成長するとは、「自信を持つこと」を目的として、あらゆる工夫をすること。
自信がもてなければ、成長したという実感はありませんね。
成長したいとは思えなかったとしても、自信をもちたいと思わない人はいないのではないでしょうか。
「成長する」とは、「自信を持つこと」
そう思えば、取り組みやすくなるかもしれません。
「成長思考」by 赤羽雄二
成長を妨げるもの~「自信のなさ」と「劣等感」
成長の大きな敵は、「自信のなさ」と「劣等感」
「自信のなさ」と「劣等感」を克服していくことが「成長する」ことになります。
根拠のない自信を持つ
「わからないけど、きっと自分には切り抜けられるだろう。これまでもできたし、きっと大丈夫。もしわからなければ、彼に相談すれば何とかなるはず」といった程度の自信です。
ここでのポイントは、相談できる人をつくっておくことだと思います。
「あの人に相談すれば大丈夫」という安心感が、自信につながる。
自分ですべてをやるわけではないので、強がりにはなりません。
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劣等感は誰もが持っている
「実は、ほとんど誰にでも劣等感がある」ということを知れば、「なんだ、そうだったのか」「自分だけじゃないんだ」「社長も、あの偉そうな部長も、劣等感がすごくあるのに、何とかその立場で頑張っているんだ」ということで、はるかに気が楽になると思います。
劣等感とは、「人と比べて、自分は劣っている」という感覚。
比べるものがなければ、劣っているかどうかの判断はできません。
つまり、すべては、他人との相対比較ですよね。これは脳のシワザで、仕方のないもののようです。
100円よりも1000円のほうが価値が高い、というのも、100円と1000円を比べるからこそ、わかること。
すべては、比べて評価する。逆に、比べるものがないと、脳は困ってしまうのです。
だから、劣等感が強い原因は、次の2つです。
- 相手の良いところを、見すぎる
- 自分の悪いところを、見すぎる
相手が素晴らしく良すぎて、自分が恐ろしいほどダメなのであれば、差がひらきすぎてしまいます。その差の分だけ、劣等感が強くなるのです。
だから、対策としては……
- 相手にも劣等感があることを、考える
- 自分を褒める
差を縮めていくことが大事ですね。
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「自信」と「劣等感」は自分で決める!
自信がなく劣等感や被害者意識があると、まずネガティブな見方をしてしまいます。ネガティブな解釈が習慣化してしまう、という問題です。(中略)
「ネガティブなことを言うと、まわりがあれこれ対応したり、カバーしたりしてくれるので、内心まずいかなと思いつつ、ついやってしまう」ということはないでしょうか。
ネガティブに考えてしまうのは、「自信がない」ことと「劣等感がある」ことが原因ですね。
しかし、その「自信」も「劣等感」も、結局は自分で決めていることです。
ならば、「自信を持つ」ことも「劣等感がない」ことも自分で決めてしまえばいい!
そういうことではないでしょうか。
- 自信はある
- 困ったときは人が助けてくれる
- 誰もが劣等感をもっている
- しっかりと自分を褒める!
こういったことを、日々、自分で決めていけばいいのだと思います。
自信を持つための工夫
自信を持つためには、「ありとあらゆる工夫をする」ことがとても大切です。「工夫の仕方を工夫する」といってもいいかもしれません。「成長したい」ということで相談に来られる方がかなりいますが、ひととおり話を聞いて、「これやってみましたか」「あれは?」「こういうこともできますが?」と尋ねると、ほとんど何も手をつけていないのが普通です。
結局のところ、「自信がない」と言いつつ、何もやってないことが問題ですね。
「挑戦が怖い」「実践が面倒」を、「自信がない」に言い換えているだけのような気がしてきました。
「挑戦が怖い」と言うと、厳しいアドバイスが返ってくる。
「自信がない」と言うと、やさしく励まされる。
だから、「自信がない」と言うほうが心地がいいのです。
自信を持つための工夫とは、例えば、次のようなこと。
- 人より多くやる
- 人より長くやる
- 倍の速さでやる
- 今までと違うやり方でやる
- 今までと違う順序でやる
- PDCA(計画・実行・検討・実践)を回し続ける
- 人に頼る
とにかく、やってみよう。
まとめ
「自信がない」と言い続けるのではなく、「自信を持つための工夫」をし続けよう!と、この本を読んで思いました。
「自信を持つこと」が、「成長」です。
ということで。
成長思考とは、「自信を持つ思考」
どれだけ自信を持てたかを、成長の尺度にしてみよう。
\メモ書きがオススメです/



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