iPadは1972年には構想されていた【アラン・ケイ】未来は予想するものではなく作るもの

アラン・ケイ

AIが進化していくなか、私たちはどう生きればいいか?

10年後の人間は、本当に暇になる。

具体的には2030年くらいから。

 

さてさて、いったい何をどうしたらいい?

 

パソコンの父と呼ばれるアラン・ケイは、次のように語っている。

 

未来を予想する1番の方法は、それを実際に発明してしまえばいい(アラン・ケイ)

 

アラン・ケイ

 

未来は、予想するのではない。

作るもの。

 

「どうなるか?」ではなく、「自分はどうしたいか?」

今、どれだけ考えているか。

パソコンの父と呼ばれる、アラン・ケイ

アラン・ケイとは

アメリカの科学者。

1960年代、コンピュータが業務用だった時代に、「パーソナルコンピュータ」を提唱した人。

「コンピュータ・リテラシー」という言葉も、アラン・ケイが作った。

1972年の論文に、iPadのようなイラストを描いていた

アラン・ケイ

上図は、アラン・ケイが、1972年の論文に描いていたイラスト。

まるでiPadのような形をしている。

iPadが販売されたのは、それから38年後の2010年。

「あったらいいな」を描き、現実になるように行動した

アラン・ケイいわく。

未来を予測して描いたわけではない。

「あったらいいな」を描き、自分で描いたものが実際に生み出されるように、粘り強く動いた

 

つまり。

 

「未来はどうなるか?」という問いよりも。

「未来をどうしたいか?」という問いが大事。

未来は予測するものではなく、自分で作るもの

アンドロイド研究をしている、ある大学教授の話。

「ロボットの未来に可能性はあるか?」と、アラン・ケイに質問したら、怒られたそう。

 

お前はロボットを研究する立場にある人間だろう。

そういう立場にある人間が、そんなことを他人に聞いてどうする。

お前自身は、ロボットというものを人類にとってどういうものにしたいと思っているんだ?

 

要するに。

 

夢や目標は、「叶う」ものではない。

自分で作っていくもの!

未来を予測するのではない。

自分で、創造すること。

目標設定は、絵を描くことと同じ

たとえば、キリンの絵を描こうと決めたら。

「キリンが描けたらいいなぁ」とは考えない。

 

1.まずは頭の中で、キリンを必死に思い出す。

2.こうだっけ・ああだっけと自分の指を動かす。

 

目標設定って、そういうものなんだろう。

いろいろ考えながら、自分の手を動かしていくしかない。

「課題」を設定する力が必要。

アイデアや創造力より、もっと大事なもの

そもそも、解決したい課題がなければ、仕事が成り立たない。

 

「10年後はどうなるんだろう?」ではなくて。

「10年後、自分はどうしたいか?」を考える。

10年後の人間は暇になる

人間は、とっても暇になるらしい。

 

研究者、起業家、思想家など、世界中のキーマン51人に取材したが、ほぼ共通しているのは2030年くらいから人間は暇になるということ

(「動物と機械から離れて」の著者、菅付雅信さんの話)

 

AIの進展によって、人間は、本当に暇になる。

暇な時代、仕事が減っていく時代に、自分はどうしたいか?

 

未来を予想する1番の方法は、それを実際に発明してしまえばいい(アラン・ケイ)

 

未来は、作るもの。

「どうなるか」を考えるよりも、「どうしたいか」「どんな未来を作りたいか」を考えてみよう。

まとめ

  • アラン・ケイは、1972年の論文でiPadのようなイラストを描いた
  • iPadが販売されたのは2010年
  • ロボットを研究するなら、「ロボットを、人類にとってどういうものにしたいか」を考える
  • 未来は予測するものではない
  • 夢・目標は叶うものではない
  • 自分がどうしたいのか
  • どういう未来を作りたいのか

 

ついつい、「これから、どうなるんだろう?」と考えがちだけど。

「自分はどうしたいか?」を、どこまで考えられるか。

それで、自分の未来は変わっていくんでしょうね。

 

ということで。

 

memo

未来は作るもの。

自分が望む未来を、自分で描いて、自分で作っていこう

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です