「嫌われる勇気」とは、他者のなかで生きていく勇気

嫌われる勇気

「嫌われる勇気」に書いてある内容は、希望が持てるというよりも、厳しいものです。

実践できている人は少ないのではないでしょうか?

 

「嫌われる勇気」は、ロング・ベストセラーですね。

ある書店に行ったら、1位になってました。

なぜ、こんなにも人気なのでしょう?

この本を読んだあと、私は、希望を感じるよりも実践の難しさについて考え込んでしまいました。

 

この本はアドラー心理学について述べています。

アドラー心理学は、実践できたら素晴らしい。

ただし、希望が持てるというよりも、自分と向き合わなければならないという点で厳しい内容です。

 

「他者の束縛」から自由になることではなかった

 

初めて読んだときには、拒否感を抱いてしまったほどでした。

でも、読むほどに心に響いてくる。

「嫌われる勇気」のポイントは、こうです。

嫌われる勇気

 

  1. 人生のタスク(=人間関係)
  2. 目的論(トラウマではない)
  3. 自己受容
  4. 課題の分離
  5. 他者信頼
  6. 他者貢献
  7. 共同体感覚
  8. 承認欲求ではなく貢献感→見返りを捨てる

 

「嫌われる勇気」by 岸見 一郎,古賀 史健

Contents

1.人生のタスクと向き合う

人生のタスクとは、人間関係のこと

人生のタスクとは

社会的な存在として生きるときに、直面せざるを得ない対人関係のこと

 

つまりは、人間関係と向き合うことを、「人生のタスク」と言っているのです。

自分は、相手に何を与えられるか

自分の足で立ち、自分の足で対人関係のタスクに踏み出さなければならない。「この人はわたしになにを与えてくれるのか?」ではなく、「わたしはこの人になにを与えられるか?」 を考えなければならない。それが共同体へのコミットです。

 

タスクという言葉通り、「何を与えてもらうか?」ではなく、自分は他者に「何を与えられるか?」を考えることです。

「コミット」という言葉がよく使われますが、人間関係では、「何を与えられるか」が、自分へのコミットになるということですね。

向かい合うべき3つの「人生のタスク」とは

  1. 仕事
  2. 家庭
  3. 友人

 

向かい合うべき「人間関係」とは、仕事・家庭・友人。

この3つが「人生のタスク」の内容です。

仕事がイヤなのではなく、「わたし」の尊厳を傷つけられるのがイヤなのだ

仕事そのものが嫌になったのではありません。仕事を通じて他者から批判され、叱責されること、お前には能力がないのだ、この仕事に向いていないのだと無能の烙印を押されること、かけがえのない「わたし」の尊厳を傷つけられることが嫌なのです。

 

仕事が嫌いな理由

  • 他者から批判される
  • 叱責される
  • お前には能力がない、と言われる
  • この仕事に向いてないと、無能の烙印を押される
  • かけがえのない「わたし」の尊厳を傷つけられる

 

だから、仕事から逃げてしまう。

実は、仕事が嫌いなわけではないのではないか?

誰もが思い当たることではないでしょうか。

会社を辞める理由のほとんどが、人間関係の悩みだというのも納得です。

仕事と向き合うためには、人間関係と向き合わざるを得ないのですね。

10年後働きたくないあなたへ。それでも10年後の生き方を、自分で考えねばならない【やりたいことを見つける】書いて整理する方法

 

「わたし」の尊厳を傷つけられたくない。

これは、仕事・家庭・友人のすべての局面で言えることだと思います。

ただし!

