「素直に教わろう」と言われたり、「鵜呑みにするな」と言われたり。
人は、いろいろなことを言う。
混乱したあげくに、勉強することがイヤになってしまうこともある。
一体、どうしたら自分の意見が持てるのか?
人と話すのがイヤになるのも。
勉強・読書がイヤになるのも。
混乱して、わけがわからなくなるから。
いろいろ言われると、何も考えたくなくなる。
自分の意見が、どんどん、わからなくなりますよね。
私自身、器量が悪いせいで、学生時代にはパニックになり、人と話すことも、勉強することも放棄してしまいました。
自分のキャパが追いつかなかったのです。
でも今になって、知識のなさで苦労している。
だからこそ、若い人に言いたいこと。
やはり、知識は貯めておこう。
自分の意見を育てるために。
ある程度の知識がないと、自分の意見は育たないのです。
若いときから、しっかりと知識を貯め、信念を作っておくことが、今後の人生に絶対に役立ちます。
勉強嫌いになるのは、混乱状態に耐えられなくなるから
たくさんの情報・意見の中で、いったい何を信じればいい?
いろいろな本を読んだり。
いろいろな人の話を聞いたりすると。
まぁ、いろいろなことを言われます(笑)
本当に、わけがわからない。
特にネットには、さまざまな情報があふれかえっていて、何を信じていいのかサッパリわからないですよね。
特に私が混乱していたのは、次の2種類。
信じろ系
- 素直に聞け
- 自分の意見だけで判断するな
- 疑問を持つな
- 他人の真似をしろ
- 否定意見をちゃんと聞け
そうか、人の話を素直に聞かないと成長できないんだと思い、必死で自分の中に取り入れようとしていた。
すると、まったく別のこともいわれる。
信じるな系
- 鵜呑みにするな
- 自分の意見を持て
- 疑問を持て
- 他人の真似をするな
- 否定意見は無視しろ
素直に聞くべきか? 鵜呑みにしてはいけないのか?
なるほど、そうか!と思ったあとに、まったく違う意見を聞くと、急に不安になります。
どうしたらいいのか、サッパリわからない。
器量のいい人なら、サッと消化できるのでしょうけど。
キャパが小さいと、頭の中がゴチャゴチャしてしまいますよね。
あげくのはてには、すべてがイヤになってしまう。
人と話すのがイヤになるのも。
勉強・読書がイヤになるのも。
頭の中が、パンクしてしまうからでしょう。
内向的な人は、消化するまでに時間がかかる
内向的だとか、コミュニケーション下手だとかいうのは、後づけ理論だと考えます。
ただ頭がパンクして、「これ以上、聞くことができない」という状態なのだろう、と。
いわゆる「内向的」と言われるタイプの人は、ひとつを消化するのに、かなりの時間を要する。
一気にいろいろ取り入れてしまうと、どうしていいか、わからなくなってしまうんですよね。
私自身、ひとつのことを消化するまでに数年かかることも、あります。
学生時代は、あまりにも混乱しすぎてしまい、勉強をあきらめてしまいました。
やはり、知識を貯めることは大切
でも、今になって思うこと。
やはり知識は大事だ、と。
そうじゃなければ、ただでさえ小さいキャパが、どんどんと小さくなってしまいます。
知識を入れる努力をした分だけ、キャパは広がっていく。
これは確実に言えること。
自分の意見は、知識を貯めれば必ず持てる
知識を貯める方法は、2つ
知識を貯める方法は、主に次の2つでしょう。
- 人との対話
- 読書
人好きな人は、人とたくさん話して、たくさんの経験をして、どんどんキャパを広げている感じがしますよね。
そのうえで本を読めば、鬼に金棒なので、うらやましい限りですが。
一方で、一人で本を読むのが好きな人は、著者との対話でキャパを広げればいい。
自分の得意な方法で、やればいいのです。
どんなやり方でもいいから、知識は貯める
私の妹は、勉強も読書も大嫌いなのですが。
コミュニケーションがとても上手で、人と話すことで、学び成長しています。
そんな妹をうらやましく思い、劣等感を抱いたりもしていましたが。
うらやましがっていても仕方ないので、自分は自分のやり方で、やっていくしかないのだと思います。
どんなやり方であったとしても、知識・教養を深めていくのは、やはり大事だと感じます。
注意ポイントは、「混乱状態」を耐えなければならないことです。
最初の混乱状態は、耐えなければならない
