自己肯定感が低い人の特徴は。
- 理想が高すぎる
- 完ぺきじゃないと許せない
- 有能な自分を見せたがる
- すぐに挫折する
- ずっと落ちこんでいる
結果的にできなくて、ネガティブになるんだから。
もうあきらめよう。
あなたは、そんなに有能じゃない。
だから。
ハードルを思いっきり、低くすること。
「ハードルを下げる勇気」こそ、人生です。
自信ない、やる気ない、夢もないの「3ない」理由は、ハードルが高すぎること。
Contents
「やる気を出す」って、どういうこと?
「やる気」とは、「3つの意志力」
スタンフォード大学の心理学者、ケリー・マクゴニガル教授は、意志力には3つあるといいます。
3つの意志力
- やる力
- やりたいことに「イエス」と言う力
- やらない力
- やりたくないことに「ノー」と言う力
- 望む力
- 自分の本来の望みを忘れない力
(「最高の自分を引き出す法」より)
「やみくもにやる」ことは、「やる気」ではない
何でもかんでも、やればいいわけではない。
自分の中で、次の3つの心が明確になっているかどうかを、まずはチェックしましょう。
3つの心
- 何を、やりたいのか
- 何を、やりたくないのか
- 何を、本当に望んでいるのか
何も考えずに、「やる気がない」と言ってないか?
やるべきことは……
- まずは3つの心を明確にする
- そして3つの意志力を鍛える
「3つの意志力」を鍛える、「3つの意志トレ」
- 小さな習慣(スモールステップ)
- 思いやり
- 毎日、使う
筋トレと同じ要領で
意志は筋肉と同じ。
鍛えれば鍛えるほど、強くなる。
筋トレと同じ要領でやってみよう。
- 小さな習慣
- 筋肉も、必ず小さなストレッチからスタート
- 思いやり
- 筋肉も、酷使すると、逆に痛めます
- 毎日、使う
- 筋肉も、使わないと衰えます
意志力は、筋力だと思うこと。
3つの意志力を、3つの鍛え方で鍛えよう。
意志力トレーニングをしよう
意志トレ1.小さな習慣(スモールステップ)
大事なことは、いつでも「小さい」
- 大きな目標・大きな習慣
- 挫折感
- 自己否定
- やる気が出ない
- 小さな目標・小さな習慣
- 達成感
- 自己肯定
- 意志力が育つ
やる気が出ないのは、自己否定が原因
- なぜ自分は、続けられないんだろう
- なぜ自分は、行動できないんだろう
自分を否定していると、当然のことながら、やる気も出ないし、意志も強くなりません。
自己否定の原因は、目標が大きすぎること
- これくらい、やらなきゃ
- もっと、やらなきゃ
- これだけじゃ、大したことがない
常に、ビッグなことを考えていると、逆に自分を否定してしまうのです。
なぜなら、できない自分がイヤだから。
だから。
その習慣を変えるには……
「小さな習慣」
小さなものこそが、自分に力を与えてくれる。
入口は小さければ小さいほどいい。
では、どれだけ小さいのでしょう?
- 運動なら、腕立て伏せを1日1回やる
- 読書なら、1日2ページ読む
ここまで小さいのです。
「1日1キロ!」とか、「1日1冊!」だと、挫折しやすいんですね。
だからこそ、徹底的に目標を小さくする。
「これならできそう」という範囲で。
ただし。
ウソをついていると、効果はない
これはNG!
- 表面的には、小さな目標にしている
- でも、本当は大きな目標がいいと思ってる
- 例)本を1日1ページ読もう
- でも、本当は1日1冊読みたいんだけどね……
なぜ、効果がないのか?
「2ページで達成!(でも本当は1冊読みたいのにな……)」と、無意識に自己否定しているから。
ここが、かなり微妙で難しいところ。
本心で納得していないとダメなんです。
脳には気づかれてしまうのです。
どれだけ成功体験を重ねても、自己否定する人は、してしまうもの。
そうすると、どんなに頑張っても、まったく満足できないことになります。
そんなときの伝家の宝刀が、「思いやり」です。
意志トレ2.思いやり
思いやりのポイントは、マインドフルネス
自分の考え方を変えようなんてことは考えず、ただゆっくりと呼吸をしながら心を静めていきます。
そうすると、知恵が浮かぶというか、物事がはっきりと見えてきて、新しいとらえ方ができるようになり、大変なことに取り組むのに役立ちます。
(「最高の自分を引き出す法」)
- 今この瞬間の体験に、「ただ注意を向ける」こと
- ただ注意を向けるとは
- 評価や判断とは無縁の心
- 評価:いい・悪いのジャッジ
- 判断:考えの整理
- 評価や判断とは無縁の心
「評価や判断をしない」のがポイント
評価や判断とは
- ダメダメダメ!