たとえ尊厳を傷つけられて嫌な思いをしても、やはり逃げてはいけないと言われています。

尊厳を傷つけられたとしても、逃げてはいけない

逃げてはならない、ということです。どれほど困難に思える関係であっても、向き合うことを回避し、先延ばしにしてはいけません。たとえ最終的にハサミで断ち切ることになったとしても、まずは向かい合う。いちばんいけないのは、「このまま」の状態で立ち止まることです。

 

勇気を出して「人生のタスク」に踏み出す。

 

自分の尊厳が傷つけられても逃げちゃいけないなんて、イヤだ

 

難しいですよね。

人間関係は幸せを与えてくれるけれども、やはり傷つくことも多いもの。

 

ただし。

 

「傷つく」とは、トラウマという意味ではなく、あくまでも自分の目的が先にあるのだと言われています。

アドラー心理学は、どこまでいっても「目的論」です。

2.目的論

トラウマではなく、「目的」に向かって動いている

人は過去の原因に突き動かされるのではなく、自らの定めた目的に向かって動いているのです。

 

  • 「どうしても許せない」という気持ちは、対人関係を回避するための「言い訳」
  • 「相手の欠点が気になる」というのは「人生の嘘」

 

たとえば、同じことをされても、Aさんにはムカつくけど、Bさんには笑えるということがありますよね。

だから、その欠点自体が嫌いなのではなく、Aさんを嫌いになること自体に目的があるということです。

自分の欠点ばかりを見るのは、自分を嫌いになりたいから

短所ばかりが目についてしまうのは、あなたが「自分を好きにならないでおこう」と、決心しているから です。自分を好きにならないという目的を達成するために、長所を見ないで短所だけに注目している。

 

なぜ、「自分を好きにならないでおこう」と決心したのか?

それは、他者から嫌われ、対人関係のなかで傷つくことを怖れているから。

 

つまり、自分で固く決心しているのです。

 

他者から嫌われる前に、自分で自分を嫌いになろう、と。

経験に意味を与えているのは、自分である

われわれは過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって、自らの生を決定している。人生とは誰かに与えられるものではなく、自ら選択するものであり、自分がどう生きるかを選ぶのは自分なのです。

 

すべては、自分で選んでいる。

「どんな意味があるのだろう?」ではなく。

「自分は、どんな意味を与えたいのだろう?」と考えること。

「○○だから○○できない」というのは劣等感ではなく、立派な言い訳なのです。

健全な劣等感は、理想の自分との比較から生まれる

健全な劣等感とは、他者との比較のなかで生まれるのではなく、「理想の自分」との比較から生まれるものです。

 

すべては、他者と比べることに問題がある

自分で自分の目的に気づくこと。

自分で、「いまのライフスタイルをやめる」という決心をもつこと。

そして、他者との比較ではなく、昨日の自分と今日の自分とを比較する。

それができたら、他者との競争からおりることができるし、変わることができるようです。

 

そのためには、今の自分を受け入れることですよね。

「自己受容」です。

3.自己受容

自己肯定と自己受容との違い

自己肯定とは
できもしないのに「わたしはできる」「わたしは強い」と、自らに暗示をかけること

 

自己受容とは
「できない自分」をありのままに受け入れ、できるようになるために前に進んでいくこと

 

人生のタスク(=人間関係)と向き合うためには、まずは自分を愛することなんだ

 

まず自分→次に他者

 

常に、この順番が大事。

 

7つの習慣で言われていることも、まずは自立→次に相互依存です。

この順番を無視すると、「自己犠牲」になってしまうからです。

7つの習慣7つの習慣【自立と相互依存】一流の人が読んでいる、人格形成のための必読書

 

自己受容は、やはりポイントですね。

最近のハーバード大学やスタンフォード大学の研究結果でも、「自己受容」が大切なことが判明しています。

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「自己肯定」は、苦しくなる可能性もある

「自己肯定」だと、やり方を間違えると、かえって逆効果になることもあります。

「できないのにできる」と思い込もうとしてしまうからです。

 

「できないのに、できる」のではなく、「できないものは、できない」

 

できないことを認める

それが「自己受容」。

 

