「ロジカル」なんて忘れてしまおう!
どうすればうまく話せるようになるかというと……
実は、これが一番、効果的。
なぜなら、人は本来、頭がいいからです。
あまりにも困ったら、「理由は3つ」で対処する。
これだけで十分。
Contents
本来、誰もが頭がいい
誰もが自分の話をできるし、人の話も聞ける
人に話すのが苦手。人の話を聞くのが苦手。
そう感じている人は多いと思います。
でもそれは、実は幻想であり、妄想。
本来、誰もが自分の話をできるし、人の話も聞けるのです。
そして、誰もが頭がいい。
その証拠に、生まれたばかりの赤ちゃんは、全力で泣いていますよね。
赤ちゃんにとっての「泣く」は、大人にとっての「話す」と同じこと。
誰にも遠慮せず、自分のありったけの思いを、「泣き声」で表現しています。
「自信がない」とも思っていないはず。
だから、「話すのが苦手」「自信がない」「自分は頭が悪い」という思いは、後天的なものなのです。
「話せない」という人ほど、話し始めると止まらない
「自分は内向的で、人と話すのが苦手」という人と話すことがよくあります。
また、「自分は特に何もありません」という人や、「話したくないんです」という人もいます。
ただし、そういう人に限って、話し始めると話が止まらなくなったりします。
ずっと聞き続けなくてはならないほどに。
そんなときに思います。
「話せない」「話したくない」というのは勘違いで、人は誰もが話したいのだな、と。
本当は、話したいことがたくさん頭の中に詰まっているのです。
「聞けない」という人ほど、聞き続けている
人の話だって聞けるはずなのです。
なぜなら、好奇心があるから。思いやりもあるから。
私自身、「人の話が聞けない」ことでずいぶん悩んできたのですが、思い返してみれば、幼少の頃は、やはり聞いていました。
泣いている人がいれば、「なぜ泣いているの?」
親や兄弟にも、「何か困ってない?」
「どうしてそう思ったの?」ということを、好奇心たっぷりに、ときには思いやりたっぷりに、聞いていたように思います。
でも、聞いても否定されてしまった。無視されてしまった。
そのような苦い経験が、だんだんと、相手から話しかけてきても「聞かない」という行動を促すようになったのだろうと感じます。
本当は、人の話を「聞きたい」と思っている。
「聞けない」という人ほど、願っているものですね。
もしかしたら、「聞けない」と言うことで、自分の切ない思いを主張しているのかもしれません。
「論理的」「ロジカル」という言葉は有害でしかない
巷でよく聞く、「ロジカルに話そう」という言葉。
実はこれ、有害でしかないそうです。
なぜなら、日本人にはそもそも「ロジカル」なんて無理な話だから。
日本語の言語体系からして、まったくもってロジカルじゃないですよね。
「結論から先に言う」という意識も、元々なかったはずです。
日本人の誰もがロジカルではないのに、「ロジカルに話せない人はダメ」と蔑視すること自体、おかしいですね。
だから、何も気にせずに話したほうがいい。
「自然体」ということです。
例えて言えば、歩く時に、手の動きと足の動きに集中したら、かえってぎこちなくなるようなもの。
「右足を前に出すと同時に、右手を後ろへ」などと考えながら歩くと、途中で必ず調子が狂うはずです。
それよりも、「一歩前へ」と考えるだけで、足も手も、自然に動いてくれます。
言葉も同じ。
「ロジカルに話さなきゃ」と思った時点で、頭が緊張し、かえって空回りしてしまうのです。
だから、「論理的」「ロジカル」という言葉はいったん忘れて、「わかりやすく話そう」と考えるだけでいい。
そうすれば結果的に、「ロジカル」になるのです。
人間は誰もが、頭がいいのです。
手と足の動きをいちいち考えなくても、歩けるように。
「話がわかりにくい」のは、そう思わされているだけにすぎない
ではなぜ、自分は「話がわかりにくい」と思ってしまうのでしょうか。
それは、「苦手」だからではありません。
「そう言われた」からです。
「何が言いたいの?」
