脳は、使わないと衰えます。
幸せに生きるためには、脳を活性化させ続けることがポイント。
脳が衰えると、どうなる?
- 忘れっぽくなる
- ものをなくしやすい
- 衝動的になる
- 不注意なミスが増える
- 気が散る
- 集中できない
- やる気がなくなる
そんな混乱した思考を整えるには。
意識的に、脳を使うこと。
でも、ほとんどの人が、間違ったやり方をしています。
脳を使うとは
- 脳に「刺激」を与えること
- 脳に「負荷」を与えること
さて、どう使ったらいいのでしょうか。
参考図書
「ハーバードメディカルスクール式 人生を変える集中力」
脳を鍛えるための、ファーストステップ
「やる気がない」という悩みは、間違い
そもそも、「悩み方」自体が間違っている。
実は。
「考えられない」「頭が悪い」「集中できない」のは、「悩みではない」のです。
本当は。
「不安・悲しみ・怒りに心が奪われている」ことが問題
ネガティブ感情のせいで、脳がストップしている。
脳は、使わないと衰えるから。
やる気をなくし、ウツになるのは、「ネガティブ感情によって引き起こされた脳の衰え」のせいなのです。
だから。
「不安・悲しみ・怒り」を、いかにコントロールするか。
これが、幸せに生きるための第一課題。
脳を鍛えるために、まずやること
- 「不安・悲しみ・怒り」の引き金をつきとめる
- つきとめたら、「やめる」
「自分に合わないこと」をやるのは、間違い
ほとんどの場合、こんなことを頑張り続けています。
- 自分に合わない仕事
- 自分に合わない人との結婚
- ムダな人付き合い
「環境、仕事、人間関係をどう変えよう?」と悩むべきです。
「自分に合わないこと」は、さっさとやめる。
- 「不安・悲しみ・怒り」の引き金をつきとめる
- たいていは、「自分に合わないこと」をやり続けている
- つきとめたら、「やめる」
そのうえで。
脳を使う3つの方法を実践してみましょう。
- 脳を衰えさせないためには
- 脳に「刺激」を与え続ける
- 脳に「負荷」を与え続ける
[嫌いなことをやり続ける]という間違い
【脳への刺激1】注意を向ける
反応する・注目するように仕向ける意識
たとえば。
「キレイな人に目がいく」のは、「キレイな人」に注意が向いた状態。
「注意を向ける」とは、実はすごい作業
- 脳の機能をたくさん使う
- 複雑で、「高度な作業」
- 注意を向けようとするだけで、脳が活性化する
「注意」とは、とっても高度な作業。
だから、脳が衰えると、できなくなります。
「もの忘れがひどい」「やる気がない」とは、「注意を向ける作業」ができなくなってる状態なのです。
わざわざ嫌いなもののために、面倒な作業をしたくない
「注意」とは、高度な作業だから。
「やりたくないこと」には、当然、注意を向けようとしません。
つまり。
注意ができなくなる原因は、これ。
- 嫌いなもののために注意を向けるのは、面倒
- 使わないから、注意力は衰える
- 「やりたいこと」さえ、できなくなる
だから、「注意」の使い方を、変えましょう。
「目的志向型の注意力」を高める
- 自分の好きなこと・自分の強みに合った目的をもつ
- その目的に必要なものだけに注意を向ける
「好きなこと」で、脳を刺激する
- 「心から好きなこと」をやる
- 「自然と集中してしまうこと」をやる
当たり前のようですが、ほとんどの人が、できないんです。
なぜなら、「自分の強み」をわかっていないから。
言ってみれば。
どうでもいい相手に、「必殺技」を使ってしまうようなもの。
一番使いたいときには、もう武器がない状態。
もったいないですよね。
3分の2以上の人は、自分の強みをわかってない
なんと。
3分の2以上も。
つまり、大部分の人が、自分の強みがわかってないのです。
ならば。
必死でやっているけれど結果が出ないときは、「自分の強みではない」と判断したほうが早い。
「自分の強みをわかってない」ことを自覚しましょう。
自分の「注意力」を、どこに使うべきか見きわめる
たくさん試しながら、「これは合わない」というものを、どんどん切り捨てていく。
「飽きっぽい性格」なのではなく、「強みがわからない」のは当たり前なんです。
- 大部分の人は、自分の強みをわかってない
- 1つに執着せず、どんどん変えることが必要
- たくさん試して、どんどん切り捨てる
- 本当に好きなことだけに、注意を向けるようにしよう
[休んだほうがいい・何も考えないほうがいい]という間違い
【脳への刺激2】考える
休むことは逆効果。
むしろ、積極的に考えたほうがいいのです。
「考えない」のではない。
考える角度を、いろいろ変えてみるのがコツ。
考えるコツ
- 視点を変える
- 真逆から考えてみる
- 立場を変える
- 相手の視点で考えてみる
- 分野を変える
- まったく関係ないことで、ポジティブな考えをしてみる
考えないようにすると、ネガティブになる
考えないと、脳は刺激されないから
「刺激のない生活」、想像してみてください。
一日中、パジャマでいるような感覚。
昼夜も逆転するような。
どんどんラクなほうへ、流されますよね。
脳も同じ。
