教えられたとおりにできない。
すぐ迷ってしまう。
いつも失敗してしまう。
でも、落ち込むことはないかもしれない。
マヌケなアリのように、おっちょこちょいのほうが役立つことがある。
正確なマジメアリと、おっちょこちょいのマヌケアリ
科学実験で判明した事実
エサを見つけたアリは、フェロモンを出しながら巣に戻る。
つまり、道しるべを残している。
仲間のアリたちは、地面に残るフェロモンをたどり、エサのありかまでたどり着く。
そのフェロモンを、確実にたどれるかどうかは、性格によるらしい。
- マジメアリ:100%正確に、たどる
- マヌケアリ:途中でなぜか横道にそれて、迷子になってしまう
でも実は、マヌケアリが一定数いるほうが、エサの持ち帰り率が高まる。
なぜならば。
最初にフェロモンを出したアリが、最短ルートを通ったとは限らないから。
道に迷ったマヌケアリが、偶然にも最短ルートを見つける、ということが起こる。
盲目的についていかなくても、いいかもしれない
教わった道を、正確にたどれる。
盲目的に、確実についていく。
それは、ある意味で、創造性を阻害していることにもなる。
失敗から創造が生まれる
ポストイットも、最初は失敗作だったという話は有名。
はがれやすい欠陥商品だった。
だから。
おっちょこちょいな失敗が、新たな創造を生むこともある。
だからこそ。
ひたむきにやってみよう
マヌケアリは、わざと道をそれたわけではない。
本人にとっては、ちゃんとフェロモンをたどっているつもりだった。
決して意図的ではない
無理に、「人とは違う道をいくんだ!」と、息巻くのではなく。
一生懸命やってるのに、うっかり失敗しちゃったときに、創造性は生まれやすい。
意図的にやって大失敗する話は、童話に多い。

まとめ
- 必死で頑張っているんだけど、なぜか迷ってしまう。
- ほかの人みたいに、スマートについていけない。
- 失敗ばかりで情けなく思う。
それでも。
何かを生み出す可能性は、いつでもある。
だから。
失敗も迷いも堂々と。
そうすると、他人の失敗にも寛容になれるかも。