- こんなことを思っちゃダメ!
- こんな自分じゃダメ!
つまり、ダメ出しです。
ダメ出しから生まれるものとは
- 罪悪感
- 恥ずかしい気持ち
- 自己批判
これでは、どんなに成功体験を重ねても、幸せじゃないですね。
だから。
自分を許し、受け入れること
自分を許し、自分の抱えているストレスや苦しみ、そして自分の弱ささえも受け入れることで、私たちは強くなれるのです。
(「最高の自分を引き出す法」)
- 自分を変えようとしない
- 評価や判断をしない
- ただ、認識する
- 自分は今、○○と感じているなぁ……
許す・受け入れるとはいっても、「許さなきゃ」「受け入れなきゃ」と思ってしまうと、本末転倒。
ただただ、「認識するのみ」です。
事実は変えようとせず、認識するのみ
考え方を変えようと思えば思うほど、かえってその考え方にとらわれてしまうのです。
これは「皮肉なリバウンド効果」と呼ばれており、何かについて考えないようにしようとすればするほど、そのことばかり考えてしまいます。
何もせずに、受け入れるだけ
- 「考える」でも「考えない」でもない
- 「変える」でも「変えない」でもない
- 「許す」でも「許さない」でもない
- 「受け入れる」でも「受け入れない」でもない
- ただ、事実を認識する
ひとことで言うと
「何もしない」技術
これは、ぜひとも身につけてほしい技術です。
たったこれだけのことで、評価や判断をしていたときよりも、ずっと強く・やさしくなれます。
こんなときも、何もしない
自分は今、
- ふてくされている
- すねている
- 嫉妬している
- 寂しがっている
- うらんでいる
- 怒っている
- 八つ当たりしている
否定しない。
かっこつけない。
いい人を演じない。
70歳の自分と対話する
将来の自分のことを責任をもって大事にするべき相手のように感じ、将来の自分が幸せで健康でいられるように気をつけます。
自分を思いやるとは、「将来の自分」を思いやること
将来の自分に、責任をもつのです。
今、どんな習慣を続ければ、将来の自分は喜んでくれるでしょうか。
- 70歳の自分は、どこで何をやっている?
- 70歳の自分は、今の自分を見て、どう思う?
- 70歳の自分は、何を望んでる?
70歳の自分と対話してみる気持ちでいると、より思いやり深くなれる。
意志トレ3.毎日、使う
小さな力を、毎日、使い続ける
筋トレと同じ。
筋力も、意志力も、使わないと衰えます。
しばらく寝たきりでいると、ちょっと歩くだけでも、しんどくなるのです。
筋力も、意志力も、弱いのは、毎日使っていないから。
毎日、少しでいい。
必ず、使うようにしてみよう。
最初の一歩を、毎日踏み出すことができたら……?
一石二鳥の「小さな習慣」
- 「行動する → やる気が出る」の順
- 始めてしまえば、絶対に1回では終わらない
- たとえ1回で終わっても、見事に目標達成
- 満足感と達成感が持てる
- 体調不良のときでも、ちょっとだけやればいい
ちょっとでも始めてしまえば気分が乗ってくる。
たとえば。
- 行きたくないと思ってても……
- いざ行くと、楽しくなる
- 会いたくないと思ってても……
- いざ会うと、今度は別れがツラい
いつだって最初の一歩が、一番ハードルが高いから
その一歩を、毎日踏み出すことができたら……
どうなると思いますか?