そのためには、課題の分離が大事だと言われています。

4.課題の分離

「自分のことを好きになるべき」というのは見返り的な発想

課題を分離するのです。あなたのことをよく思わない人がいても、それはあなたの課題ではない。そしてまた、「自分のことを好きになるべきだ」「これだけ尽くしているのだから、好きにならないのはおかしい」と考えるのも、相手の課題に介入した見返り的な発想です。

 

人間関係の苦しみは、「見返り」を求めてしまうことから生じるのかもしれません。

 

  • 「これだけやったのに……」と思うのは、自分の課題
  • 受け取るか受け取らないかは、相手の課題

 

課題を分離し、自分自身が乗り越えるべき課題を浮き彫りにすることです。

自分が解決すべきものは自分の課題であって、他人の課題ではないのです。

 

  • 「こんなに尽くしているのに……」と思うのは、自分の課題

  • 相手が自分を好きになるかどうかは、相手の課題。

 

相手の課題は、こちらが介入できることではありません。

「見返りを求める」という発想を捨てることが、課題の分離です。

理不尽な態度をとられても、すり寄る必要はない

上司がどれだけ理不尽な怒りをぶつけてこようと、それは「わたし」の課題ではない。理不尽なる感情は、上司自身が始末するべき課題である。すり寄る必要もないし、自分を曲げてまで頭を下げる必要はない。

 

理不尽な態度をとられても気にしないという点は、心が軽くなりますね。

 

相手がヒドい態度をとってきたとき

  • すり寄る必要はない
  • 自分を曲げる必要はない
  • 頭を下げる必要はない

 

どんなにイヤなことをされても、スルーする。

 

それが、「課題の分離」。

自分の人生に嘘をつかない = 自分の課題に立ち向かう

わたしのなすべきことは、自らの人生に嘘をつくことなく、自らの課題に立ち向かうことなのだ――。

 

やるべきことは2つ

  • 自分に嘘をつかず、自己受容する
  • 自分の課題に立ち向かう

 

自己受容をして、課題の分離をしたら……

「他者信頼」ができるようになるようです。

5.他者信頼

深い関係に踏み込む勇気をもつと、対人関係の喜びは増す

浅い関係であれば、破綻したときの痛みは小さい。しかしその関係から生まれる日々の喜びもまた、小さいはずです。「他者信頼」によってもっと深い関係に踏み込む勇気を持ちえてこそ、対人関係の喜びは増し、人生の喜びも増えていくのです。

 

自己受容をして、課題の分離をしたらどうなるのかというと……

 

他者信頼ができるようになる

 

自分を受け入れ、「相手の課題は相手のもの」と思えるようになれば、自然と他者を信頼することができるようになるようです。

そして、他者を信頼できるから、他者が「敵」ではなく「味方」になる

 

相手が「味方」なら……

自然と、「貢献しよう」という気持ちになりますね。

 

自己受容をして、課題の分離をしたら、他者貢献ができるようになるんだ?

6.他者貢献

他者に働きかける、それが他者貢献

仲間である他者に対して、なんらかの働きかけをしていくこと。貢献しようとすること。それが「他者貢献」です。

 

  • 誰にやる? → 仲間である他者に対して
  • 何をやる? → なんらかの働きかけ

 

他者貢献とは、仲間に貢献すること。

ここが大事ですね。

誰でもいいわけじゃない。

そして、相手は、「敵」ではない。

相手が仲間なら、「無理をする」ことはなく、自然と貢献したくなるはず。

だから、「自己犠牲」とは違うのでしょう。

 

「犠牲」を感じるなら、自己受容・課題の分離・他者信頼のどこかに、問題が出ている

 

自己受容し、課題を分離し、他者を信頼できるようになっていれば、「自己犠牲」にはならないのです。

 

