、○○さん」と言われる
- 自分流ができる
- 勢いさえあれば、どんどんできる段階
- 「○○とは△△である」とひとことで語れる
- 本質を因数分解できる
- アウトプット主流
学んだり経験したりする理由は、まず「知りたい」からです。
「知らない」状態にストレスを感じ、そこを解決するために学ぼうと思っている状態。
あるいは、「知りたい」という好奇心。
つまり。
「学び」とは、ストレスや好奇心から生まれるもの。
だから、まずは見つめてみましょう。
- どんなストレスがあるのか
- どんな悩みがあるのか
- なぜ好奇心をもったのか
そこに、自分の動機があります。
新しいことを知る・新しいことをやってみるとは、とても大変なこと。
エネルギーを使うし、とても疲れます。
だから、最初に動機や目的を明確にしておくことが、進み続けるコツになります。
- 自分のキャリア・稼ぎについて真剣に考える
- 理想の自分像を、明確にする
ただし。
一番危険なのが、「できる」段階!
そこで、自己満足で終わってしまう可能性が大。
ちょっとできて、いい気になってしまうのです。
振り返ってみても、そんな時期が、たくさんありました。
そこからもう一歩、進めるかどうか。
分かれ目に来たときは、本当に、あと数ミリということも、よくあるものです。
そして、本当に身につけるには、抽象化能力が必須。
学びとは
- 「要素」と「関係性」を見抜き、定義できること
- 因数分解によって、「本質」をまとめること
ということで。
- なぜ、学ぼうと思ったんだったっけ?
- どこまで、やりたいのか?
- 要素と関係性を、定義できるだろうか?
- 本質を、ひとことで言えるだろうか?
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