想像していると、ワクワクしてくるでしょうか。
いつだって、入口はとても簡単に、甘くすることが、自分のため。
「毎日使ったらどうなるだろう」と、想像しながらやってみる。
じわじわ作戦でいく
ネコを突然、雪の上に放り出すと、あわてて逃げ出す。
でも、地面と雪の境界線にソッと置いてやると、じわじわと冒険を始める。
人間も同じ。
脳は、「いきなり」だと、逃げ出す。
だから。
少しずつ。ゆっくり。じわじわ。
怖くないことさえわかれば、どんどん行きたくなるのです。
これが「じわじわ作戦」
- 小さな一歩を、じわじわと。
- 思いやりをもって、じわじわと。
- 毎日毎日、じわじわと。
まとめ
- やる力
- やりたいことに「イエス」と言う力
- やらない力
- やりたくないことに「ノー」と言う力
- 望む力
- 自分の本来の望みを忘れない力
3つの心を明確に。
- 何を、やりたいのか
- 何を、やりたくないのか
- 何を、本当に望んでいるのか
- 小さな習慣(スモールステップ)
- 思いやり
- 毎日、使う
筋トレと同じ要領で。
大事なことは、いつでも「小さい」
- 大きな目標・大きな習慣
- 挫折感
- 自己否定
- やる気が出ない
- 小さな目標・小さな習慣
- 達成感
- 自己肯定
- 意志力が育つ
思いやりのポイントは、マインドフルネス
- 今この瞬間の体験に、「ただ注意を向ける」こと
- ただ注意を向けるとは
- 評価や判断とは無縁の心
- 評価:いい・悪いのジャッジ
- 判断:考えの整理
- 評価や判断とは無縁の心
小さなことで幸せを感じられるかどうか
- 小さなことで自分を褒める
- 小さなことで満足感を得る
- 小さなことに喜びを見いだす
「小さい」習慣が身につくと
- 当たり前のことを、喜べる
- ささいなことで、幸せを感じる
幸福の感度を高めてくれるのが、「小さな習慣」です。
要するに。
「こんな小さなことで……」と、軽視しているところに、問題が生じるということではないでしょうか。
小さなことを、大事にできる自分かどうか
それこそ、自分の成熟度・幸福度を左右するもの。
私たちは、「大きなこと」を求めすぎなんです。
「すごい自分」を妄想しすぎ。
だから、その反動として、自己肯定感が低くなるのです。
どれだけ小さなことを重ねても、「こんなんじゃダメだ」と永遠に否定してしまうから。
自己否定するクセのある人は、「結果を出せる自分なら、肯定できるのではないか」という幻想におちいります。
でも、それって、逆を言えば。
「結果を出し続けないと、常に不安」ということでもあります。
それでは、なんだか苦しいですよね。
結果が出たとしても、とても窮屈。
有名になってもお金持ちになっても、なぜか幸せじゃなかったり。
それは、「結果」を信奉しすぎた結論なのではないでしょうか。
もちろん、有名でもない、お金持ちでもない私が語ったところで、信ぴょう性はないのですが。
ただ、「結果を出さなきゃいけない」「大きなことを成し遂げなきゃいけない」という風潮に、疑問を感じるところでもあります。
もっと、平凡な人が、平凡な「幸せ」を堂々と語れる社会のほうがいいんじゃないか、と。
「何の結果も出せてないから」とか。
「何もできてないから」とか。
遠慮と我慢をしすぎ。
だからこそ。
もっともっと、小さなことに自信をもつ。
小さな一歩を踏み出せた自分を、大いに褒めてあげる。
幸せとは結局は、「感じる力」です。
大切な人に対しても、いてくれるだけで有り難いと思う。
本当は、一緒に過ごせるだけで幸せなんです。
何もしてくれないとか、期待に応えてくれないとか、そんなことはどうでもいい。
私はそれを、父と祖父が亡くなったとき、痛いほど感じました。
小さなことを軽視しすぎてしまうと、人生の真実を見失ってしまいます。
小さな自分が、小さな達成を喜ぶ。
小さな一歩に、小さな幸せを感じる。
小さな満足を、小さく積み重ねる。
最終的には。
自信がなくても。
やる気がなくても。
夢なんて、なくても。
別にいいんじゃないか。
生きていること自体に喜びを感じられる自分に。
それができれば、どんな有名人よりも幸せのはず。
今日からは、「小さい」をテーマにしてみよう。
ということで。
- 自分の能力を、買いかぶりすぎてない?
- 小さなことを大事にできてるだろうか?
- 評価や判断をしてないだろうか?
- 70歳の自分に、何をプレゼントしたい?
関連記事









参考図書
コメントを残す