「自己犠牲」だと感じるなら、他者を「敵」と見なしている可能性があります。

その場合は、そもそもの関係性を見つめてみる必要がありますね。

行動の目的が、「貢献」ではなく、「敵への恐怖心」なのです。

他者貢献すると、自分の価値が実感できる

他者貢献とは、「わたし」を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ「わたし」の価値を実感するためにこそ、なされるものなのです。

 

  • 誰にやる? → 仲間である他者に対して
  • 何をやる? → なんらかの働きかけ
  • 何のためにやる? → 「わたし」の価値を実感するため

 

味方に対して「他者貢献」をするから……

自分がなくなるどころか、自分の価値をどんどん感じられるようになる。

目的は、自分の価値を実感するためです。

 

つまり!

自己犠牲になるのは、「嫌われないこと」が目的になってるからですね。

 

自分の価値を実感することを目的としよう

他者に貢献することによって、自己受容する

他者に貢献するからこそ、「わたしは誰かの役に立っている」と実感し、ありのままの自分を受け入れることができる。

 

  • 誰にやる? → 仲間である他者に対して
  • 何をやる? → なんらかの働きかけ
  • 何のためにやる? → 「わたし」の価値を実感するため
  • 何が実感できる? → 「わたしは誰かの役に立っている」
  • 結果、どうなる? → 自分を受け入れることができる

 

何もせずに、「ありのままの自分を受け入れる」ことは、単なるワガママ・自分勝手ともいえる。

 

けれども。

 

他者に貢献することによる自己受容には、喜びがついてきます。

「役に立っている」と実感できるからです。

 

自己受容をするから、他者貢献ができるようになり、他者貢献をするから、ますます自己受容ができるようになる。

 

自己受容→他者貢献→自己受容

 

好循環が始まっていくということですね。

人間にとっての最大の不幸は、自分を好きになれないこと

人間にとって最大の不幸は、自分を好きになれないことです。この現実に対して、アドラーはきわめてシンプルな回答を用意しました。すなわち、「わたしは共同体にとって有益である」「わたしは誰かの役に立っている」という思いだけが、自らに価値があることを実感させてくれるのだ。

 

  • 誰にやる? → 仲間である他者に対して
  • 何をやる? → なんらかの働きかけ
  • 何のためにやる? → 「わたし」の価値を実感するため
  • 何が実感できる? → 自分は役に立つ、自分は有益である
  • 結果、どうなる? → 自分を受け入れることができる
  • 自分をどう思う? → 自分を好きになる

自分を好きになりたいなら、他者に働きかける

自分を好きになる方法

  • 自分は、共同体にとって有益であると感じること
  • 自分は、誰かの役に立っていると感じること

 

他者に働きかけることなくして、自分を好きになることはできない。

だから、人生のタスクと向き合わねばならないのですね。

人間関係と向き合うとは、苦しいことではなく、自分を好きになるため。

役に立っていると実感できれば、周囲が「味方」になり、「共同体感覚」が育ちます。

7.共同体感覚

共同体感覚とは、仲間がいて、自分の居場所があると感じられること

他者を仲間だとみなし、そこに「自分の居場所がある」と感じられることを、共同体感覚といいます。

 

共同体感覚とは
  • 仲間だとみなしていること
  • 自分の居場所があると感じられること

 

「働きたくない」「会社を辞めたい」と思うのも、自分の居場所を感じられないからではないでしょうか。

10年後働きたくないあなたへ。それでも10年後の生き方を、自分で考えねばならない【やりたいことを見つける】書いて整理する方法

 

そして、居場所がないと感じてしまうのは、他者を「敵」だと思っているからです。

勇気を失うと、仲間だと思えなくなる

どうしてあなたが他者を「敵」だとみなし、「仲間」だと思えないのか。それは、勇気をくじかれたあなたが「人生のタスク」から逃げているせいです。

 