何をやるにしても。
何を学ぶにしても。
最初は、やはり大変。
いろいろと混乱します。
いわば大気圏に入った状態。
混乱とパニックを耐えて、大気圏は突破しなければなりません。
たとえ、わからなくても、放棄してはいけないのです。
知識が貯まると、自分の意見が見えてくる
我慢をして、ある程度の知識が貯まってくると、だんだんと自分の意見が見えてくるようになります。
「自分の意見が持てない」のは、大気圏であきらめてしまったから。
ツラくても。
情けなくても。
自分がみじめに思えても。
大気圏を避けて通ることは、できないのです。
大気圏を突破すれば、宇宙(=自分の意見)に到達する
どんなにツラいと思っても。
大気圏を突破してしまえば、宇宙に到達します。
そのとき初めて、自分の意見が見えてくる。
必ず見えてくるので、なんとか踏ん張ってほしいところ。
自分の意見が見えてきたら、勉強も対話も楽しくなってくる
大気圏を突破し、だんだんと自分の意見が見えてきたら、苦しかった勉強も、人との対話も、楽しくなってきます。
いろいろな話がつながって、自分のなかで、「あ、こういうことか」と腑に落ちてくるから。
自分の意見は、必ず持てるのです。
だから、「どうせ自分には、わからない」と、あきらめないで。
楽しくなるまで、続けることが大切。
鵜呑みにするなと言われても、鵜呑みにしてもいい
- 鵜呑みにするなと言われても、鵜呑みにしてもいい
- 素直に聞けと言われても、素直に聞かなくてもいい
最初はやはり、「言われたとおり」にしか、できないもの。
まずは、できることから、やっていく。
だから、鵜呑みにしかできないなら、鵜呑みでいい。
逆に、素直に聞けないのならば、素直にならなくてもいい。
そのときどきによって、自分のキャパは違うから。
他人と同じキャパには、なれないから。
ただ、ひとつだけ大事なことは。
何を選ぶにしても、自分で選ぶこと!
自分で選択したなら、間違いはないのです。
正解は、星の数だけある
あれこれ混乱してしまう人は、「正解は一つだけ」と思い込んでいる場合があります。
「一つだけ」だからこそ、「どれなのか?」と迷ってしまう。
だから、「正解は星の数だけあるんだ」と思っておいたほうが、いいです。
そうしないと、いつまでたっても、自分の意見も信念も、育てることができなくなるから。
他人にとっては間違いでも、自分にとって正解なら、それでいい。
だんだんと、いろいろなことに対応できるようになっていきます。
「自分の意見を育てる」意識は、常に持つ
意見を育てるのは、花を育てる感覚で
鵜呑みにしてもいいし、真似をしてもいい。
そのかわり、最終的には、「自分の意見」という花を咲かせるんだという意識は大事です。
今は、「種」だから。
水をやり、肥料をやり、日光に当たり。
あれこれと試すとき。
いつか咲く花を、楽しみにしていれば、いい。
自分の意見や信念をしっかり持って生きていけることは、やはり楽しいもの。
「どうせ、わからないから」と、あきらめ、他人の知識に頼り、自分では何も考えないという状態で停滞しているのは、もったいないのです。
喜びも感動も、ありません。
自分の意見を育てましょう。


まとめ
この記事は、私自身の反省点を踏まえて書いています。
勉強も読書もイヤになってしまい、ずっと何もしていなかったので。
勉強しようと、思い立ったのは2018年。
それ以前の蓄積がまったくないため、とても苦労します。
知識が皆無だから、最初は、100%鵜呑みにしかできませんでした。
いちいち、振り回されるのです。
でも、知識が増えていくにつれ、だんだんと、そのパーセンテージが減っていくのを感じます。
「じゃあ自分はこうしようかな」とひらめく瞬間が、「驚き」になります。
勉強は、「驚き」があるからこそ、楽しい。
その時期は、早ければ早いほど、ラク。
特に今は、情報を常に更新していかないと、気づいたときには取り残されてしまう時代。
科学や技術は、驚くほどのスピードで進んでいるから。
早い人は、小学生の頃から積み重ねていますよね。
自分の意見を持って生きていくために。
純粋なる「驚き」と出会うために。
ぜひ、勉強や読書をとおして、知識を貯めていってほしいと、感じます。
というわけで。
大気圏を突破すれば、自由になる。
そのために、勉強や読書は続けていこう。
自分の意見を育てるために。