「黙ってなさい」
「ロジカルに話しなさい」
そう言われると、萎縮してしまい、ますます話せなくなります。
言ってる本人も、自分の話をじっくりと聞いてもらえなかったせいで、ストレスを吐き出しているだけです。
自分が言われたことと同じことを、他人にも言ってしまう。
これは誰もが、気をつけなければならないことですね。
「ロジカル」を手放してしまったほうが、よっぽど相手のためになります。
「ロジカルに話せ」は、ただの「ケチ」
「ロジカルに話せ」「わかりやすく話せ」は、ただの「ケチ」にすぎません。
そう思って、逃げるかスルーするか。
真面目に受け止める必要はないのです。
何にでもケチをつけてくる人の特徴とは
何にでも「ケチ」をつける人の特徴とは、こうです。
- 心が貧しい
- いじけてる
- トラウマがある
- 悲しい、残念な人
- ただ文句を言いたいだけ
- 相手は誰でもいい、とにかく「ケチ」をつけたい
- ストレスのはけ口を探している
- 自信がない
- 自己肯定感がない
つまりは、ケチをつけられる側のせいではありません。
どこまでも、ケチをつける側のストレスの問題ですね。
だから、「ロジカルに話せ」とか、「わかりやすく話せ」とか言われたら、スルーしていいし、逃げていいのです。
ケチをつけてくる人からは、「逃げる」か「スルーする」
我慢して聞いていても、相手をいい気分にさせるだけであり、ますますケチをつけてきます。
だから、逃げてしまいましょう。
前面から逃げるのではなく、さりげなく逃げることがポイントです。
うまいこと、その場から離れましょう。
「無視する」というよりも、うまく「かわす」というイメージです。
「雨が降ってきたら傘をさす」ように。自然に。
相手は正しいことを言っているのかも?見極めは?
そうは言っても、相手が正しいのかもしれない。
やっぱり自分が悪いのかも……?
そう思う気持ちもありますよね。
ここでの見極めポイントは……
自分の心を信じて進みましょう。
たしかに、善意の場合もあります。
ただし、こちらに受け止めるキャパがないなら、仕方のないことです。
小学生に、「なぜ大学生と同じようにできないんだ?」と怒るようなもの。
やはり、怒るほうが悪いですね。
自分が「ケチ」をつける側だったら……?
自分が「ケチ」をつける側だと自覚しているなら、一刻も早く、克服していきましょう。
誰のためにもなりません。
自分に自信を取り戻そう
「ケチ」をつけたくなるのは、「自分に自信がない」からです。
「なぜ自分は自信がもてないのか?」をよくよく見つめ、解消するべく努力を始めることです。
「結論から言って」「わかりやすく言って」はNGだと知ろう
根気強く、聞くしかありません。
たとえ相手が、とりとめもなく話を続けたとしても……。
あまりにもイライラしてしまったら、何も言わずに、そっと離れるのがいいでしょう。
「ケチ」をつけても、いいことは何もないのです。
「イライラせずに聞こう」と思うと、ますますイライラするだけなので、いったん距離を置いて、心を落ち着けたほうがいいですね。
「理由を3つ」、答えられるようにしておく
どうしても話が苦手な人のための、簡単な方法!
それは……
「理由を3つ」用意しておくこと
これだけで、立派にロジカルに聞こえます。
内容はともかく、すごいことを言っているように聞こえるので、きっと相手も「ケチ」はつけてきません。
困ったときは、「理由は3つ」でうまくいきます。
まとめ
人は皆、話はできるし、話は聞けます。
他人からの評価によって、自信を失っているだけにすぎません。
だから、まずは自信を取り戻しましょう。
そして、「ロジカル」という言葉は忘れて、自然に話してみれば、あまり考えなくてもわかりやすくなります。
あまりにも困ったときは、「理由は3つ」で対処!
本来の気持ちを大事にするほうが、よっぽど頭はやわらかくなりますね。
ということで。
理由が3つあれば、十分!
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