他者を「敵」だと感じてしまうのは、勇気を失ってしまったから。

自分が逃げているから、相手を味方だと思えない。

味方だと思えないから、役に立っているとは思えない。

役に立っていると思えないから、自己受容もできない。

そうすると、自分のことも好きになれなくなる。

すべてが悪循環。

だから、「人生のタスク=人間関係と向き合う勇気」をもとう、というのがアドラー心理学なのです。

 

嫌われる勇気とは

人生のタスク(=仕事・家庭・友人という人間関係)から逃げない。

「自分は相手に何を与えられるか」を考えながら、人と向き合う。

勇気を持てば、周囲が「仲間」に見えてきて、「共同体感覚」が持てるようになる。

 

「嫌われる勇気」とは、「嫌われてもいい」という単純なことではなく、「人間関係から逃げずに向き合う勇気」という意味なのです。

【学びの効果】仲間がいると、視野が広がる

何か新しいことを学ぶときにも、やはり他者からのサポートが必要。

「働く大人のための『学びの教科書』」という本には、学ぶコツとして、次の3点が挙げられています。

  1. 背伸び
  2. 振り返り
  3. 人とのつながり
働く大人のための学びの教科書働く大人のための「学び」の教科書 by 中原淳【人生100年時代のために】まず、大人の学び方を学ばねばならない|振り返りながら進む

 

視野を広げたくて何かを学ぶときにも、やはり、仲間の存在、「共同体感覚」が必要なのです。

8.承認欲求ではなく貢献感

「承認欲求」を目的にすると、他者の評価に左右される

承認欲求からの行動とは
  • ほめてくれるから、頑張る
  • ほめてくれないなら、頑張らない
  • 怒られるから、やらない
  • 怒られないなら、やる

 

承認欲求を行動の原動力にすると、常に他者からの評価で、自分の行動を変えることになります。

つまり、他者の視線・他者の評価に左右されている。

それでは不自由な生き方ですし、他人軸の人生になりますね。

ほめてくれる人がいなければ、やらないのか?

「ほめてくれる人がいなければ、適切な行動をしない」「罰する人がいなければ、不適切な行動もとる」という、誤ったライフスタイルです。ほめてもらいたいという目的が先にあって、ごみを拾う。そして誰からもほめてもらえなければ、憤慨するか、二度とこんなことはするまいと決心する。明らかにおかしな話でしょう。

 

・行動力がない

・行動が長続きしない

・すぐに飽きてしまう

そんな性格に悩んでいる場合、「承認欲求」が目的になってないかと疑ってみるのもいいかもしれません。

 

そして、承認を他者に求めるのではなく、自分で承認してしまいましょう。

「貢献できている」ことさえ、自分で決めればいいのです。

「貢献感」は主観的:自分は役に立っていると自分で決める

もし、ほんとうに貢献感が持てているのなら、他者からの承認はいらなくなります。わざわざ他者から認めてもらうまでもなく、「わたしは誰かの役に立っている」と実感できているのですから。つまり、承認欲求にとらわれている人は、いまだ共同体感覚を持てておらず、自己受容や他者信頼、他者貢献ができていないのです。

 

他者に貢献できているかどうかは、誰が決めるのでしょうか。

 

それは……

 

 

自分

 

 

「感謝されたら」「認めてもらえたら」「評価されたら」貢献できていることになる……というわけではなく。

「自分は役に立っている」と、自分で決めてしまえばいい。

それが「貢献」。

 

貢献感とは

「貢献できているかどうか」ではなく、「貢献できていると自分がじていること」

 

貢献感を持っている人は

  • 他者から認めてもらう必要がない
  • 認めてもらわなくても、役に立っていると感じる

 

承認欲求にとらわれている人は

  • 共同体感覚が持てていない
  • 自己受容ができない
  • 他者信頼ができない
  • 他者貢献ができない

承認欲求を手放すには、「見返り」の発想を捨てること

「見返り」の発想があると、「課題の分離」もできないのでしたよね。

つまり、承認欲求が抑えられなくなるのです。

 

だから、「見返り」を捨てると……

  • 課題の分離ができるようになる
  • 承認欲求が必要なくなる

 

「見返り」を期待するという発想を捨てると、自由になりそうですね。

見返りは、義務感と期待を生む

見返りとは
  • 「何かを与えられたら返さなければならない」→他者への義務感
  • 「これだけ与えたんだから返してくれて当然」→他者への期待

 

「返さなきゃ」という義務感。

「返してよ」という期待。

義務感と期待は、人間関係を破綻させますよね。

 

見返りの発想を捨てれば、自由になることができる!

