自己肯定感を得られる仕事、先手必勝、相談できる人を見つける。これが、自分に合う仕事選びのコツ。
「最速のリーダー
最小の時間で最大の成果を上げる」by 赤羽雄二
この本を読んで一番感じたことは、「最小の時間で最大の成果を上げたい仕事かどうか?」ということです。
本に書いてある内容は、すでに仕事をしている人に向けたものですが、私としては、仕事選びの段階から、そこを意識することが大事だなと感じました。
今回は、その3つのコツについてまとめます。
自己肯定感を得られる仕事とは?
自己肯定感。
何をするにも、それが一番大事だそうです。
だから、仕事を選ぶときも、何をすれば、自分を肯定する気持ちが大きくなるか?を基準とすること。
そうじゃなければ、苦しいだけですね。
自分を受け入れ、自分を尊重し、自分の価値を感じ、自らの全存在を肯定できる感覚
仕事をとおして、自己肯定感を高めることができるなら、こんなに幸せな働き方はないでしょう。
では、自己肯定感を得られるような仕事とは何か?
それは、次の2つに注目してみるといいそうです。
- 人に感謝され、
- 自分でも頑張ったと言えること
人に感謝される一方で、自分で実感ができなければ、人のために疲弊することになります。
逆に、自分では頑張っているのに、人から感謝されることがなければ、何のためにやっているのかわからなくなるのは当然のこと。
だから、2つのバランスがちゃんととれていることが重要です。
すでに仕事についている人は、今の仕事のなかで、どうすれば自己肯定感が得られるかを考え、自分で工夫してみるといいでしょう。
また、部下のいる人は、部下の自己肯定感も高めてあげられないといけません。
そのためには、何が人をヤル気にさせ、何が人を成長させるのか、よくよく考えてみる必要があります。
「最速のリーダー」とは、自分も自己肯定感が高く、他人の自己肯定感も高めてあげられるリーダーだそうです。
仕事選びで重要なことは、「自己肯定感が得られるかどうか?」ですね。
「先手必勝」こそ仕事における重大事
「先手必勝」と念仏のように唱え、一番難しい仕事に目をつぶって飛び込んでみるしかありません。何回かやっていると、だんだんと習い性になっていきます。
「先手必勝」とは、あらゆる成功したビジネスパーソンが言う言葉です。
「遠慮」は悪。「ためらい」は悪。
そう思って、何ごとも先手で挑んでいく。
それこそが、自分を一番、成長させるポイントのようです。
自分の成長をはばむ大きな要因は、「自分はまだ勉強中だから……」という言葉。
「上司がなんだ、自分が全部やる。横で見ていてくれ!」という気概を持つことが、先手必勝を加速させるのだそう。
まだまだ未熟だし……
まだまだ勉強が足りないし……
私は、しょっちゅう言ってしまっています。
そうすると、じゃあいつになったらOKなのか?という問題が出てきますよね。
「まだまだ」と言っているかぎり、いつまでたっても動き出せない。動き出さないための言い訳なのかもしれません。
だから、まだまだだけど、とにかく先手必勝だ!と思って、動くしかないようです。
そして、先手必勝をしたことで、どれだけの成果を得られたかを可視化していくと、より効率よく習慣化できるそう。
「先手必勝」を念仏のごとく。
つぶやきながら、やってみようと思いました。
ただ、やみくもに動くのではなく、次のようなことを意識するといいそうです。
- 自分なりのプランを作る
- 自信がない部分は相談する
- 先にアウトプットイメージを作り、周囲の理解を得る
- 少なくとも週1回は、上司に進捗を報告する
- 計画通りに進まないときは、すぐ相談する
- 自分の力を超えたら、すぐ相談する
6つのうち、3つが「相談」で、1つが「報告」、1つが「周囲の理解」。
つまり9割は、他者とのかかわり合いです。自分だけでやることは、たったひとつ。
「先手必勝」とは言っても、結局は、他者の協力を得て、他者に頼るという姿勢が重要なのだということです。
一人だけでやるのではない。そして、一人だけでやらなくていい。
自信のある人とは、そういう人だということでしょう。
もうひとつ大事なのは、やはり、「先手必勝」したいと思える仕事かどうか、ということではないでしょうか。
苦手なことや、ヤル気が起きない自分に挑戦するという姿勢は大事ですが、そもそもが、そうしたいと思える仕事であれば、より早いはず。
仕事選びのコツの2つ目は、「先手必勝したいと思えるかどうか?」です。
何でもすぐ相談できる相手を見つける
何ごとも、一人では成し遂げられない
個人的には、相談できる相手を見つけることが苦手なのですが、その一方で、ちょっとした安心感にもなりました。
一人でやらなくていいのです。
自信がないなら、できる人に相談する。頼る。
自分に欠けている部分は、誰かに補ってもらえばいいのです。
そうすれば、「プレッシャーに負ける」という状況自体が、回避できるのです。
「相談すればいいのだ」という安心感が、自信につながっていきます。
仕事選びでは、「相談できる人がいそうかどうか?」そこも基準の一つに入れるべきですね。
まとめ
自信と自己肯定感があれば、自分が今どういうスキルレベルか冷静に判断し、「ビジョンを実現するには何をどうするのか」「スキルをどう高めていけばいいか」を考え、落ち着いて計画を立て、着実に実行することができます。周囲の助けも得ながら、もっと上を目指すことができます。
とにかく、「自己肯定感」というものを強調されていました。
人に相談するというのも、自己肯定感がなければできないことです。
「人に頼る自分は情けない」と思ってしまうからですね。
だからこそ、仕事選びの段階から、「自己肯定感が得られる仕事」を強く意識したほうがいい。
そして、仕事を始めてからは、「自己肯定感を得るために」どうしたらいいかを考えていく。
自己肯定感の低いリーダーは、人を育てられないそうです。
どんなときにも「自己肯定感」。そこを見つめていこうと思います。
また、仕事のスピードアップ方法としては、次のようなアドバイスが書いてありました。
- 何でもすぐ相談できる相手を何人も見つける
- 受けとった資料は、2~3秒で見て捨てる
- 最初にアウトプットイメージを作成する
- 探しものをゼロにする
自分で悩みすぎず、ムダを省いて最速で仕上げていくことが、自己肯定感を高める、すなわち、「最速のリーダー」の条件です。
そのようなリーダーになりたいかどうか、なりたいと思える仕事を選びたいものです。
ということで。
自己肯定感を得られる仕事
先手必勝がしたいと思える仕事
相談できる人がいる仕事
そうすれば、「最速のリーダー」になれる
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