サービスを受けたら、感謝して笑顔で応じる。
そうすると、周囲は優しい人だらけになる。
コンビニの店員さんとの挨拶
「あ、おはようございまーす」
ん? 誰だろう……
駅のホームで、すれ違いざまに挨拶されて、一瞬わからなかった。
あ……。もしかしてコンビニの店員さん?
朝の急いでいた時間だったので、ほんの数秒、笑顔だけのコンタクト。
いつも立ち寄るコンビニの店員さんだった。
私が買うものは、いつも一緒なので、取りやすい場所に陳列してくれたり、明るく話しかけてくれたりする人。
その店員さんに出会う前、あるときふと、コンビニでの買い物に違和感を抱いた。
店員さんの顔も見ず、店員さんも私の顔を見ず、とても無機質なやり取り。
本当は、サービスしてくれたら笑顔で感謝するもの。お金を払ってるんだから当然、という姿勢はよくないよなあ。
店員さんが無表情なのは、感謝されることがないせいで、働きがいを感じられないからではないか?
そう思って、なるべく笑顔で対応しようと思った。
それでも、無表情の店員さんも多いけれどたまに、ステキな店員さんもいる。
駅で挨拶してくれた店員さんは、コンビニの外でも私の顔を覚えてくれてた。
朝から、気持ちがほっこり。
やっぱり、サービスしてくれたら感謝しよう。
「客だから当たり前」は、自分に返ってくる
以前は、店員さんに笑顔で応じることが、できなかった。
なぜなら、「お金を払ってるんだから当たり前でしょ」と思っていたから。
「だって仕事だよね?」と。
そんな考えが、自分を殺伐な心にしていたことに、ふと気づく。
コンビニでも、外食するときでも、つい、サービスを当たり前に感じてしまう。
感謝どころか、不平不満が出てくる。
「遅い」とか、「手ぎわが悪い」とか。
「客なんだから当たり前」
「やってくれて当たり前」
その気持ちが、日々、自分に返ってきている。
普段から、周囲の人に対して、自分がそういう視線を向けていたから。