相手の期待を満たすために行動すると、苦しくなる

仕事の主眼が「他者の期待を満たすこと」になってしまったら、その仕事は相当に苦しいものになるでしょう。

なぜなら、いつも他者の視線を気にして、他者からの評価に怯え、自分が「わたし」であることを抑えているわけですから。

 

仕事が苦しいなら、「他者の期待を満たすこと」が目的になっているのかもしれません。

他者からの承認をもらうために、自分を抑えるようになるからです。

自分が本当に言いたいこと、本当にやりたいことも否定するようになる。

それでは不自由ですね。

承認されなくても気にしない人が、自由な人

【自分の生き方を貫くために】

たとえ組織を飛び出したところでほんとうの自由は得られません。他者の評価を気にかけず、他者から嫌われることを怖れず、承認されないかもしれないというコストを支払わないかぎり、自分の生き方を貫くことはできない。つまり、自由になれないのです。

 

承認欲求をエネルギーにしている限りは、どこにいても不自由さは変わらないわけです。

「自由な生き方がしたい!」と思って、会社を辞めたところで、場所を変えただけであって、結局は同じことになりますよね。

 

自由な生き方をするためには

  1. 他者の評価を気にかけない
  2. 他者から嫌われることを怖がらない
  3. 承認されないというコストを払う

 

この3点を心に留めることが、自分の生き方を貫くことなのです。

 

まとめ

嫌われる勇気

 

ポイントは、他者を「仲間」だと思えるかどうか!
  1. 人生のタスク(=人間関係)
  2. 目的論(トラウマではない)
  3. 自己受容
  4. 課題の分離
  5. 他者信頼
  6. 他者貢献
  7. 共同体感覚
  8. 承認欲求ではなく貢献感→見返りを捨てる

 

貢献とは

  • 誰にやる? → 仲間である他者に対して
  • 何をやる? → なんらかの働きかけ
  • 何のためにやる? → 「わたし」の価値を実感するため
  • 何が実感できる? → 自分は役に立つ、自分は有益である
  • 結果、どうなる? → 自分を受け入れることができる
  • 自分をどう思う? → 自分を好きになる

 

嫌われる勇気を持たないと、他者に貢献することができません。

他者貢献ができなければ、自己受容もできません。

つまり、本当の人生の喜びを味わうことができなくなるのです。

働くことがイヤになるのも、つまりは「嫌われる勇気」がないから、とも言えます。

 

「嫌われる勇気」とは、「嫌われてもいい」という投げやりな姿勢ではない。

自分の選択で、自分の主観で、他者と関わり、他者との関わりのなかで喜びを見出すことです。

さて、勇気を出して、踏み込めるでしょうか。

 

「嫌われる勇気」の続編は、「幸せになる勇気」です。

そこには、やはり「アドラー心理学」は厳しいと書いてありました。

やはり、簡単なことではないですね。

幸せになる勇気「幸せになる勇気」~なぜアドラー心理学は難しいのか?

 

ということで。

 

memo

「嫌われる勇気」とは、仕事・家庭・友人という、人生のタスク(人間関係)と向き合う勇気。

嫌われる勇気を持って、他者に貢献すること。

ただし、貢献できているかどうかは、自分で決める!

自分の主観で、貢献できているとじてしまえばいい。

貢献感をもとう。

 

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