脳に刺激を与えないと、こうなる
- ラクなほうへ行く
- ネガティブなほうへ行く
人は、禁止されると、やりたくなるもの。
だから、「考えちゃダメ」と言われると、考えたくなる。
しかも。
無意識にまかせると、ネガティブなことばかり考えます。
だから。
「考えちゃダメ」じゃない。
「ポジティブな考えをしてみよう」と、意識する
まったく関係ないことで、ポジティブな考えをしてみる
今の悩みについてポジティブに考えようとすると、それは自己否定につながってよくないので。
まったく関係のない分野で。
だから、「趣味をもつ」っていうのは、やはり大事ですね。
- 脳への一番いい刺激は、「思考すること」
- 「視点」「立場」「分野」を変えて、いろいろ考えてみる
ちなみに。
寝る前に落ち込むのは、間違い
1日の締めくくりを散歩かワイン(ただし1杯だけ)で祝えば、その日たまったストレスなど消えてしまう。
寝る前は、落ち込むのではなく、むしろ「祝う」ほうがいい。
「1日の締めくくりを祝う」という感覚。
古代の人がやっていたことです。
- 1日が終わってよかった
- 明日も無事に過ごせますように
そんな気持ちを大事にしてみましょう。
[古いものに執着する]という間違い
【脳への刺激3】新しいことを学ぶ
インプットは、「脳に負荷をかける」作業
特に、「新しいこと」はツラいですよね。
だからこそです。
新しいことを学ぶことが、脳の活性化。
古いものに執着すると、脳は衰えます。
ビジネス好きな人は、脳が活性化している
ビジネスで成功している人は、どんどん新しいことにチャレンジしていますよね。
時代の流れを追い、新しい知識と技術を取り入れ、新しいことを試す。
まさに、脳を活性化させる一番いい方法。
ビジネスしている人が楽しそうに見えるのは、脳を使っているからです。
「お金儲け」よりも、「脳を使う」ことに充実がある
たとえば。
自分が老いたとき、どっちのほうが幸せを感じると思いますか?
- お金をたくさん持っていること
- 脳が元気なこと
私たちは、きっと。
命の保障さえあれば。
「お金を稼ぐ」こと自体に、楽しさを感じてるわけではない。
それよりも、いつまでも若々しく、元気でいれたほうが幸せなのではないでしょうか。
「仕事が楽しい」とは、脳にたくさん刺激がある状態のことを指すのです。
仕事や勉強を「脳を活性化させるツール」と、とらえる
もしも、仕事や勉強に意義を見いだせず、やる気がないのだとしたら。
「脳を使う」ことに意義をおいてみては、いかがでしょう。
本当の充実とは
- お金儲けでもない
- 承認欲求でもない
大きな意義なんてなくても、「脳が若い」ということに、私たちは幸せを感じるのです。
- 常に新しいことを学び続けていれば、脳は衰えない
- 仕事や勉強は、「脳のため」と思ってみる
ちなみに。
記憶力とは、「記憶を取り出す能力」
脳をうまく使いこなせば、記憶力はよくなります。
記憶を取り出すコツ
- 寝る直前に覚える
- 記憶は、睡眠中に強化される
- ジックリ1回よりも、小わけにして反復する
- 小さく何度も
- 新しいことを学ぶ
- 「脳に負荷をかける」ことが大事
- 脳は、使わないと衰えるから
- 手がかりを残す(メモ・写真・音楽など)
- ダイイング・メッセージのようなもの
- 意識的に残していく
- 散歩する
- 運動は、やはり効果的
脳を鍛えられない理由
脳は、鍛えれば必ず活性化します。
できない理由は、これだけ。
- 面倒だから、やめてしまう
- 無理だと思って訓練しない
- 自分の脳の力を信じてない
だから、いつまでたっても、脳は活性化しない。
集中力も記憶力も高まってくれない。
面倒だけれども、一歩を踏み出すことから始まります。
筋トレと同じで。
今日も走る。
まとめ
- 「不安・悲しみ・怒り」のコントロールが第一課題
- 「やる気がない」という悩みは、間違い
- 自分に合わないことは「やめる」
- 頑張り続けることが、間違い
- 好きなことに「注意を向ける」
- 嫌いなことを続けているのが、間違い
- どんどん考える
- 「考えないほうがいい」は、間違い
- 新しいことを学び続ける
- 古いものに執着しているのが、間違い
どうでしょうか。
間違いだらけの方法を、続けていませんか。
脳を使い続けていれば、充実を感じることができるし。
若々しくいられることで、自己肯定感も上がります。
「頑張ること」「お金を稼ぐこと」、それ自体に意義があるのではなく。
いつまでも若い。
いつまでも元気。
いつまでも幸せ。
それこそ、充実なのではないでしょうか。
そのためには。
脳に刺激を与え続けること。
意義とか使命とか、なくてもいいから。
とにかく脳を使う。
夢や目標がない人は、まずはそこを目標にしても、いいかもしれません。
ということで。
- 何に、不安・悲しみ・怒りを感じているのだろう?
- 嫌いなことを、頑張り続けていないだろうか?
- 好きなことに、注意を向けているだろうか?
- 新しいインプット、取り入れているだろうか?
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